「どんど焼き」は、正月に使った門松やしめ縄、前年に授かったお御札やお守りを、神社やお寺でお焚き上げをし、その年の無病息災を祈る儀式です。
地域ごとに様々な名称がありますが、徳島では「どんと焼き」や「左義長」などと呼ばれています。
小正月(毎年1月15日頃)の行事として有名などんど焼きですが、自治体などで行う場合は、休祭日の日程を考慮して小正月に近い日に行われることも少なくありません。
本記事では、日和佐八幡神社の「どんと焼き」、徳島縣護國神社の「左義長」など、徳島県内でどんど焼きを開催している神社とお寺、地域をご紹介します。ぜひ気になる寺社、イベントをチェックしてみてください。
※お焚き上げは、自社のもののみ受け付ける場合と自社以外のものも受け付ける場合とがあるので、事前に確認してください。
※悪天候等の理由により中止・延期となる場合がございます。開催の有無・日時は公式HPよりご確認ください。
近くに、どんど焼きを開催している場所がない!
でも、正月飾り・しめ縄・お守りetc.を早く手放したい…
そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、お品を封筒や箱に入れて神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
✅ プラスチックなど不燃物も受付可能
✅ 個数制限なし、規定サイズ内なら何個でも受付可能
✅ クレジットカード、オンライン決済可
どんど焼きへの持ち込みが面倒な方、今すぐお焚き上げしたい物がある方はぜひ活用してみてください。
日和佐八幡神社「どんと焼き・左義長」
海部郡にある日和佐八幡神社は、正平六年(1351年)に創建された神社で、御祭神として誉田別命(ホンダワケノミコト・応神天皇)、気長足姫尊(オキナガタラシヒメノミコト・神功皇后)、玉依姫命(タマヨリヒメノミコト・神武天皇の御母后)をお祀りしています。
一年の豊漁豊作を祝う氏子の祭りとして古くから行われている「秋祭り(秋季例祭)」では、「ちょうさ」と呼ばれる太鼓屋台が五十人以上の肩に担がれ境内や大浜海岸を練り回ります。
日和佐八幡神社では毎年1月15日に「どんど焼き」を開催しています。
お焚き上げの火にあたったり、火で焼いたお餅を食べたりして新年一年の健康を願う参拝者で賑わいます。
開催日時 | 毎年1月15日 午前7時頃~ |
受付方法 | 前日夕方から受付 |
注意点 |
|
日和佐八幡神社
〒779-2304
徳島県海部郡美波町日和佐浦369
公式HP:https://hiwasahachiman.com/
徳島縣護國神社「左義長」
雑賀町にある徳島縣護國神社は、明治12年(1879年)に徳島市の眉山公園内に戊辰戦争の戦没者を慰霊するための石碑を建てたことが始まりと伝えられています。
昭和20年(1945年)の徳島大空襲で建物が全焼失しますが、県民の尽力により再建され平成15年(2003年)に現在の場所に移設されました。
徳島縣護國神社では毎年1月15日に「左義長」が開催されており、本殿前に組まれた祭壇の前で神事が行われた後、正月飾りや古いお札、お守りなどをお焚き上げします。
山のように盛られた正月飾りや御札がお焚き上げされる様子は大変厳かです。
開催日時 | 毎年1月15日 午前11時 |
受付方法 | 社務所へお問い合わせください |
注意点 | お焚き上げできるもの/できないものを事前に問い合わせてください |
徳島縣護國神社
〒770-8021
徳島県雑賀町東開21-1
公式HP:http://gokoku-jinja.jp/
大御和神社「左義祭」(どんど焼き)
徳島市国府町にある大御和神社は、「印鑰大明神」として累代国司の崇敬を集めている神社です。
御祭神として、大己貴命(オオナムチノミコト)をお祀りしています。
総欅材の本殿には精巧な彫刻が施されており、多くの参拝者の目を楽しませています。
大御和神社では毎年1月15日に「左義長」を開催しており、正月飾りや古い御札を一気にお焚き上げします。勢いよく燃える火に手を合わせ、一年の無病息災や家内安全を祈ります。
開催日時 | 毎年1月15日 |
受付方法 | 社務所へお問い合わせください |
注意点 | お焚き上げできるもの/できないものを事前に問い合わせてください |
大御和神社
〒779-3122
徳島県徳島市国府町府中
公式HP:https://oomiwa-jinjya.jp/
宇佐八幡神社「どんど焼き」
鳴門市撫養町にある宇佐八幡神社は、創建400年以上を誇る神社で、子宝・安産祈願のご利益があると言われています。
御祭神として應神天皇(おうじんてんのう)、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)をお祀りしています。
毎年10月に地域の女性が中心となって行う「お御供神事」が有名で、神事に参加すると良縁や子宝に恵まれるとされています。徳島県の無形民俗文化財にも登録されています。
宇佐八幡神社では毎年1月15日に「どんど焼き」を開催しており、古い御札やお守り、しめ縄飾り、正月飾り、書初め等への感謝を捧げた後、お祓いを行います。
多くの参拝者が見守る中お焚き上げが行われ、一年の無病息災の祈りを捧げます。
開催日時 | 毎年1月15日 午後1時 |
受付方法 | 開始日時までに稲荷神社左側の焼納所もしくは境内駐車場に持参 |
注意点 | 鏡餅・みかん・人形類・プラスチック等の不燃物は受付不可 |
宇佐八幡神社
〒772-0001
徳島県鳴門市撫養町黒崎字八幡130
公式HP:https://www.usahachiman-naruto.com/
鳴門縁の会「鳴門岡崎のどんど焼き」
鳴門市の岡崎海岸で執り行われる「鳴門岡崎のどんど焼き」は、運営メンバーの高齢化により2015年に一度終了が決まりましたが、翌年に地元岡崎の若者グループ「鳴門縁の会」によって引継がれ、毎年1月12〜15日のいずれか1日に開催されています。
廃材を組んだやぐらに点火した後、火が大きくなったところで参加者がしめ縄を次々と投げ入れます。
お焚き上げの火で焼いたみかんを食べると一年間病気にならないという言い伝えがあり、竹串に刺したみかんを火であぶって食べるのが参加者の楽しみとなっています。
開催日時 | 毎年1月12日〜1月15日のいずれか 午前9時〜 |
受付方法 | 当日持参 |
注意点 | 金具などの金属類は外してください |
鳴門岡崎のどんど焼き
〒772-0013
徳島県鳴門市撫養町岡崎二等道路東88
公式HP:https://www.instagram.com/p/CnWP_o6hp8G/
どんど焼きに行きそびれたら「神社の御焚き上げ」がおすすめ
徳島県内のどんど焼き開催情報をご紹介してきましたが、中には「初詣・どんど焼きに行きそびれてしまった」「どんど焼きに参加するのが難しい」といった理由で正月飾りや古いお守り・御札の処分にお困りの方もいらっしゃるかと思います。
そんな時には、佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社が行っている郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」がおすすめです。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、郵送でのお焚き上げを通年で受け付けており、公式サイトから「お焚き上げキット」を購入し、お品を神社に送るだけ。
自宅にいながら簡単にお焚き上げを依頼することができます。
申し込み、利用手順は以下の通り、
- 「お焚き上げキット」を公式サイトから注文する
- キットが自宅に届く
- 専用封筒(または箱)にお品を入れて神社に送る
- 神社でご祈祷・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」がメールで届く
送料は全て神社が負担してくれるので、無駄なコスト・時間をかけずに、正月飾りやお守りを処分したい方におすすめです。
「お焚き上げキット」は物の種類やサイズに応じて様々なタイプがあり、お守り・御札など小さめのものをお焚き上げしたい方には、「レタータイプ」のキットがおすすめです。
個数制限はなく規定サイズ内であれば何個でも送れるので、写真、小さめの正月飾りなど、お焚き上げしたいものが他にもある場合は一緒に送りましょう。
しめ縄や正月飾り、破魔矢など、大きめのものをお焚き上げしたい方には「ボックスタイプ」のキットがおすすめです。
こちらのキットも個数制限はなく、神棚や人形・ぬいぐるみなども送ることができるので、遺品整理や形見の品の処分にお困りの方にもおすすめです。
多くのどんど焼き会場では、不燃性のものを受け付けていない場合がほとんどですが、「神社のお焚き上げ」では、不燃性のものもそのまま受け付けてもらえるので、ご自身で分別する必要ありません。
ご祈祷・お焚き上げの様子は後日、公式YouTubeチャンネルに動画がアップされるので、自宅にいながら安心してお焚き上げを依頼することができます。
正月飾りや古いお守り・御札の処分にお困りの方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
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