左義長とは?意味と由来・どんど焼きとの違い・有名な左義長祭りについて解説

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毎年小正月の時期になると、全国の神社・お寺で左義長(さぎちょう)と呼ばれる火祭りが行われます。

左義長とは、小正月に正月飾りやお守り・御札を焚き上げ、歳神様をお見送りする火祭りの行事です。
「どんど焼き」と呼ばれる行事と中身は同じもので、地域によって呼び名が変わります。

本記事では、左義長の読み方・意味・いつ行われるのかといった基本から、どんど焼きとの違い、地域ごとの呼び名、平安時代にさかのぼる由来、全国の有名な左義長祭りまで詳しく解説します。

執筆・監修
神社のお焚き上げ編集部
郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」(提携神社:祐徳稲荷神社)の運営を通じて得た知見と現地確認・独自調査を元に、企画・執筆・編集を行っています。

​この記事の結論
✓左義長は小正月に行う火祭り。正月飾りを焚き上げ、歳神様をお見送りする行事です
✓どんど焼きとは同じ行事。呼び名と細かな作法が地域で異なるだけです
✓由来は平安時代の宮中行事「三毬杖(さぎちょう)」にあるとされます
✓開催は1月とは限らず、2月・3月に行う地域もあるため事前確認を

左義長(さぎちょう)とは?

祐徳稲荷神社 お火焚き

祐徳稲荷神社のお火焚き神事

左義長とは、小正月に行われる火祭りの行事です。

門松やしめ縄などの正月飾りを持ち寄って燃やし、お迎えした歳神様をお見送りするとともに、その年の健康や幸福を祈願します。

日本全国で広く見られる習俗で、国や県の無形民俗文化財に指定されているものも少なくありません。

「左義長」は「三毬杖」「三木張」と表記されることもあります。
いずれも読みは「さぎちょう」で、指している行事は同じものです。

民俗学的には、門松や注連飾りによってお迎えした歳神様を、それらを焼くことで炎とともにお見送りする意味があるとされています。

また、道祖神(セエノカミサン・賽の神)を祀る祭りとして受け継がれている地域も多く、子どもたちが主役となって飾りを集めたり、前夜から藁で小屋を作って過ごしたりする形も各地に残っています。

左義長の火は神聖な火とされ、以下のような言い伝えがあります。

  • 書き初めを焼き、火が高く上がると書道が上達する
  • 火で焼いた餅や団子を食べると、虫歯にならず、1年を通して健康に過ごせる
  • 火で炙った昆布やスルメを食べると、1年間無病息災でいられる
  • 火の灰を自宅の庭などにまくと、家族が1年間無病息災でいられる
  • 願い事を書いた紙を燃やすと、1年間無病息災でいられる

左義長で燃やせるものや対象品は開催場所により異なるため、持ち込む前に必ず確認しましょう。

 

左義長はいつ行われる?

左義長は、小正月にあたる1月14日の夜から15日の朝にかけて行われるのが基本です。

ただし、実際の開催日は地域によって大きく異なります。

時期 主な地域・行事
1月6日夜〜7日 九州の「鬼火焚き」など、七日正月に行う地域
1月第2日曜・第2月曜 成人の日にあわせて実施する地域(大須観音の左義長火祭りなど)
1月14日〜15日 小正月。最も一般的(鶴岡八幡宮・白山比咩神社・射水神社など)
2月 勝山左義長(最終土日)、今尾の左義長(第2日曜)
3月 近江八幡左義長まつり(中旬の土日)

かつては1月15日に固定されていましたが、国民の祝日である成人の日が1月15日から1月の第2月曜日に変更されたことに伴い、1月第2日曜または第2月曜に実施する地域が増えました。

「左義長=1月中旬」と思い込んで出かけると開催日が過ぎていた、ということも起こり得ます。
お出かけの前には、必ず各寺社・自治体の公式サイトで最新の日程を確認しましょう。

 

左義長とどんど焼きの違いは?

左義長とどんど焼き。名称は異なりますが、内容としては同じ行事です。

どちらも小正月に行われる火祭りで、正月飾りやお守り・御札を焚き上げ、その年の無病息災を祈願する点は共通しています。違うのは呼び名と、地域ごとの細かな作法だけです。

呼び名 名前の由来 多く使われる地域
左義長 平安時代の宮中行事「三毬杖(さぎちょう)」に由来 関西・北陸など
どんど焼き 炎が「どんどん」燃え上がる様子、青竹が爆ぜる音などの擬音から。歳徳神(とんどさん)を祀る習わしに由来するという説も 東北〜全国各地

左義長・どんど焼きで燃やせるもの/燃やせないもの、参加するときの服装や持ち込みのマナーについては、以下の記事で詳しく解説しています。

 

地域による呼び名一覧

左義長は日本全国に広がった行事のため、地域ごとに実にさまざまな呼び名が存在します。代表的なものをまとめました。

呼び名 主な地域
どんど焼き/どんどん焼き 山梨・長野・群馬・神奈川・愛知・愛媛南予 ほか
とんど/とんど焼き 近畿とその周辺・奈良・広島・岡山・東京
どんと祭 宮城県とその周辺
さいと焼き/賽の神・歳の神 神奈川・静岡・福島会津・新潟・東京多摩地域
三九郎(さんくろう) 長野県松本地方
鬼火焚き/ほんげんぎょう 九州(1月6日夜〜7日に実施)
あわんとり 千葉県南部・茨城県南部
さぎっちょ 富山・石川・福井・岐阜・高知・京都市左京区 ほか
おんべ焼き/御柴灯(おさいとう) 各地

このほかにも「どんどや」「とうどうさん」「しんめいさん」「やははいろ」など、各地に独自の呼び名が受け継がれています。

お住まいの地域で使われている呼び名で検索すると、近隣の開催情報が見つかりやすくなります。

 

左義長の由来|平安時代の宮中行事「三毬杖」

左義長 由来 三毬杖 平安時代 宮中行事

左義長の由来は、平安時代の宮中行事「三毬杖(さぎちょう)」にあると考えられています。

当時の貴族の正月遊びに、「毬杖(ぎっちょう)」という杖で毬を打ち合う「打毬(だきゅう)」がありました。その内容は、

小正月にあたる旧暦1月15日、宮中の清涼殿の東庭に葉竹を束ねたものを立て、その上に扇子・短冊・天皇の吉書などを結び付け、陰陽師が謡い囃しながら焼いて天覧に供した。

と伝えられています。

このとき、毬杖を3本結んだことから「三毬杖(さぎちょう)」と呼ばれ、やがて「左義長」と記されるようになった。とされます。

平安時代:宮中行事「三毬杖」として、陰陽師が囃しながら焼く儀式が行われる
鎌倉時代:『弁内侍日記』建長3年(1251年)や『徒然草』第180段に記述があり、すでに定着していたとみられる
その後:民間へ広まり、道祖神信仰や子どもの祭りと結びついて全国の火祭りへ

宮中の限られた儀式だったものが、正月飾りを焼いて歳神様をお見送りするという民間の習俗と重なり、現在の形になったというわけです。

同じ小正月の火祭りでありながら、近江八幡のように山車を担いで練り歩くものから、寺社の境内で静かに焚き上げるものまで形式が大きく異なるのは、各地の信仰や風習と結びつきながら独自に発展してきたためです。

 

全国の有名な左義長祭り

現在も各地で受け継がれている、代表的な左義長祭りをご紹介します。

祭り名 都道府県 開催時期 持ち込み 文化財指定
近江八幡左義長まつり 滋賀 3月中旬の土日 不可 国選択無形民俗文化財
大磯の左義長 神奈川 1月中旬 可(要分別) 国重要無形民俗文化財
勝山左義長 福井 2月最終土日 可(要分別) 県指定無形民俗文化財
左義長神事(鶴岡八幡宮) 神奈川 1月15日 可 -
今尾の左義長(秋葉神社) 岐阜 2月第2日曜 可 県重要無形民俗文化財
左義長祭(白山比咩神社) 石川 1月15日 可(事前預かり有) -
左義長火祭り(大須観音) 愛知 1月第2月曜 可 -
左義長(射水神社) 富山 1月14日 可 -
松焚祭・どんと祭(大崎八幡宮) 宮城 1月14日 可 仙台市指定無形民俗文化財

※開催日・受付方法・持ち込み可否は変更される場合があります。お出かけの前に、必ず各寺社・自治体の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

 

近江八幡左義長まつり|滋賀県

近江八幡左義長まつりは、毎年3月14日・15日に近い土日の2日間にわたり、滋賀県の旧八幡城下町によって日牟禮八幡宮に奉納される祭礼行事です。天下の奇祭とも呼ばれ、国選択無形民俗文化財に指定されています。

もとは織田信長が城を築いた安土城下で行われていたもので、派手好きで知られた信長が華美な衣装を身にまとい町衆に交じって踊り出たと『信長公記』に記されています。

新藁で美しく編んだ約3メートルの三角錐の松明の上に青竹を立て、細長い赤紙や薬玉、巾着、扇などで飾り、中心にはその年の干支にちなんだ「だし」が据え付けられるのが特徴です。

担ぎ手の男性は踊り子と呼ばれ、信長の故事にならって化粧をし、「チョウヤレ、マッセマッセ」と掛け声も勇ましく旧城下町を練り歩きます。左義長同士が出会うと「けんか」と呼ばれるぶつかり合いが繰り広げられ、日曜日の夜に境内で順次奉火されます。

開催日時 毎年3月中旬の土日/初日13:00〜18:00、2日目10:00〜23:00
会場・住所 日牟禮八幡宮/〒523-0828 滋賀県近江八幡市宮内町257
注意点 正月飾りなどの持ち込みは不可
公式HP https://www.sagicho.net/

 

大磯の左義長|神奈川県

大磯の左義長は、家内安全・無病息災を願って行われるセエノカミサン(道祖神)の火祭りで、毎年1月14日近辺に大磯北浜海岸で行われています。国の重要無形民俗文化財に指定されており、400年の歴史があるといわれます。

由来として伝わるのは、一つ目小僧と呼ばれる疫病神が、村人の1年間のおこないを書き留めた帳面をセエノカミサンに預けて帰ったところ、預かったセエノカミサンが自分の家とともに帳面を燃やしてしまったという話です。小正月に帳面を燃やせば疫病神が来なくなるという民間信仰となり、火祭りが始まりました。

海岸に松や竹、正月飾りなどを使って7〜8メートルの円錐型の「サイト」というワラの塔を作ることが特徴です。日が暮れるとその年の恵方から一斉に点火され、一年の無病息災を祈ります。

炎が先端に達するとサイトを恵方の方角に倒し、この火で団子を焼いて食べると風邪をひかない、燃やした書き初めが高く舞い上がると腕が上がる、松の燃えさしを持ち帰って屋根に載せておくと火災除けのまじないになるともいわれます。

続いて、疫病神を封じ込めた藁縄編みの「仮宮」を海に引き入れ、ふんどし姿の青年たちが海と陸から綱を引き合って豊漁を祈念する「ヤンナゴッコ」が勇壮に行われます。

開催日時 毎年1月中旬(火入れは18時30分ごろから)
会場・住所 大磯北浜海岸/神奈川県大磯町大磯1990番地先
注意点 正月飾りなどはプラスチックや金属類を外してから持ち込むこと
公式HP 大磯町公式サイト

 

勝山左義長|福井県

勝山左義長は、福井県勝山市で毎年2月の最終土日に行われている左義長です。小笠原氏が越前勝山藩に入部して以来300年以上の歴史を誇り、県指定無形民俗文化財となっています。

土曜日には、勝山市街地の各町内に櫓を建て、その上で赤い長襦袢姿の浮き手が独特のおどけ仕草で、三味線・笛・鉦による軽快なテンポの囃子にのって浮かれます。

日曜日の夕方には、各町内の正月飾りを積み上げた御神体(松飾り)を弁天河原に運び、午後8時に神明神社で採火した御神火が一斉に点火されます。このどんど焼きで歳神をお送りし、五穀豊穣と鎮火を祈願します。

開催日時 毎年2月最終土日/土曜13:00〜(一番太鼓)、日曜20:00〜(どんど焼き)
会場 弁天河原緑地(主催:勝山左義長保存会)
注意点 正月飾りはビニール類・プラスチック類・生もの・金物などを外すこと。人形、門松などは不可
公式HP 勝山市公式サイト

 

左義長神事|鶴岡八幡宮(神奈川県)

鶴岡八幡宮は、鎌倉幕府を築いた源頼朝の祖先・源頼義が、源氏の氏神として1063年に創建した神奈川県鎌倉市の八幡宮です。頼朝が幕府を開いた後に現在の地へ移され、鎌倉武士の守護神として崇敬されてきました。

境内では鎌倉幕府の祭事として流鏑馬・相撲・舞楽などが行われ、今日まで継承されています。

左義長神事は、正月飾りを燃やして1年の無病息災を願う神事として毎年1月15日に執り行われます。神社に納められた注連飾りや門松、古神札などを円錐の形に積み上げて祭典を行い、浄火でお焚き上げします。歳神様を浄火で焚き上げることにより、炎とともにお見送りする意味があるとされるお祭りです。

当日は松をはじめとする正月飾りを持ち込むことができ、その場でお焚き上げしてもらうことが可能です。

開催日時 毎年1月15日 7:00〜
住所 〒248-8588 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
公式HP https://www.hachimangu.or.jp/

 

今尾の左義長|秋葉神社(岐阜県)

今尾の左義長は、岐阜県海津市の秋葉神社で2月の第2日曜日に行われます。旧年の神札や新年用の門松・しめ縄を焼き、日(火)の神を迎え、大地を暖めて万物の成育を祈る正月の神事として、岐阜県重要無形民俗文化財に指定されています。

1614年に初代尾張藩主が伊勢外宮の祭神である豊受姫大神を勧請し、現在の今尾神社を創建した頃から行われていたと伝えられる、400年余りの歴史を持つ行事です。秋葉神社は、今尾神社の御旅所として1768年に創建されました。

今尾の左義長の特徴は、町内ごとに制作した青竹を枝や葉のついたまま鼓型にした「竹神輿」です。化粧をした若衆が秋葉神社まで担ぎ奉納し、竹神輿を焚きあげます。

点火されると、そろいの長襦袢に白足袋姿の若衆が火花の飛び散る炎と煙の中を駆け回り、濡れた縄でその年の恵方の方角に倒します。その倒れ方でその年の吉凶を占うとされます。燃え残りの青竹は火難・雷除けのお守り、残り火で焼いた餅は病魔除けになると言い伝えられています。

開催日時 毎年2月第2日曜日 正午点火
住所 〒503-0321 岐阜県海津市平田町今尾2948
公式HP 海津市公式サイト

 

左義長祭|白山比咩神社(石川県)

白山比咩神社は、石川県白山市にある古社です。崇神天皇7年(紀元前91年)に、本宮の北にある標高178メートルの舟岡山に社殿が創建されたと伝わっています。

日本三霊山に数えられる白山を神体山として祀る神社で、全国に2,000社以上ある白山神社の総本社です。境内には国宝の刀剣(吉光)のほか、重要文化財が多数伝えられています。

左義長祭は小正月の伝統行事として毎年1月15日に執り行われ、正月飾りや書き初め、古いお札やお守りをどんど焼きでお焚き上げします。

開催日時 毎年1月15日 10:00〜14:00
受付方法 当日受付、または事前預かり
注意点 だいだい・お餅等の生もの・年賀状・手帳・カレンダー・人形・ぬいぐるみは預かり不可
住所・公式HP 〒920-2114 石川県白山市三宮町二105-1/https://www.shirayama.or.jp/

 

左義長火祭り|大須観音(愛知県)

大須観音の正式名称は「北野山 真福寺 寶生院(宝生院)」という真言宗のお寺で、日本三大観音の1つに数えられます。1333年の創建当初は美濃の大須にありましたが、江戸時代に徳川家康の命により現在地へ移転されました。菅原道真の知恵が頂けるというご利益で知られ、学業成就・合格祈願で賑わうお寺です。

左義長は、役割を終えた御札・御守とともに、しめ縄・お正月飾り、書き初めをお焚き上げし1年の無事を祈る行事で、毎年成人の日に合わせて行われます。

1年の家内安全・身体健康・商売繁盛などを祈願する「大護摩木」を奉納し、家庭の火除けのお札「火防守護」が授与されます。

開催日時 毎年1月第2月曜日(成人の日)14:30〜
受付方法 当日、納札所で受付
志納料 大護摩木志納料1,000円(1本)
住所・公式HP 〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須2-21-47/http://www.osu-kannon.jp/

 

左義長|射水神社(富山県)

射水神社は、平安時代に書かれた神社の戸籍帳とも言われる『延喜式』神名帳(出雲本)に、越中(現在の富山県)で唯一最高の名神大社として記され、総鎮守一宮として崇敬を集めてきた古社です。御祭神の二上神は往古より越中国を守り続けてきた神で、五穀豊穣、商業繁盛、縁結びなど広範囲にわたる神徳があるとされます。

射水の火祭りと呼ばれる左義長は、木を摩擦させる古式の発火法「舞鑚(まいぎり)」によって御神前で御神火を起こし、やぐらに点火。お正月飾りや一年間お守りいただいたお守り・縁起物、書き初めなどを焚き上げます。

この御神火にあたると一年が無病息災と伝えられ、一年の感謝を込めて毎年多くの方がお参りされます。竹で組んだ高さ12メートルの大やぐらが呼び物です。

開催日時 毎年1月14日 17:00〜20:00
受付方法 当日持参
焼納初穂料 神棚は3,000円以上
注意点 お神札・お守り・縁起物(破魔矢・熊手・だるまなど)・しめ飾り・書き初め等は受付可。年賀はがき・仏具・写真・祝儀袋・鏡餅のプラスチックケース・人形等は受付不可
住所・公式HP 〒933-0044 富山県高岡市古城1番1号(古城公園内)/https://www.imizujinjya.or.jp/

 

松焚祭(どんと祭)|大崎八幡宮(宮城県)

東日本を代表する小正月の火祭りが、宮城県仙台市の大崎八幡宮で行われる松焚祭(まつたきまつり)です。宮城県とその周辺では「どんと祭」の名で親しまれ、仙台市指定無形民俗文化財に指定されています。

毎年1月14日の夜、境内に持ち寄られた正月飾りや古いお札が焚き上げられ、その御神火にあたると病気をせず健康に暮らせると伝えられています。約10万人が訪れる大規模な祭りで、白鉢巻に白さらしを巻いた参拝者が御神火を目指して練り歩く「裸参り」でも知られます。

なお、宮城県では松川だるまを新たに買い換え、古いものをどんと祭で燃やす習慣がありました。地域によって作法が少しずつ異なるのも、この行事の特徴です。

開催日時 毎年1月14日(点火は夕刻〜)
住所 〒980-0871 宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1
公式HP https://www.oosaki-hachiman.or.jp/

 

鬼火焚き(ほんげんぎょう)|九州

九州地方では、左義長にあたる火祭りが「鬼火焚き(おにびたき)」「おねび」「ほうけんぎょう」「ほんげんぎょう」などの名前で受け継がれています。

大きな特徴は開催日です。九州の鬼火焚きは七日正月にあたる1月6日の夜、または1月7日の朝に行われるため、小正月に開催される他地域より1週間ほど早く終わってしまいます。

竹や藁で組んだやぐらに正月飾りを積み上げて燃やし、その火で焼いた餅を食べて無病息災を願うという流れは、他地域の左義長と共通しています。

九州にお住まいの方は、「1月15日にはもう終わっている」という点に注意して、地域の開催情報を早めに確認しておきましょう。

 

左義長に関するよくある質問

左義長にお金はかかりますか?

町内会や子ども会が主催するものは、基本的に無料で参加できるところがほとんどです。

寺社が主催する場合は、お焚き上げを依頼する際に初穂料・志納料が必要になることがあります。たとえば射水神社では神棚の焼納初穂料が3,000円以上、大須観音では大護摩木の志納料が1本1,000円と定められています。

人形やぬいぐるみは左義長で燃やせますか?

基本的に受け付けてもらえません。

人形・ぬいぐるみは正月飾りや授与品ではないうえ、素材に不燃物が含まれることが多いためです。白山比咩神社や射水神社のように、人形・ぬいぐるみを明確に対象外としている寺社もあります。

左義長に行けなかったお守りはどうすればいいですか?

近くで左義長が開催されていない場合や、都合がつかず持ち込めなかった場合は、授かった寺社の納札所に返納する、郵送でのお焚き上げを利用する、といった方法があります。

どうしても難しい場合は、自治体のルールに従って処分しても差し支えありません。詳しい手順は以下の記事で解説しています。

他の神社でもらったお札を持ち込んでも大丈夫ですか?

多くの左義長では宗教・宗派を問わず受け付けていますが、「当社で授与したもののみ」と限定している寺社もあります。

また、神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へとお返しするのが基本です。数が多い場合や他所の授与品を納めたい場合は、持ち込む前に電話や公式サイトで確認しておくと安心です。

 

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