神様に昨年の感謝の気持ちと、新年の健康・祈願成就をお祈りする初詣。
香川県には、四国随一の参拝者数を誇る金刀比羅宮をはじめ、善通寺、田村神社など、人気の初詣スポットが数多く存在し、他県からも参拝者が訪れます。
「お遍路さん」でも有名な香川県には、四国八十八ヶ所霊場の札所のうち、第66番札所から第88番札所の23ヶ寺があり、弘法大師空海ゆかりの歴史ある寺院が多く点在しています。
本記事では、香川県内で初詣を検討している方に向けて、人気&穴場の初詣スポットを詳しくご紹介します。
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香川県内の初詣来場者数ランキング
1位 | 金刀比羅宮 | 約50万人 |
2位 | 善通寺 | 約30万人 |
3位 | 田村神社 | 約15万人 |
4位 | 一宮寺 | 約10万人 |
5位 | 八栗寺 | 約8万人 |
※参拝者数は、各神社仏閣の発表や情報誌などからの推移値となります
初詣で人気!香川の神社・お寺
金刀比羅宮|仲多度郡琴平町
琴平山(別名:象頭山)の中腹に鎮座する金刀比羅宮は、「こんぴらさん」の愛称で古くから親しまれ、香川の人気観光スポットとしても知られています。
創建は明らかになっていませんが、その歴史は古く、かつては大物主神を御祭神としてお祀りしており、神仏習合により金毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)と称しお祀りするようになりました。
永万元年(1165)には讃岐国にて崩御された崇徳天皇の神霊を迎え、本社相殿にお祀りしています。
琴平山はその昔、海の上にあったことから海上交通の守り神として地元漁師や船員からの信仰を集め、境内の絵馬殿には航海の安全を祈願した絵馬が奉納されています。
初詣期間は四国屈指の参拝者数を誇り、785段の石段を登る参道は大いに賑わいます。
三が日には神楽の奉納や新春大祓などが行われ、特別な正月行事を体験できます。
参道には多くの土産物店や飲食店が並び、名物の「こんぴらうどん」を楽しむのもおすすめです。
車でのアクセスも可能ですが、正月期間中は交通規制が敷かれるため注意が必要です。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約50万人(2023年) |
主な行事/イベント | 開運大祓式(1月1日~1月3日) 特別御朱印授与(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 周辺道路で交通規制あり |
金刀比羅宮
住所:仲多度郡琴平町892-1
公式HP:https://www.konpira.or.jp/
善通寺|善通寺市
善通寺は、弘法大師(空海)の誕生地として知られる四国霊場第七十五番札所で、日本でも屈指の名刹です。
平安時代初頭の807年に、真言宗開祖・空海の父、佐伯田公によって開基されたと伝えられており、高野山(和歌山県)、東寺(京都府)と並んで「弘法大師三大霊場」の一つ数えられています。
広大な境内は、「伽藍」と称される東院、「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれており、国宝に指定されている五重塔をはじめ、歴史的建築物が多数点在し、荘厳な雰囲気を楽しめます。
初詣期間中には「新春護摩供」や「大師堂の特別参拝」が行われ、参拝者には甘酒が振る舞われます。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約30万人(2023年) |
主な行事/イベント | 初護摩祈願(1月1日~1月3日) 甘酒の振る舞い(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 駐車場は早朝・深夜の混雑に注意 |
総本山 善通寺
住所:善通寺市善通寺町3丁目3-1
公式HP:https://www.zentsuji.com/
金倉寺|善通寺市金蔵寺町
金倉寺は天台寺門宗の寺院で、四国霊場第七十六番札所です。
弘法大師が誕生した宝亀5年(774)に、 和気道善(わけのどうぜん)が等身の如意輪観音像を刻んでお祀りしたのが始まりとされ、861年に弘法大師の甥である智証大師・円珍が伽藍を造営しました。
薬師如来を御本尊とし、厄除けや交通安全、開運祈願などのご利益があります。
新年の初詣では「新春護摩祈祷」が行われ、参拝者はその炎に新年の願いを託します。
甘酒や地元特産品を販売する屋台が立ち並び、新春の華やかな雰囲気が境内を彩ります。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約2万人(2023年) |
主な行事/イベント | 大護摩供(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 境内駐車場は混雑の可能性あり |
金倉寺
住所:善通寺市金蔵寺町1160
公式HP:https://www.konpiraji.jp/
八栗寺|高松市牟礼町
八栗寺は、弘法大師(空海)によって創建されたと伝わる四国霊場第八十五番札所です。
五剣山の中腹に鎮座し、山中にある境内は荘厳な雰囲気に包まれています。
寺伝によれば、弘法大師が修行の最中、天から降った五本の剣を山に埋めて鎮護としたことから「五剣山」と名づけられたと伝えられています。
御本尊は聖観音菩薩で、家内安全や厄除け、学業成就などのご利益があります。
八栗寺は古くから山岳修行の場であったことから天狗信仰も盛んであり、本堂後方に鎮座する中将坊堂では、「讃岐三大天狗」の一人に数えられる中将坊をお祀りしています。
新年は元日から三が日までロープウェイが特別運行され、夜明け前から長蛇の列ができるほどの賑わいを見せます。
護摩堂では「護摩焚き」が行われ、炎が焚き上がる中での祈願は圧巻です。
境内からは瀬戸内海や高松市街の美しい景色を望むことができるほか、参道には多くの露店が並び、縁起物や地元の名産品が販売されます。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約8万人(2023年) |
主な行事/イベント | 護摩焚き(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | ロープウェイが混雑する場合あり |
八栗寺
住所:高松市牟礼町牟礼3416
公式HP:http://www.yakuri.ne.jp/
田村神社|高松市一宮町
田村神社は、和銅二年(709)に創建された由緒ある神社で、讃岐国一宮として古くから信仰を集めてきました。
地元では「一宮さん」の愛称で親しまれています。
讃岐は昔から雨が少ない土地であったため、各地に溜池が作られてきましたが、田村神社は香東川の伏流水が多い地域に鎮座していたことから、旱魃や洪水があった際、領主奉行は真っ先に田村神社に祈願したと言います。
香東川の伏流水が流れる淵を御神体としてお祀りしており、奥殿の淵には龍が住むという龍神伝説が残されています。
初詣期間中は多くの参拝者で賑わい、元日には早朝から行列ができるほどの人気ぶりです。
お正月の授与品の中でも新春限定の特別御朱印が特に人気です。
夜間には参道がライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約15万人(2023年) |
主な行事/イベント | 新春大祓式(1月1日) 御神酒の振る舞い(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 周辺道路で交通規制あり |
田村神社
住所:高松市一宮町286
公式HP:https://tamurajinja.com/
一宮寺|高松市一宮町
田村神社と隣接する一宮寺は、四国霊場第八十三番札所で、真言宗御室派の寺院です。
大宝年間(701–704年)に法相宗の僧・義淵によって創建されたと伝えられています。
その後、空海(弘法大師)によって伽藍が整備され、聖観世音菩薩像を安置して真言宗に改宗されました。
御本尊は大日如来で、厄除けや無病息災のご利益があります。
三が日は初詣客の列が境内を囲むように続き、境内では新年の護摩祈祷が行われます。
境内には立派な五重塔や庭園があり散策を楽しむことができるほか、夕方からは境内がライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約10万人(2023年) |
主な行事/イベント | 護摩祈祷(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 境内の混雑に注意 |
一宮寺
住所:高松市一宮町607
公式HP:https://ichinomiya-ji.jp/
石清尾八幡神社|高松市宮脇町
石清尾八幡神社(いわせおはちまんじんじゃ)は、通称「おはちまんさん」「いわせをさん」と呼ばれ、高松総鎮守として古くから信仰を集めてきました。
創建は918年(延喜18年)に遡り、赤塔山(現・石清尾山)に降臨された八幡大神をお祀りしたのが始まりと伝えられています。
初詣期間中は多くの参拝者で賑わい、特に「お火焚き祭」や「新年祈祷会」などの行事が行われる元日は早朝から多くの人が訪れます。
参拝者には甘酒が振る舞われるほか、夜間は境内の提灯が灯され、参道が幻想的に彩られます。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約5万人(2023年) |
主な行事/イベント | 新春大祓式(1月1日) 甘酒の振る舞い(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 周辺道路で交通渋滞の可能性あり |
石清尾八幡神社
住所:高松市宮脇町2丁目10-10
公式HP:https://iwaseo.com/
屋島寺|高松市屋島東町
源平合戦の舞台としても知られる屋島の山頂近くに鎮座する屋島寺は、真言宗御室派の寺院で、四国霊場第八十四番札所です。
天平勝宝6年(754年)に、律宗の開祖・鑑真が朝廷に招かれて奈良に向かう途中で開創したのが始まりとされ、弘仁6年(815年)に嵯峨天皇の勅願を受けた空海がお堂を移し、本尊を安置しました。
御本尊は千手観音菩薩で、家内安全や厄除け、交通安全のご利益があります。
境内からは、瀬戸内海や讃岐平野を一望でき絶景スポットでもあり、一年を通して多くの観光客が訪れます。
初詣期間中には「新春護摩祈願」が行われるほか、参拝者に甘酒が振る舞われます。
屋島ドライブウェイが整備されており、車でのアクセスも良好ですが、混雑時にはシャトルバスの利用が推奨されます。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約7万人(2023年) |
主な行事/イベント | 大護摩供(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | ドライブウェイの混雑に注意 |
屋島寺
住所:高松市屋島東町1808
公式HP:https://yashimaji.jp/
國分八幡宮|高松市国分寺町
大禿山の中腹に鎮座する國分八幡宮は、産土神として歴代の讃岐国司をはじめ、地域の人々の信仰を集めてきました。
神武天皇をはじめとする5柱神々を御祭神としてお祭りし、厄除けや家内安全のご利益があります。
当宮本殿の真裏には、古代の祭祀跡と思われる磐座が残されており、この地に磐座信仰があったことが窺えます。
磐座周辺には白蛇が多く生息しており、白蛇の御霊を白蛇大神としてお祀りしています。
初詣期間中には「厄除け祈祷」や「新春太鼓奉納」が行われるほか、参拝者には甘酒が振る舞われます。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約3万人(2023年) |
主な行事/イベント | 厄除け祈願祭(1月1日~1月3日) 福引大会(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 境内駐車場は台数が限られる |
國分八幡宮
住所:高松市国分寺町国分1009
公式HP:http://kokubuhatimangu.com/
讃岐国分寺 |高松市国分寺町
讃岐国分寺は、奈良時代に聖武天皇が全国に建立を命じた国分寺の一つで、四国霊場第八十番札所としても知られています。
十一面観音菩薩を後本尊とし、厄除けや健康祈願のご利益があります。
新年期間中には、護摩焚きが行われ、焚き上がる炎に新年の願いが託されます。
広々とした境内には歴史的な建築物が点在しており、特に五重塔や講堂は荘厳な佇まいで訪れる人々を魅了します。
参道には屋台が並び、地域の名産品や縁起物を購入することができます。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約2万人(2023年) |
主な行事/イベント | 新春護摩供(1月1日~1月3日) 特別御朱印の授与(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 駐車場が混雑する場合あり |
讃岐国分寺
住所:高松市国分寺町国分2065
公式HP:http://www.kokubunji.or.jp/
大窪寺|さぬき市
四国霊場第八十八番札所である大窪寺は、四国遍路の結願寺(けちがんしょ)として知られています。
薬師如来を御本尊とし、厄除けや長寿祈願のご利益があります。
奈良時代にこの地を訪れた行基が草庵を建て修行をしたのが開基とされ、弘仁年間 (810–823年) に空海(弘法大師)が薬師如来坐像を刻んで安置し、窪地にちなんで「大窪寺」と名付けたと伝えられています。
初詣期間中には「新春護摩供養」が行われ、参拝者の願いが炎とともに天に届けられます。
境内では甘酒の無料配布や、名物「大窪うどん」の屋台が設けられ、多くの参拝者で賑わいます。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約3万人(2023年) |
主な行事/イベント | 大護摩祈祷(1月1日~1月3日) 御神酒の振る舞い(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 山道の凍結に注意が必要 |
大窪寺
住所:さぬき市多和兼割96
公式HP:http://www.okuboji.net/
長尾寺|さぬき市
長尾寺は、四国霊場第八十七番札所で、「長尾の観音さん」の愛称で古くから信仰を集めてきました。
天平11年(739年)にこの地を訪れた行基菩薩が、聖観音菩薩像を彫造し本尊として安置したのが始まりとされ、天長2年(825年)に空海上人によって堂宇が建立されました。
吉野山で義経と惜別した静御前(宥心尼)が出家特度したお寺としても知られており、本堂横には静御前の髪を埋めたと言われる「剃髪塚」が残されています。
聖観世音菩薩を御祭神とし、厄除けや家内安全のご利益があります。
初詣期間中には「新春護摩祈祷」が行われ、燃え上がる護摩木に願いが込められる様子は圧巻です。境内では参拝者向けに甘酒が振る舞われるほか、屋台が並び、温かいおもてなしが提供されます。
広い境内と整備された参道は清々しく、早朝の参拝では静かな新年の雰囲気を満喫することができます。
アクセスしやすい立地にありながら、喧騒を離れた静寂を味わえるのが特徴です。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約2万人(2023年) |
主な行事/イベント | 厄除け護摩供(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 境内駐車場は早朝に満車になる場合あり |
長尾寺
住所:さぬき市長尾西653
公式HP:https://www.nagaotera.com/
白鳥神社 |東かがわ市
白鳥神社は日本武尊・両道入姫命・橘姫命の3柱を御祭神としてお祀りする神社で、東讃地域を中心に多くの参拝者が訪れる人気のスポットです。
創建は明らかになっていませんが、能褒野(三重県亀山市)で戦死し葬られた日本武尊の霊が白鳥となって飛び去り、この地に舞い降りたという伝説が創建の由来とされています。
境内には樹齢千年以上と推定される大クスノキがあり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
初詣期間中には「新春祈願祭」が行われるほか、元旦は参拝者に甘酒が振る舞われます。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約4万人(2023年) |
主な行事/イベント | 新春祈願祭(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 周辺道路の混雑、交通規制あり |
白鳥神社
住所:東かがわ市松原659
公式HP:http://shiratari.jp/
東照寺(田ノ口薬師)|東かがわ市
東照寺(田ノ口薬師)は真言宗の寺院で、正式名は月光山東照寺と言います。
地域の人々からは「田ノ口のお薬師様」という愛称で親しまれてきました。
薬師如来を御本尊とし、病気平癒や健康祈願のご利益があります。
初詣期間中には「新春祈願法要」が行われ、参拝者は本堂で護摩木に願いを書き込み、新年の無病息災を祈ります。
地域住民手作りの甘酒が振る舞われるほか、屋台も立ち並び、新春の華やかな雰囲気が楽しめます。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約5千人(2023年) |
主な行事/イベント | 厄除け護摩供(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 境内駐車場は早朝に満車になる場合あり |
東照寺(田ノ口薬師)
住所:東かがわ市湊1005
公式HP:https://www.tanokuchiyakushi.com/
與田寺(与田寺)|東かがわ市
「與田大師」の愛称で親しまれている與田寺は、四国八十八箇所霊場第八十八番札所で、弘法大師が開基したとされる由緒ある寺院です。
境内には立派な仁王門や厄除け大師像があり、特に新年は多くの初詣客で賑わいます。
正月三が日は「新春護摩供養」が本堂で行われ、参拝者は護摩焚きの火に願いを託します。
三が日には甘酒の振る舞いや地元産品の屋台も並び、温かいもてなしが特徴です。
駐車場も整備されていますが、正月期間中は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用をおすすめします。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約8千人(2023年) |
主な行事/イベント | 新春護摩供養(1月1日~1月3日) 甘酒の振る舞い(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 駐車場は混雑が予想されるため注意 |
與田寺
住所:香川県東かがわ市中筋465
公式HP:https://yodaji.com/
郷照寺|綾歌郡宇多津町
郷照寺は四国八十八箇所霊場第七十八番札所で、「厄除うたづ大師」の愛称で古くから信仰を集めてきました。
神亀2年(725)、行基菩薩によって開基され、大同2年(807)に弘法大師がこの地を訪れ、大師自身の像を彫造して厄除けの誓願をされました。
御本尊には6本の手をもつ青面金剛が祀られ、病魔を除く霊験があると言われています。
元日は「新春護摩祈祷」が行われ、本堂では参拝者が護摩木に願いを書き込み、火に託すことで新年の祈願ができます。
山門や本堂の美しい建築でも知られ、観光スポットとしても人気があります。
境内は瀬戸内海を望む静かな場所に位置し、新年を迎えるにふさわしい厳かな雰囲気が漂っています。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約2万人(2023年) |
主な行事/イベント | 大護摩祈願(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 周辺道路が混雑するため早めの来訪推奨 |
郷照寺
住所:綾歌郡宇多津町1435
公式HP:https://yakuyoke.org/
滝宮天満宮|綾歌郡綾川町
滝宮天満宮は、学問の神様・菅原道真公を祀る神社で、受験生や学生を中心に初詣の参拝者が多いことで知られています。
天満宮は全国に数多くありますが、滝宮天満宮は特に道真公のゆかりの深い神社で、道真公が讃岐守として赴任していた際の官舎(有岡屋形)跡に、道真公を偲んで948年(天暦2年)に創建されました。
888年(仁和4年)に讃岐国で大旱魃が起こった際、道真公は住民を救うため7日間断食をして、祈雨の願文を捧げて祈祷し、祈祷の甲斐あって雨に恵まれ、農民たちが道真に感謝し踊り狂ったという言い伝えがあります。
その時の踊りが「滝宮の念仏踊」として現在も継承されており、2022年に風流踊の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
初詣は多くの参拝者で賑わい、境内では「新春祈願祭」が執り行われます。
滝宮天満宮は梅の名所としても知られ、初詣とともに冬景色を楽しめるのも魅力のひとつです。
甘酒の振る舞いやお守り、絵馬の販売があり、新年の活気あふれる雰囲気が味わえます。
参道には飲食店や屋台が並び、地域の伝統的な食文化を体験することもできます。
駐車場は、完備されていますが、正月三が日は混雑するため公共交通機関の利用をおすすめします。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約3万人(2023年) |
主な行事/イベント | 初天神祭(1月1日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 正月期間中は駐車場の混雑が予想される |
滝宮天満宮
住所:綾歌郡綾川町滝宮1314
公式HP:https://www.takinomiya.or.jp/
大水上神社|三豊市高瀬町
大水上神社(おおみなかみじんじゃ)は、古くから「水の神」として信仰を集めてきた神社です。
讃岐平野の水源地を守る重要な役割を担い、農業の守護神としても知られています。
初詣期間中は「新春祈願祭」が行われ、お正月限定の御朱印が授与されます。
三が日には、地元特産品の販売や甘酒の振る舞いが行われ、訪問者を温かく迎えます。
境内は広く、混雑も少ないため、ゆったりと初詣を楽しめる穴場スポットと言えるでしょう。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約5千人(2023年) |
主な行事/イベント | 新春祈願祭(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 駐車場は混雑が少ないが、参道が狭いため注意 |
大水上神社
住所:三豊市高瀬町上高瀬1121
公式HP:https://www.mitoyo-kanko.com/facility/ominakami-shrine/
白峯寺|坂出市青海町
白峯寺(しろみねじ)は、白峯山中腹に鎮座する真言宗御室派の寺院で、四国八十八箇所霊場第八十一番札所です。
保元の乱(1156年)によって讃岐に配流された第75代崇徳天皇が崩御された後、白峯寺にて荼毘に付され、境内に御廟所である頓証寺殿が建立されました。
御本尊である千手観音菩薩は別名「身代わり観音」と呼ばれ、厄除けのご利益があります。
古くから白峯山の鎮守としてお祀りしている白峯大権現(相模坊)は、特に神通力の強い天狗である日本八天狗の一狗として知られており、家内安全・商売繁盛・勝運吉祥のご利益があります。
境内にあるお堂には干支の本尊をそれぞれお祀りしており、参拝者は本堂、大師堂をお参りした後、自身の干支の守り本尊にお参りするのが通例となっています。
初詣は多くの参拝者で賑わい、三が日に行われる「新春護摩祈祷」では、境内に響く読経や護摩焚きの炎が新年の特別な空気を演出します。
境内からの眺望も素晴らしく、讃岐平野や瀬戸内海を一望できます。
初詣期間 | 1月1日~1月3日 |
参拝者数 | 約1万人(2023年) |
主な行事/イベント | 新春護摩祈祷(1月1日~1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | 境内への道が急坂のため車両運転に注意 |
白峯寺
住所:坂出市青海町2635
公式HP:http://www.shiromineji.com/
お守り・御札の返納に「神社のお焚き上げ」サービス
- 古いお守り・御札を返納しそびれた
- お正月飾り、しめ縄をお焚き上げしたい
という方におすすめなのが、祐徳稲荷神社が行っている「神社のお焚き上げ」サービスです。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)では、お焚き上げを通年で受け付けており、公式サイトから「お焚き上げキット」を購入し、お焚き上げしたい物を送るだけ。
最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしていただけます。
お焚き上げの申し込み手順は以下の通り。
- 公式サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- キットが自宅に届く
- お品を封筒(または箱)に入れて送る
- 神社で供養・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」がメールで届く(郵送も可)
キットの購入にはクレジットカード、Amazon Payなどオンライン決済が利用でき、送料も全て神社が負担してくれるので、自宅から簡単にお焚き上げを依頼できます。
「お焚き上げキット」は品物の種類・サイズに応じて様々なタイプがあり、A5サイズ以下の小さめのお品であれば、「レタータイプ」のキットで1,980円税込〜依頼可能です。
御札やしめ縄、破魔矢など長いサイズのお品には、「ロングタイプ」のキット(3,980円税込〜)がおすすめ。
神棚・正月飾り・人形・ダルマなど、大きいお品をまとめてお焚き上げしたい場合には、「ボックスタイプ」のキット(7,480円税込〜)がおすすめです。
いずれのキットも個数制限は無く、規定サイズ内であれば何点でも受け付けているので、遺品など他にもお焚き上げしたいものがあれば一緒に箱に詰めて送りましょう。
多くの寺社では不燃物は受け付けておらず、事前に分別してから持ち込む必要がありますが、「神社のお焚き上げ」サービスでは、プラスチック・金属・陶器など不燃物も受け付けてもらえるので、分別の手間がないのも嬉しいポイントです。
お焚き上げしたい物がある方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
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