縁起物の置物の処分方法|ゴミに出すのはNG?種類・素材別に正しい捨て方を解説

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だるまや招き猫、七福神や干支の置物など、家に飾ってきた「縁起物」。役目を終えて手放したいと思っても、福を招いてくれたものだけに、ゴミとして捨ててよいものか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、感謝の気持ちを込めて丁寧に扱えば、縁起物の置物をご自宅で処分しても差し支えありません。バチが当たるようなこともありません。

本記事では、縁起物の置物を手放すタイミングから、種類別・素材別の処分方法、ご自宅でお清めをして捨てる手順、処分前に確認しておきたいポイントまで詳しく解説します。

執筆・監修
神社のお焚き上げ編集部
郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」(提携神社:祐徳稲荷神社)の運営を通じて得た知見と現地確認・独自調査を元に、企画・執筆・編集を行っています。

この記事の結論
✓縁起物の置物は白い紙と塩で清めれば、家庭ゴミとして処分してOK。バチは当たりません
✓寺社で授かっただるま・熊手などは授かった寺社への返納・どんど焼きが最も丁寧
✓陶器・金属・ガラスは素材ごとに自治体のルールで分別。大型の置物は粗大ゴミの扱いに注意
  1. 縁起物の置物はゴミとして捨てても大丈夫?
    1. 神社お寺で授かったものは「お焚き上げ」しましょう
  2. 【種類別】縁起物の置物の処分方法
    1. 寺社や縁日で授かったものは「返納」または「どんど焼き」へ
    2. 動物、干支の置物は自宅で処分してOK
    3. 稲荷狐・狛犬は寺社に相談を
  3. 縁起物の置物の処分方法4つ【比較表】
    1. 神社・お寺に返納(お焚き上げ)
    2. どんど焼き・左義長に持ち込む
    3. 家庭ゴミとして処分
    4. 譲渡・売却(リサイクル・フリマ・寄付)
  4. 塩で清めて捨てる方法(ゴミに出す場合)
  5. 縁起物の置物を処分するタイミング
    1. 願掛けの縁起物は「叶ったとき」を目安に
  6. 【素材別】縁起物の置物の分別方法
    1. 陶器・磁器(招き猫・干支・七福神など)
    2. 木製(だるま・木彫りの像・熊手など)
    3. ガラス・クリスタル
    4. 金属製(真鍮・鉄・アルミなど)
    5. 布・張り子・紙製(だるま・ぬいぐるみ型の縁起物など)
    6. 大型・重量物(大黒様・恵比寿様・信楽たぬき・石像など)
  7. 縁起物の置物を処分する前に確認したいこと
    1. 家族・贈り主に一言確認する
    2. 骨董・作家物の価値がないか調べる
  8. 縁起物の置物の処分に関するよくある質問
    1. 人からもらった縁起物を捨てるのは失礼ですか?
    2. 処分時期を過ぎてしまった縁起物はどうすればいいですか?
    3. 割れた・欠けた縁起物は不吉ですか?すぐ捨てるべきですか?
    4. 神社・お寺で受け付けてもらえない置物はどうすればいいですか?
    5. 外国製やキャラクターの縁起物も供養できますか?
    6. だるまの目を入れていないのですが、そのまま処分してもいいですか?

縁起物の置物はゴミとして捨てても大丈夫?

縁起物 置物 処分 捨て方

縁起物の置物は、感謝の気持ちを込めて手順を踏めば、ご自宅でゴミとして処分しても差し支えありません。

だるまや招き猫、七福神などの縁起物は、その多くが福を招く「縁起を担ぐ」ための飾りであり、神様そのものをお祀りしているわけではありません。
そのため、ゴミとして処分することを禁じるような宗教上の決まりはなく、罰が下るといった考え方もありません。

「縁起物を捨てるとバチが当たる」と言われるのは、神様からの罰ではなく、福を招いてくれたものを粗末に扱ってしまったという後ろめたさが言葉になったものと考えられます。

日本では古くから、道具や品物にも心が宿るという感覚が大切にされてきました。
願いを託してきた置物であればなおさら、無造作に捨てることに抵抗を覚えるのは自然なことです。

だからこそ大切なのは、形式そのものよりも、これまで家を見守ってくれたことへの感謝を示すことです。

役目を終えた置物をホコリを被ったまま何年も放置しておくほうが、縁起物にとっては望ましくない状態と言えるでしょう。

 

神社お寺で授かったものは「お焚き上げ」しましょう

一方で、神社やお寺で授かっただるまや熊手、破魔矢のように、神様のご加護が込められたものについては、授かった寺社にお返しするのが本来の形です。

  • 境内に設けられた納札所に返納する
  • どんど焼きに持ち込む

いずれかの方法で、お焚き上げすることをおすすめします。
ご自身の気持ちに合った方法を選ぶことが、何よりの供養になります。

※全国の神社を包括する宗教法人「神社本庁(および各地方の神社庁)」としては、縁起物をご自宅で塩等を使ってお清めし、ゴミとして自主処分することを「公式に推奨・認定」しているわけではありません。

 

【種類別】縁起物の置物の処分方法

縁起物の置物は種類によって、寺社で授かったものかどうか、素材が何か、手放す目安がいつかが異なります。
縁起物ごとに、おすすめの処分方法・タイミング・注意点を表にまとめました。

種類 おすすめの処分方法 タイミング・注意点
だるま 授かった寺社へ返納
だるま供養・どんど焼き
両目を入れたとき/1年後
張り子製なら可燃ごみでも可。目を入れていなくても供養できる
招き猫 家庭ゴミとして処分
または寺社で供養
願いが叶ったとき/破損時
陶器製が多いため「キケン」と表記して出す
七福神
大黒様・恵比寿様
神社・お寺で供養
お焚き上げ
買い替え時/遺品整理
お顔のある像はごみに抵抗を感じやすい。大型は粗大ごみの可能性
干支の置物 家庭ゴミとして処分
どんど焼き
その年が終わる年末〜正月
陶器・木製・布製で分別が変わる
熊手(酉の市) 授かった神社へ返納
どんど焼き
翌年の酉の市で替えるとき
小判や宝船などの飾りは外して分別
ふくろう・カエル
たぬき・鯛など
家庭ゴミとして処分
美品なら譲渡・売却
破損時/模様替え・引越し
語呂合わせの縁起物で信仰性は薄く、ごみで問題なし
稲荷狐・狛犬 神社・お寺で供養
お焚き上げ
神棚撤去・仏壇じまいのとき
神仏をお祀りした道具のため家庭ごみは避けたい

七福神や大黒様・恵比寿様の像は、神様のお姿を模したものです。

宗教上はゴミとして処分できないわけではありませんが、実際にはお顔のあるものを捨てることに抵抗を感じる方が多く、寺社での供養やお焚き上げを選ぶ方が多い縁起物です。

木彫りの大きな像など、長辺が30〜50cmを超えるものは、多くの自治体で粗大ゴミ扱いとなるため、素材と大きさの両面で注意が必要です。

 

寺社や縁日で授かったものは「返納」または「どんど焼き」へ

だるまや熊手は、寺社や縁日で「授かる」ものです。
神様のご加護が込められていると考えられているため、授かった寺社の納札所にお返しするか、どんど焼きに持ち込むのが最も丁寧な手放し方です。

とくにだるまは、群馬県の少林山達磨寺をはじめ、各地で「だるま供養」「だるま納め」が行われており、正月の行事として持ち込むことができます。

 

動物、干支の置物は自宅で処分してOK

一方、招き猫や干支の置物、ふくろう・カエルといった動物の縁起物は、多くが雑貨店やお土産物屋で購入する「縁起を担いだ飾り」です。

神様のご加護そのものではないため、家庭ゴミとして処分しても問題ありません。

干支の置物の処分方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

 

稲荷狐・狛犬は寺社に相談を

神棚や仏壇に置いていた稲荷狐・狛犬は、「縁起物」というより神仏をお祀りするための道具です。

これらは宗教・宗派によって考え方が異なるため、神棚や仏壇本体の処分と合わせて、神社・お寺に相談するのが基本です。

相談できる寺社がない場合は、稲荷狐・狛犬のお焚き上げを郵送で依頼できる「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。

 

縁起物の置物の処分方法4つ【比較表】

縁起物の置物を手放す方法は、大きく分けて次の4つです。費用や手間、向いている人を表にまとめました。

方法 手軽さ 費用 こんな方におすすめ
神社・お寺に返納 △ 事前確認が必要 お気持ち〜数千円 近くに受付寺社がある方/だるま・七福神など神仏に関わる置物
どんど焼き △ 1月のみ 無料〜数百円 正月時期に手放したい方/紙・木製の縁起物
家庭ごみ ◎ 最も手軽 無料 費用をかけず、気持ちの区切りをつけたい方
譲渡・売却 △ 手間がかかる 無料〜収入 未使用・美品/作家物や骨董価値のあるもの

迷った場合は、次の判断基準を参考にしてください。

・寺社で授かっただるま・熊手 → 授かった寺社へ返納/1月ならどんど焼き
・購入した招き猫・干支・動物の置物 → 家庭ごみ
・七福神など神仏のお姿を模したもの、大型・大量 → 神社・お寺で供養
・未使用・美品・作家物 → 譲渡・売却

 

神社・お寺に返納(お焚き上げ)

神社・お寺に持ち込んで供養してもらう方法は、最も丁寧な手放し方です。

多くの神社・お寺には古いお守りや御札をお返しする「納札所(古神札納め所)」があり、だるまや熊手など、その寺社で授かった縁起物であれば受け付けてもらえます。

一方、招き猫や七福神などの置物は「自社で授与したもの以外は不可」「陶器・金属は不可」としている寺社が少なくありません。

人形供養やお焚き上げ供養を行っている寺社であれば置物も受け付けていることが多いので、持ち込む前に電話や公式サイトで確認しましょう。

費用は「お気持ち」とされることが多いですが、サイズや数によって数千円程度の供養料が定められている場合もあります。

 

どんど焼き・左義長に持ち込む

どんど焼き・左義長に持ち込む方法は、1月15日前後の小正月に、神社や河川敷などで正月飾りや古い縁起物をお焚き上げする伝統行事を利用するものです。
地域によって「左義長」「どんと祭」「鬼火焚き」などと呼ばれます。

無料で受け付けている会場が多い一方、燃やす行事であるため陶器・ガラス・金属製の置物は対象外とされることがほとんどです。
紙製のだるまや木製の飾りが中心と考えておきましょう。

年に一度しかないため、時期を逃した場合は他の方法を検討します。

 

家庭ゴミとして処分

家庭ゴミとして処分する方法は、費用がかからず、いつでも手放せる最も手軽な方法です。

白い紙と塩で清めるという簡単な所作を挟むことで、「ただ捨てる」のではなく感謝を伝えて手放すことができます。具体的な手順は次の章で解説します。

 

譲渡・売却(リサイクル・フリマ・寄付)

リサイクル・フリマ・寄付で譲る方法は、置物を「ゴミにしない」選択肢です。

未使用の招き猫や、作家物・有名窯元の陶器、古い木彫りの像などは、リサイクルショップや骨董店、フリマアプリで引き取り手が見つかることがあります。

写真撮影や梱包・発送の手間はかかりますが、次に大切にしてくれる人に渡るという意味で、気持ちよく手放しやすい方法です。

なお、縁起物は「福を人に譲る」ことを気にする方もいますが、ご自身が納得できていれば問題ありません。

なお、遺品整理や実家の片付けで置物が大量にある場合は、不用品回収業者や遺品整理業者にまとめて依頼する方法もあります。

供養まで含めて対応してくれる業者もありますので、他の不用品と一緒に手放したい場合の選択肢として覚えておくとよいでしょう。

 

塩で清めて捨てる方法(ゴミに出す場合)

寺社に持ち込むのが難しい場合や、購入した置物を手放す場合は、ご自宅でお清めをしてから処分することができます。

用意するのは「白い紙」と「粗塩」の2つだけです。白い紙は半紙が理想ですが、なければ白い便箋やコピー用紙、置物が大きい場合は白い布や新聞紙の上に半紙を重ねても構いません。

塩も粗塩が望ましいものの、ご家庭にある食卓塩で問題ありません。
手順は次の3ステップです。

STEP 1
置物のホコリを拭き、白い紙の上に置く
乾いた布で軽くホコリを拭き取り、机など清潔な平らな場所に広げた白い紙の上に置きます。
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STEP 2
これまでの感謝を伝え、塩をひとつまみ振る
「見守ってくれてありがとうございました」と心の中で伝えながら、ひとつまみ程度の塩を置物に振りかけます。
縁起物 置物 お清め 塩 処分 捨て方 ゴミ
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STEP 3
塩を払い、紙で包んで自治体のルールに従ってゴミに出す
振りかけた塩を軽く払い、白い紙で包みます。素材に応じて可燃・不燃・粗大ゴミに分別し、生ゴミなどとは混ぜず、袋を分けて出すようにしましょう。

この手順は宗教的に定められた作法ではなく、「ただ捨てる」のではなく感謝を込めて区切りをつけるための所作です。

塩には古くから清めの意味があり、白い紙は神様へのお供えや包みに使われてきたことから、この2つを用いるのが一般的になっています。

ゴミに出す際は、他のゴミと袋を分けたり、収集日の朝に出したりするだけでも、気持ちの整理がつきやすくなります。

なお、「自分でお焚き上げをしたい」と庭で燃やすことは避けてください。廃棄物処理法により家庭ゴミの野外焼却は原則禁止されており、近隣トラブルや火災の危険も伴います。

※全国の神社を包括する宗教法人「神社本庁(および各地方の神社庁)」としては、縁起物をご自宅で塩等を使ってお清めし、ゴミとして自主処分することを「公式に推奨・認定」しているわけではありません。

 

縁起物の置物を処分するタイミング

縁起物の置物には、お守りのように「1年で新しいものに替える」という明確な決まりがあるわけではありません。

何年飾り続けても問題はなく、ご自身の気持ちに区切りがついたときが手放すタイミングです。

とはいえ、一般的に手放す機会となりやすいタイミングはいくつかあります。代表的なものを表にまとめました。

タイミング 具体例 処分の目安・ポイント
年末・正月 一年の区切り、どんど焼き 1年飾ったものを感謝して手放す。どんど焼きは1月15日前後に開催
願いが叶ったとき だるま、招き猫 だるまは両目を入れた時点で役目を終える。招き猫も願いが成就したら手放してよい
破損・汚れたとき 欠け、割れ、退色 「不吉」ではなく厄を身代わりに受けてくれたと考え、感謝して手放す
引越し・遺品整理 大量の置物がまとめて出る 家族に一言確認してから。大型・大量なら寺社での供養や業者への依頼も検討

年末年始は、正月飾りと一緒に古い縁起物を手放す方が多い時期です。
1月15日前後に各地で行われる「どんど焼き」では、木製や紙製の縁起物をお焚き上げしてもらえることもあり、区切りをつけやすいタイミングと言えます。

 

願掛けの縁起物は「叶ったとき」を目安に

だるまや招き猫のように「願いをかける」タイプの縁起物は、願いが叶ったときが手放す目安です。

だるまは片目を入れて願いをかけ、成就したらもう片方の目を入れる習わしがあり、両目が揃った時点で役目を終えたと考えられています。

 

【素材別】縁起物の置物の分別方法

置物は素材の種類が多く、同じ招き猫でも陶器製か布製かで分別が変わります。
お住まいの自治体のルールが優先ですが、一般的な目安を素材別に解説します。

陶器・磁器(招き猫・干支・七福神など)

招き猫や干支の置物、七福神の多くは陶器・磁器製です。ほとんどの自治体で不燃ゴミ(燃えないゴミ)の区分になります。

割れた状態で出すと収集作業員がケガをする恐れがあるため、新聞紙などで包み、袋に「キケン」「割れ物」と書いて出しましょう。
自治体によっては「陶器・ガラス類」として別区分になっていることもあります。

木製(だるま・木彫りの像・熊手など)

木彫りの七福神やふくろう、木製の台座などは可燃ゴミとして出せる場合が多いです。
ただし、一定の大きさ(一辺30cm以上など)を超えると粗大ゴミ扱いになる自治体もあります。

熊手は竹・木の本体は可燃ですが、小判や宝船などの飾りにはプラスチックや金属が使われています。
飾りを外して分別するか、燃やせるものだけをどんど焼きに持ち込みましょう。

ガラス・クリスタル

ガラス製の置物やクリスタルのオブジェは不燃ゴミです。
陶器と同様、新聞紙で包んで割れ物と分かるように表記します。

なお、飲料のガラスびんとは異なり、資源ゴミの「びん」には出せません。「ガラス類」「不燃ゴミ」の区分を確認してください。

金属製(真鍮・鉄・アルミなど)

真鍮製の大黒様や鉄製の置物などは、不燃ゴミまたは金属ゴミの区分になります。
自治体によっては「小型金属」として資源回収している場合もあります。

重量のあるものは指定袋に入っても粗大ゴミ扱いになることがあるため、重さの上限も確認しておきましょう。

布・張り子・紙製(だるま・ぬいぐるみ型の縁起物など)

張り子のだるまや、布製の招き猫・干支のぬいぐるみなどは可燃ゴミで問題ありません。

だるまの中には重り(石や砂)が入っているものもあります。
可能であれば底を確認し、取り出せる場合は分別しましょう。取り出せない場合は、そのまま可燃ゴミとして出せる自治体が多いです。

大型・重量物(大黒様・恵比寿様・信楽たぬき・石像など)

玄関に置く大きな信楽焼のたぬきや、大黒様・恵比寿様の大きな像、庭の石像などは、指定袋に入らないため粗大ゴミとして申し込みが必要です。

費用は自治体によりますが、数百円〜千円台が目安です。

石像やコンクリート製のものは、自治体で回収していないケースもあります。
その場合は不用品回収業者や、庭石・石材の処分を扱う業者に相談することになります。

 

縁起物の置物を処分する前に確認したいこと

家族・贈り主に一言確認する

引越しや遺品整理、実家の片付けなどでは、故人やご家族が集めてきた置物がまとめて出てくることがあります。

実家の置物や、ご家族が大切にしてきた縁起物を処分する場合は、事前に一言確認しておきましょう。
「なんとなく飾ってあるだけ」と思っていたものが、実は思い出の品だったというケースは少なくありません。

人からいただいた縁起物についても、贈ってくれた方に返す必要はありませんが、頻繁に家を訪れる方からの贈り物であれば、「役目を終えたので供養しました」と伝えておくと角が立ちません。

骨董・作家物の価値がないか調べる

古い木彫りの七福神や、有名窯元の招き猫、作家のサインが入った陶器などは、思わぬ価値がつくことがあります。

裏面や底に銘や窯印がないかを確認し、気になる場合はリサイクルショップや骨董店で査定を受けてみましょう。

価値があるものを次の持ち主に渡すことは、置物にとっても、福を大切にするという意味でも、良い手放し方の一つです。

 

縁起物の置物の処分に関するよくある質問

人からもらった縁起物を捨てるのは失礼ですか?

失礼にはあたりません。縁起物は「福を招く」という贈り主の気持ちを受け取ることが本質で、置物そのものを永久に飾り続ける義務はありません。

感謝を込めてお清めをしてから処分するか、寺社で供養してもらいましょう。贈ってくれた方に返却する必要はありません。

処分時期を過ぎてしまった縁起物はどうすればいいですか?

問題ありません。縁起物には「いつまでに処分しなければならない」という決まりはなく、何年飾っていてもバチが当たることはありません。

気持ちに区切りがついたタイミングで、寺社の納札所への返納、翌年のどんど焼き、ご自宅でのお清めなど、都合のよい方法で手放してください。

割れた・欠けた縁起物は不吉ですか?すぐ捨てるべきですか?

置物が欠けたり割れたりしたときに「縁起が悪いのでは」と不安になる方もいらっしゃいますが、古くから「身代わりになって厄を受けてくれた」と受け止める考え方があります。
悪いことの前兆ではありませんので、感謝を伝えて手放しましょう。

ケガをしないよう新聞紙などで包み、感謝を伝えてから不燃ゴミに出しましょう。金継ぎなどで直して飾り続けても構いません。

神社・お寺で受け付けてもらえない置物はどうすればいいですか?

陶器や金属製の置物、他所で購入した置物は、納札所やどんど焼きでは受け付けていない寺社が多いです。

家庭ゴミとして処分するのが最も手軽ですが、ゴミとして捨てるのが憚られる場合は、「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。

外国製やキャラクターの縁起物も供養できますか?

海外土産の置物やキャラクターの招き猫なども、「もの供養」「遺品供養」を受け付けている寺社であれば基本的に対応してもらえます。

ただし、素材(プラスチック・金属など)によっては不可の場合もあるため、事前に確認しましょう。信仰性の薄いものであれば、ご自宅でお清めをして処分しても問題ありません。

だるまの目を入れていないのですが、そのまま処分してもいいですか?

構いません。目を入れていないだるまでも、感謝を伝えてから返納・供養・処分することができます。
気になる場合は、手放す前に両目を入れて「役目を終えた」形にしてから納める方もいらっしゃいます。