神様に一年の感謝を伝え、新年の豊作・健康・心願成就をお祈りする初詣。
岡山県には、県内トップの参拝者数を誇る最上稲荷をはじめ、由加神社本宮、蓮台寺など、人気の初詣スポットが数多く存在し、他県からも参拝者が訪れます。
桃太郎のモデルとなった大吉備津彦命をお祀りする吉備津彦神社、吉備津神社、「会陽(えよう)裸祭り」で知られる西大寺(観音院)など、歴史ある寺社が多く点在しています。
本記事では、岡山県内で初詣を検討している方に向けて、人気&穴場の初詣スポットを詳しくご紹介します。
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岡山県内の初詣来場者数ランキング
1位 | 最上稲荷 | 約60万人 |
2位 | 由加神社本宮 蓮台寺 |
約35万人 |
3位 | 吉備津彦神社 吉備津神社 |
約5万人 |
4位 | 西大寺(観音院) | 約1万人 |
5位 | 備中国総社宮 | 約8,000人 |
※参拝者数は、各神社仏閣の発表や情報誌などからの推移値となります
初詣で人気!岡山の神社・お寺
最上稲荷|岡山市北区
最上稲荷は日蓮宗の寺院で、正式名は最上稲荷山妙教寺と言います。
西暦752年に僧侶の報恩大師が勅命を受け、龍王山中腹の八畳岩で孝謙天皇の病気平癒を祈願したところ、最上位経王大菩薩が現れ、その尊影を刻みこの地にお祀りしたのが始まりとされています。
孝謙天皇の病気は無事快癒され、後に桓武天皇の病気平癒祈願を行った際にも功徳があったことから、天皇の命により「龍王山神宮寺」が創建されました。
戦国時代には羽柴秀吉の中国進攻によって堂宇が焼失しますが、江戸時代初期に旗本・花房職之が日円聖人を招聘し、「稲荷山妙教寺」として再興しました。
神仏習合の形態を残す全国的にも珍しいお寺で、境内には高さ27.5mもの大鳥居があります。
初詣には例年60万人もの参拝者が訪れる、県内トップの初詣スポットです。
初詣期間中は干支がデザインされた御朱印を枚数限定で授与しています。
元日は除夜の鐘を合図に、午前0時から新年のご祈祷が始まり、「新春開運大祈願祭」が行われます。
ご祈祷は公式HPから事前予約が可能となっており、待ち時間を減らしたい人は予約をおすすめします。
初詣期間 | 1月1日〜15日まで |
参拝者数 | 約60万人(例年) |
主な行事/イベント | 祈祷会(1月1日〜3日) 新春開運大祈願祭(1月1日〜15日) |
駐車場の有無 | あり(身体障害者駐車場、4台) |
注意事項 | 交通規制あり ※周辺の有料駐車場の利用、公共交通機関の利用を推奨 |
最上稲荷
住所:〒701-1331 岡山県岡山市北区高松稲荷712
公式HP:https://inari.ne.jp/
吉備津彦神社|岡山市北区
吉備の中山の麓に鎮座する吉備津彦神社は、桃太郎でお馴染みの鬼退治伝説のモデルになったとされる大吉備津彦命をお祀りする神社です。
境内地は大吉備津彦命の屋敷があった場所と言われており、備前国一宮として歴代領主の崇敬を受けてきました。
戦国時代には焼き討ちに遭い社殿が焼失しますが、江戸時代に入ると、岡山藩主・池田忠雄により本社・拝殿が造営された後、池田綱政が社領300石を寄進して本殿を造営し、社殿が完成しました。
社殿は夏至の日になると正面鳥居から日が差し込み、祭文殿の鏡に当たる造りになっていることから、「朝日の宮」とも称されています。
家内安全・商売繁盛・厄除け・八方除けなどのご利益があり、初詣には例年約5万人の参拝者が訪れます。
桃太郎にちなんだ授与品が多く桃の形をした「桃守」や「桃神籤(ももみくじ)」が特に人気です。
初詣期間 | 1月1日〜3日 |
参拝者数 | 約5万人(例年) |
主な行事/イベント | 歳旦祭(1月1日) 元始祭(1月3日) とんど祭(1月14日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 周辺道路は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用を推奨 |
吉備津彦神社
住所:〒701-1211 岡山県岡山市北区一宮1043
公式HP:https://www.kibitsuhiko.or.jp/
吉備津神社|岡山市北区
吉備津神社は、大吉備津神社と同じく大吉備津彦命を御祭神としてお祀りする神社です。
創建は明らかになっていませんが、927年に編纂された『延喜式』にも社名が記されており、朝廷からの篤い崇敬を受けてきました。
国宝に指定されている本殿・拝殿は、室町幕府3代将軍・足利義満が後光厳天皇の命を受けて明徳元年(1390年)に造営したもので、その大きさは、出雲大社本殿、八坂神社本殿にも匹敵します。
その他、境内の3棟の建造物と木造獅子狛犬 1対が国の重要文化財に指定されています。
本殿と本宮社の間を繋いでいる全長398mの美しい回廊は、地形に沿ってなだらかな傾斜があり、一見の価値があります。
境内の御竈殿には、大吉備津彦命が退治した鬼の首が埋められているという言い伝えがあり、御釜の鳴り具合によって吉凶禍福を占う「鳴釜神事」という神事が行われています。
お正月は境内に屋台が立ち並び、地元の人々で賑わいます。
大晦日には一般の参拝者も除夜の鐘をつくことができ、1月3日には鬼退治に由来する「矢立の神事」が行われます。
初詣期間 | 1月1日〜3日 |
参拝者数 | 約5万人(例年) |
主な行事/イベント | 歳旦祭/初釜神事(1月1日) 矢立の神事(1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 |
|
吉備津神社
住所:〒701-1341 岡山県岡山市北区吉備津931
公式HP:https://www.kibitujinja.com/
岡山神社|岡山市北区
岡山神社は平安時代に創建された神社で、現在の岡山城本丸の地に「坂下(さかおり)の社」と称し祀られていたそうです。
岡山城築城の際、宇喜多直家によって現在の地に遷座され、城内鎮守として歴代城主の崇敬を受けてきました。
吉備津彦命の姉である倭迹迹日百襲姫命(やまとととびももそひめのみこと)を御祭神としてお祭りしており、延命長寿・商売繁盛・社運隆昌・交通安全・縁結びなどのご利益があります。
お正月は地元の参拝者で賑わい、毎年1月の第2月曜日には一年の家内安全と火事除けを願う「お綱まつり」が行われます。
初詣期間 | 1月1日〜5日 |
参拝者数 | – |
主な行事/イベント | 歳旦祭(1月1日) お綱まつり(毎年1月の第2月曜日) |
駐車場の有無 | あり(30台、無料) |
注意事項 | 三が日は駐車場が混雑するため、周辺の有料駐車場をご利用ください |
岡山神社
住所:〒700-0813 岡山県岡山市北区石関町2-33
公式HP:https://www.okayama-jinjya.or.jp/
西大寺(観音院)|岡山市東区
吉井川畔に鎮座する西大寺観音院は、751年(天平勝宝3年)に創建された高野山真言宗別格本山の寺院です。
観音菩薩の篤い信仰者だった周防国(山口県)の玖珂庄の藤原皆足姫(ふじわらのみなたるひめ)が、千手観音を安置し草庵を建立したのが始まりと伝えられています。
毎年2月に開催される「会陽(えよう)裸祭り」は、日本三大奇祭の一つに数えられており、裸にまわしをしめた男衆が2本の宝木(しんぎ)を奪い合い、宝木を持って仁王門の外に出た人がその年の福男となります。
境内の建物の多くが国の有形文化財に指定されており、国宝に指定されている朝鮮鐘は、大晦日に一般の参拝者もつくことができます。
お正月は地元の参拝者で賑わい、三が日の間は秘仏の金毘羅大権現がご開帳されます。
また、元日の深夜0時から先着108名には一陽来福守が授与され、うどんの接待が受けられます。
初詣期間 | 1月1日〜3日 |
参拝者数 | 約1万人(例年) |
主な行事/イベント | 初詣開運初護摩供(1月1日〜3日) 秘仏金毘羅大権現ご開帳(14日迄) 新春特別拝観(国重文の朝鮮鐘を衝けます) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 三が日は駐車場が混雑するため、公共交通機関の利用を推奨 |
西大寺(観音院)
住所:〒704-8116 岡山市東区西大寺中3-8-8
公式HP:https://www.saidaiji.jp/
由加神社本宮|倉敷市
由加神社本宮は、全国に52の分社がある由加神社の総本宮です。
この地では古くから磐座信仰が行われており、733年(天平5年)に行基菩薩が十一面観音を祀ったのが始まりとされています。
神社仏閣が一体となった神仏習合の霊山として、天皇をはじめ歴代領主の崇敬を受けてきました。
厄除けの総本山としても知られており、お正月は元日から多くの参拝者が厄除け祈願に訪れます。
江戸時代には「ゆがさん・こんぴらさん両参り」と言われ、金刀比羅宮(香川県)との両参りが盛んに行われました。
現在もその風習は残り、両宮のご利益を授かろうと全国から参拝者が訪れます。
社殿の下には「縁結びの獅子」と呼ばれる二頭の獅子があり、男性は女獅子に、女性は男獅子にお参りし、獅子の鼻に両指を入れて祈願すると良縁が得られると言われています。
境内には「銭洗い弁財天」をお祀りしており、ご神水で金銭を洗い清めると、洗銭が何倍にもなって返ってくると言われています。
初詣には他県からも参拝者が訪れ、三が日は特にご祈祷を待つ人で混雑するため時間に余裕を持って参拝しましょう。
門前町では由加山名物の「あんころ餅」を購入することができます。
初詣期間 | 1月中 |
参拝者数 | 約35万人(例年) |
主な行事/イベント | 歳旦祭(1月1日) 元始祭(1月3日) 新年厄除祈願祭(1月中) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 駐車場の混雑が予想されるので、時間に余裕を持って向かいましょう |
由加山由加神社本宮
住所:〒711-0901 岡山県倉敷市児島由加2852番地
公式HP:https://yugasan.or.jp/
蓮台寺|倉敷市
蓮台寺は、天平10年(738年)に創建された真言宗御室派の寺院です。
行基が十一面観音菩薩と瑜伽大権現をこの地に祀ったのが始まりとされており、神仏習合明治初年の神仏分離によって境内が分けられ、由加神社本宮に瑜伽大権現をお祀りするようになりました。
客殿は県の重要文化財に指定されており、円山応挙の絶筆「竹鶏の図」などの襖絵が多数拝観できます。
由加神社本宮と同じく厄除けのご利益が有名で、初詣には例年35万人の参拝者が厄除け祈願に訪れます。
初詣期間 | 1月1日〜 |
参拝者数 | 約35万人(例年) |
主な行事/イベント | 新春特別大祈祷会(1月1日〜成人の日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 混雑が予想されるため、時間に余裕をもって参拝しましょう |
由加山蓮台寺
住所:〒711-0901 岡山県倉敷市児島由加2855
公式HP:https://yugasan.jp/
備中国総社宮|総社市
備中国総社宮は、平安時代末期に国府の近くに創建された神社で、市名の由来でもあります。
備中国中すべての神社を参拝する手間を省くため、国中の神社を勧請しお祀りしたのが始まりとされています。
室町時代には細川家、毛利家の崇敬を受け、古くからこの地の鎮守として信仰を集めてきました。
境内には324社が合祀されており、厄除けや学業・合格祈願や安産祈願・金井安産など、さまざまなご利益を授かることができます。
お正月は地元の人々で賑わい、元日から6日までは福引が開催されます。
境内には古式の三島式庭園があり、長い回廊は一見の価値があります。
初詣期間 | 1月1日〜3日 |
参拝者数 | 約8,000人(例年) |
主な行事/イベント | 福引(1月1日〜6日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 特になし |
備中国総社宮
住所:〒719-1126 岡山県総社市総社2-18-1
公式HP:https://www.soja-soja.jp/
玉比咩神社|玉野市
臥龍山の東麓に鎮座する玉比咩神社は、「立石」と呼ばれる巨石を御神体としてお祀りする神社で、磐座信仰の形跡が残るパワースポットとして知られています。
立石の後方には拝殿と本殿があり、本殿では浦島太郎でお馴染みの浦島伝説に登場する乙姫のモデルとなった、豊玉姫命をお祀りしています。
立石は高さ10.6m、周囲の長さは29.4mにもなり、直接手で触れることもできます。
境内は終日参拝可能となっており、お正月は地元の人々で賑わいます。
新造船の進水式で実際に使用された「支え綱」で作られたお守り「支綱(しこう)」を授与しています。
初詣期間 | 1月1日〜3日 |
参拝者数 | – |
主な行事/イベント | – |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | ペットの同伴は禁止 |
玉比咩神社
住所:〒706-0012 岡山県玉野市玉5-1-17
公式HP:https://tamanokankou.com/spot/331/
お守り・御札の返納に「神社のお焚き上げ」サービス
- 古いお守り・御札を返納しそびれた
- お正月飾り、しめ縄をお焚き上げしたい
という方におすすめなのが、佐賀県の祐徳稲荷神社が行っている「神社のお焚き上げ」サービスです。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、全国からお焚き上げを受け付けており、公式サイトから「お焚き上げキット」を購入し、お焚き上げしたいものを送るだけ。
最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしていただけます。
お焚き上げの申し込み手順は以下の通り。
- 公式サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- キットが自宅に届く
- お品を封筒(または箱)に入れて送る
- 神社で供養・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」がメールで届く(郵送も可)
キットの購入にはクレジットカード、Amazon Payなどオンライン決済が利用できるほか、送料も全て神社が負担してくれるので、自宅から簡単にお焚き上げを依頼できます。
「お焚き上げキット」は物の種類・サイズに応じて様々なタイプがあり、A5サイズ以下の小さめの物であれば「レタータイプ」のキットで1,980円税込〜依頼可能です。
御札やしめ縄、破魔矢など長いお品には、「ロングタイプ」のキット(3,980円税込〜)がおすすめ。
神棚・正月飾り・人形・ダルマなど、大きいお品ををまとめてお焚き上げしたい場合には、「ボックスタイプ」のキット(7,480円税込〜)がおすすめです。
いずれのキットも個数制限は無く、規定サイズ内であれば何点でもお焚き上げしていただけるので、遺品など他にもお焚き上げしたいものがある方は一緒に箱に詰めて送りましょう。
多くの寺社では不燃物は受け付けておらず、事前に分別した上で持ち込む必要がありますが、「神社のお焚き上げ」サービスでは、プラスチック・金属・陶器など不燃物も送ることができるので、分別の手間がないのも嬉しいポイントです。
お焚き上げしたい物がある方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
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