神様に昨年の感謝と、新しい一年の健康・祈願成就をお祈りする初詣。
兵庫県内には、『日本書紀』や『古事記』にも登場する寺社が数多く点在し、県外からも多くの参拝者が訪れます。
特に、生田神社の三が日中の参拝者数は例年120万人以上を記録しているほか、楠木正成をお祀りする湊川神社、恵比寿さまをお祀りする西宮神社、赤穂浪士を祀る赤穂大石神社など、個性的な寺社が数多くあります。
本記事では、兵庫県内で初詣を検討している方に向けて、人気&穴場の初詣スポットを詳しくご紹介します。
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兵庫県内の初詣来場者数ランキング
1位 | 生田神社 | 約120万人(例年) |
2位 | 湊川神社 | 約100万人(例年) |
3位 | 長田神社 | 約70万人(例年) |
4位 | 清荒神 清澄寺 | 約40万人(例年) |
5位 | 射楯兵主神社 | 約34万人 (例年) |
※参拝者数は、各神社仏閣の発表や情報誌などからの推移値となります
初詣で人気!兵庫の神社・お寺
生田神社|神戸市中央区
生田神社は、兵庫県で一番初詣客が多いと言われる神社です。
『日本書紀』には201年の創建という記述があり、源平合戦の「一ノ谷の戦い」で、平知盛が本陣をおいた場所としても有名です。
椎日女尊という服を織る神様をご祭神としてお祀りしており、糸と糸を織りなすことから、「物を生み育て万物の成長をご加護する神様」として崇敬され、縁結びや恋愛成就、安産、健康長寿などにご利益があるとされています。
生田神社では過去に、水害で松の木が倒れ社殿が倒壊する事件が起こったため、現在も境内には松の木がありません。
お正月も門松ではなく、杉を使った杉盛を楼門前に設置し新年を迎えます。
元日の午前0時前に開門し、宮司が打つ初太鼓と共に新年を告げ、これに呼応して楼門上では神戸太鼓が打ち鳴らされます。
初詣期間中は破魔矢や干支の置物、また正月限定の切り絵御朱印や四輝朱印が授与されます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
参拝者数 | 約120万人(例年) |
主な行事/イベント | 神戸太鼓初打ち(1月1日 0:00~) 歳旦祭(1月1日6:00~) 日供始祭・翁面掛神事(1月2日 10:00~) 元始祭(1月3日 8:30~) |
駐車場の有無 | あり(70台) *12月30日~1月6日は利用不可 |
注意事項 |
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生田神社
住所:〒650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通1丁目2−1
公式HP:https://ikutajinja.or.jp/
湊川神社|神戸市中央区
湊川神社は、南北朝時代に活躍した名将、楠木正成を祀る神社で、「楠公(なんこう)さん」の愛称で古くから信仰を集めてきました。
楠木正成は、後醍醐天皇の勅命を受け鎌倉幕府の倒幕に貢献し、1336年に足利高尊との戦いで敗退し湊川の地で自刃しました。
水戸光圀が1692年に直筆の墓碑を建立し、その墓碑には幕末の志士たちが多く訪れ、明治維新への原動力となったと言われています。
1872年に明治天皇の命により、その忠義を後世に伝えるため湊川神社が創建されました。
楠木家と能楽の祖として知られる観阿弥・世阿弥には血縁関係があり、境内には神能殿があります。
元日の午前0時に新しい年の到来を告げる初太鼓が打ち鳴らされ、同時に一年の招福を願い、その年の一番最初の神楽が奉納されます。
初詣期間中は多くの露店が並び、干支お守り、干支の置物、破魔矢・福寄熊手・昇運凧などが授与されます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~1月7日 |
参拝者数 | 約100万人(例年) |
主な行事/イベント | 初太鼓と初神楽(1月1日 0:00~) 歳旦祭(1月1日7:00~) 初日供始祭(1月2日 9:00~) 元始祭(1月3日 10:00~) 氏子崇敬者繁栄祈願祭う・翁面掛式(1月7日 11:00~) |
駐車場の有無 | あり(20台)ただし三が日は利用不可 |
注意事項 |
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湊川神社
住所:〒650-0015 兵庫県神戸市中央区多聞通3丁目1-1
公式HP:https://www.minatogawajinja.or.jp/
太山寺|神戸市西区
太山寺は、藤原鎌足の長男・定恵和尚とその孫・宇合により創建されたと伝わる天台宗の古刹です。
鎌倉時代に再建された本堂は、神戸で唯一国宝に指定されている建造物です。
境内には原生林が広がり、春は桜、秋は紅葉の名所として知られています。
本尊の薬師如来にあやかり、病気平穏の御利益を授かることができます。
元日には23:30から先着順で除夜の鐘を撞くことができ、また先着108名に記念品が授与されます。
普段は拝観料がかかりますが、12月31日23:30〜1月1日は無料で拝観することができます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~1月7日 |
参拝者数 | 約1万人(例年) |
主な行事/イベント | 除夜の鐘(12月31日 23:30~1月1日2:00) 修正会(1月1日7:00~1月7日) 追儺式(1月7日14:00 ~16:00) |
駐車場の有無 | あり(50台) |
注意事項 | 開門時間:12月31日 23:30~1月1日 2:00、1月1日~3日 7:00~17:00 |
三身山 太山寺
住所:〒651-2108 兵庫県神戸市西区伊川谷町前開224
公式HP:http://do-main.co.jp/taisanji/
長田神社|神戸市長田区
長田神社は、生田神社、湊川神社とともに神戸を代表する神社の一つです。
その歴史は201年に遡り、神功皇后が新羅からの帰還中に、武庫の水門で神託を受けて創祀したと『日本書紀』に記されています。
御祭神は「えびすさま」「福の神」として広く知られる事代主神です。
商売繁盛、産業振興、開運招福、厄除解除の神として崇敬され、神戸市民から「長田さん」の愛称で親しまれています。
元日は午前0時の時報に合わせて長田区の代表者が打つ初太鼓が奉納され、元旦から多くの神事が行われます。
初詣期間中は紐を引っ張るとおみくじが出てくる干支みくじ、干支勾玉守などが授与されます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
参拝者数 | 約70万人(例年) |
主な行事/イベント | 初太鼓(1月1日0:00~) 歳旦祭(1月1日2:00~) 日供始祭(1月2日 8:00~) 元始祭(1月3日 8:00~) 本宮恵美主祭・翁御面掛式・末社蛭子社祭・年頭献饌者繁栄祈願祭(1月10日 10:30~)天下太平・万民和楽を願って能・翁舞(神歌)が奉納されます。 初釜(1月11日) 年頭氏子祈祷祭(1月13日 11:00~) |
駐車場の有無 | あり(40台) *12月31日~1月6日は利用不可 |
注意事項 |
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長田神社
住所:〒653-0812 兵庫県神戸市長田区長田町3丁目1-1
公式HP:https://nagatajinja.jp/
西宮神社(西宮えびす)|西宮市社家町
西宮神社は、商売繁盛の神・福の神の「えびすさま」をお祀りしている神社で、全国に約3500社あるえびす神社の総本社です。
創建は平安時代以前と伝えられており、「西宮のえべっさん」の愛称で古くから親しまれてきました。
通称「赤門」と呼ばれる表大門は豊臣秀頼の奉献とされ、その左右に連なる全長247mもの大練塀とともに重要文化財に指定されています。
初詣期間中は多くの参拝者で賑わい、特に1月10日を中心に行われる「十日えびす」は、阪神間における最大の祭典として広く全国に知られ、毎年100万人を越える参拝者が詰め掛けます。
1月8日には商売繁盛と大漁を願う「大まぐろ奉納」、9日には有馬温泉の芸妓さんによる「献湯式」が行われ、10日には有名な「開門神事福男選び」が催されます。
10日午前6時の大太鼓を合図に表大門が開かれると外で待っていた参拝者が全力で本殿へ走り参りをし、上位3人が福男に認定される神事です。
「福男」には、認定証・御神像・副賞そして特別の半被が授与されます。
福男の認証式が行われた後、福男三人による鏡開きが行なわれ、参拝者には御神酒が振舞われます。また、先着5000名に「開門神事参拝之証」が授与されます。
「10日えびす」にちなんだ多くの吉兆飾りが用意され、鯛や小判などの飾りがついた縁起物の福笹や熊手などが授与されます。
また、年始限定で授与される、大吉の上の大福があるおみくじを抱えた鯛の置物「鯛みくじ」が人気です。
初詣期間 | 1月1日 0:00~1月11日 |
参拝者数 | 約50万人(例年) 10日えびす期間の参拝者:約100万人 |
主な行事/イベント | 初太鼓(1月1日 0:00~) 歳旦祭(1月1日 6:00~) 奉射事始祭(1月2日 10:00~) 元始祭(1月3日 9:30~) 先着500名に福守り・福神カレンダー無料授与。 百太夫神社祭(1月5日 11:00~) 招福大まぐろ奉納(1月8日 9:30~) 有馬温泉 献湯式(1月9日14:00~) 十日えびす大祭(1月10日4:00~) 開門神事福男選び (1月10日 6:00~) |
駐車場の有無 | あり(100台 無料) *1月1日~1月11日は利用不可 |
注意事項 |
交通規制
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西宮神社
住所:〒662-0974 兵庫県西宮市社家町1-17
公式HP:https://nishinomiya-ebisu.com/
東光寺(門戸厄神)|西宮市
「門戸厄神」の名称で知られる東光寺は、829年に弘法大師空海により開かれた真言宗のお寺です。
石清水八幡宮(京都府)、天野明神(和歌山県)とともに「日本3大厄神」の1つに数えられます。
門戸厄神東光寺には、空海の刻んだあらゆる災厄を打ち払うとされる愛染明王と不動明王が一体となった厄神明王(門戸厄神)が祀られ、関西一円から参拝者が訪れます。
初詣期間中は、元日午前0時から修正会と奉納太鼓が執り行われます。
また、1月18日・19日に開催される「初厄神」には、厄除開運を願う多くの参拝者が訪れます。
東光寺では、初詣に様々な災難から身を守るためのお守り、お札、そえごま、破魔矢、奉納扇子などの縁起物などが用意されます。
干支の置物は元旦の午前0時から授与されます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~19日 |
参拝者数 | 約25万人(初厄神を含む) |
主な行事/イベント | 新年祈祷会(1月1日 0:00~) 新年特別祈祷(1月1日〜) 厄除け大祭(1月18日・19日) |
駐車場の有無 | あり(60台 無料) *1月17日〜19日は利用不可 |
注意事項 |
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松泰山 東光寺
住所:〒662-0828 兵庫県西宮市門戸西町2-26
公式HP:https://mondoyakujin.or.jp/
廣田神社|西宮市
廣田神社の創建は古く、201年に神功皇后が天照大神の荒魂をお祀りしたのが始まりと『日本書紀』に記されています。
皇室や公家の崇敬を集め、明治時代には兵庫県内で唯一、最高位である官幣大社に列せられました。
平安時代以降は京の都の西にあることから「西宮」と称され、地名(西宮市)の由来になったと言われています。
御祭神の天照大神は、霊宝「剣珠」の守護を得て国を守った神様であることから、勝負の神と言われます。
源頼朝をはじめとする武家の信仰も厚く、現在は阪神タイガースが必勝祈願にシーズン前に参拝に訪れます。
廣田神社では、大晦日の午後8時より福火を焚き、新年のカウントダウンを告げる音と共に拝殿前での初詣がはじまります。
拝殿内では、宮司が新年の時報とともに太鼓を鳴らし一番祈祷が斎行されます。
3が日には、歳旦祭、萬燈籠、開運祭、琉球祭太鼓、初日供祭、開運大的御弓始神事、元始祭、新春奉納吟詠、よさこい奉納演舞など数多くの行事が行われ、境内には出店も立ち並びます。
また、3が日の間は毎日違う限定御朱印がいただけるほか、4〜15日の間には限定の御朱印が用意されます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~1月3日 |
参拝者数 | 約19万人(例年) |
主な行事/イベント | 歳旦祭、開運祭、琉球國祭り太鼓(1月1日) 初日供祭、開南京玉すだれ、開開運大的御弓始神事(1月2日) 元始祭、開兵庫尚道館・西宮長和会居合道奉納演武、開新春奉納吟詠《吟道哲山流宗家》(1月3日) |
駐車場の有無 | あり(100台 無料) |
注意事項 | – |
廣田神社
住所:〒662-0867 兵庫県西宮市大社町7番7号
公式HP:https://www.hirotahonsya.or.jp/
清荒神 清澄寺|宝塚市
清澄寺は、896年に宇多天皇の勅願により創建された真言三宝宗の大本山です。
神仏習合の名残が現在も残っているお寺で、境内にはかまどの神・火の神様である「荒神さん」をお祀りする三宝荒神社があります。
「火は全てを浄化する」また「台所は家の中心」と考えられていることから、厄払い・家内安全・商売繁盛のご利益があるといわれています。
清澄寺で授かった御札を台所の神棚にお祀りする風習が古くから根付いており、例年多く参拝者が初詣に訪れます。
布袋尊の伏見人形や、火難災難除けの福竿「吉兆」、その年の運勢を占う星祭などお正月期間限定の授与品があります。
初詣期間 | 1月1日 0:00~2月5日 |
参拝者数 | 約40万人(例年) |
主な行事/イベント | 新年祝祷三宝大祭、大般若経転読法要(1月1日~3日 10:00~) |
駐車場の有無 | あり(380台無料) *12月31日 21:00~1月3日は利用不可 |
注意事項 |
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清荒神清澄寺
住所:〒665-0837 兵庫県宝塚市米谷清シ1−番地
公式HP:http://www.kiyoshikojin.or.jp/
中山寺|宝塚市
中山寺は、聖徳太子が創建したと伝わる日本最初の観音霊場です。
安土桃山時代に豊臣秀吉が中山寺で祈願し、豊臣秀頼を授かったという逸話があります。
また幕末には中山一位局が明治天皇を出産する際、中山寺で受けた腹帯で無事出産したことから、日本唯一の明治天皇勅願所となっています。
ご本尊の十一面観世音菩薩(重要文化財)は「安産・子授けの観音さま」として深く信仰され、安産祈願・子授け祈願に全国から参拝客が訪れます。
また、妊娠中の参拝者には「鐘の緒」と呼ばれる安産祈願の腹帯を授与していただけます。
新年には、1月1〜5日のあいだ福火が焚かれ、新春数量限定朱印も用意されます。
三が日限定の「新春祈祷」は本堂で特別に行われ、願意と名前を浄書した木札を授かることができます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~3日 |
参拝者数 | 約20万人 (例年) |
主な行事/イベント | 大般若経転読法要・除災招福新春特別祈祷(1月1日~3日 10:00〜) |
駐車場の有無 | なし |
注意事項 | 12月31日~1月3日、中山寺山門周辺の下記の区域の車両通行規制が行われます |
紫雲山 中山寺
住所:〒665-8588 兵庫県宝塚市中山寺2丁目11-1
公式HP: https://www.nakayamadera.or.jp/
多田神社|川西市
多田神社は、970年に第56代清和天皇の曾孫・源満仲が、清和源氏の本拠地であった旧摂津国多田に源氏の祖廟として創建した神社で、「清和源氏」発祥の地として知られています。
清和源氏一門は鎌倉・室町・江戸幕府として700年に渡る武家社会の担い手として繁栄してきました。源頼朝・足利尊氏・徳川家康は、御祭神源満仲の末裔です。
御祭神として、源満仲、源頼光、源頼信、源頼義、源義家の五公をお祀りしています。
勝運のご利益があるとされ、スポーツ選手・団体も多く参拝に訪れます。
普段は拝殿までしか入ることができませんが、三が日のみ、本殿・神廟・鬼首洗いの池などの参拝・見学ができます。
正月縁起物として、干支の土鈴、絵馬、鏑矢、破魔矢、干支土鈴が授与されます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
参拝者数 | 約20万人(例年) |
主な行事/イベント | 新年特別祈願祭(1月1日 0:00~) 歳旦祭(1月1日 6:00~) |
駐車場の有無 | あり(20台) 正月三が日は臨時駐車場あり |
注意事項 |
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多田神社
住所:〒666-0127 兵庫県川西市多田院多田所町1-1
公式HP:https://tadajinjya.or.jp/
射楯兵主神社|姫路市
姫路城の中曲輪内に鎮座する射楯兵主神社は、播磨地方の大小明神(174座)の神々を合祀する播磨国の総鎮守です。
地域の人々からは「姫路の総社さん」、「総社のお宮さん」の愛称で親しまれています。
射楯大神と兵主大神の二柱の神様をお祀りしていることから「二神一光」のご神徳、縁を結び幸福へと導くご利益があるとされています。
元日は午前0時の太鼓の合図で長者の列に並んだ参拝者らが新年の幸福増進を祈願し、本殿では「新春特別祈願祭」が執り行われます。
神門前には茅の輪が設置され、大鳥居の外まで参拝客が並びます。
破魔矢、鏑矢、熊手、福笹などの縁起物が授与されます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~3日 |
参拝者数 | 約34万人 (例年) |
主な行事/イベント | 歳旦祭、新春祈願祭、元始祭(1月1日~3日) |
駐車場の有無 | あり *正月三が日は利用不可 |
注意事項 |
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射楯兵主神社
住所:〒670-0015 兵庫県姫路市総社本町190
公式HP:https://www.sohsha.jp/
赤穂大石神社|赤穂市
赤穂大石神社は、「忠臣蔵」で知られる赤穂事件で討ち入りをした大石良雄ら赤穂浪士47義士を祀る神社です。
大正元年(1912)に、大石内蔵助、藤井又左衛門の屋敷跡に建立されました。
主君の仇討ちという大願を果たした祭神に因み、「大願成就」の神徳で信仰を集めています。
境内には義士宝物殿、宝物殿別館、義士木像奉安殿、大石邸庭園からなる義士史料館があり、赤穂義士の面影を偲ぶことができます。
義士宝物殿には、内蔵助が討ち入りに使ったという采配や愛刀の備前長船などが展示されています。
元日の午前0時から大太鼓47報鼓が打ち鳴らされ、先着1000名に「えと盃」が振る舞われます。
初詣期間中は、正月特別御朱印や破魔矢、熊手などの縁起物が用意されます。
他にも、水みくじや一文字流し、武芸・勝負事に勝つ「勝守」、さまざまな力がつく「力守」、大石内蔵助公手植えの松の木の古木が入った「パワー上昇守」も人気です。
初詣期間 | 1月1日 0:00~3日 |
参拝者数 | 約17万人 (例年) |
主な行事/イベント | 一番祈祷(1月1日 0:00~) 歳旦祭(1月1日) 元始祭(1月3日) |
駐車場の有無 | あり(90台、無料) |
注意事項 | 開門時間:元旦 0:00〜20:00、2日・3日〜19:00 |
赤穂大石神社
住所:〒678-0235 兵庫県赤穂市上仮屋字東組131-7
公式HP:https://www.ako-ooishijinjya.or.jp/
鹿嶋神社| 高砂市
鹿嶋神社は、奈良時代に聖武天皇の勅願によって国分寺とその東院として大日寺が建立された際、その鎮護の神として奉祀された高砂市にある神社です。
一人一人心を込めてお詣りすると、その願いは必ず叶えられる「一願成就の神」として有名で、初詣には一願成就・合格祈願に多くの参拝者が訪れます。
鹿島神社では、神殿を願掛けする人の年齢(数え年)分の回数を時計回りで廻れば願いが叶うという言い伝えがあります。
また、神社でありながら、神前で香をたき、灯明を点じるという珍しい風習があります。
摩り願い石(なずり願い石)の側面に刻まれた、「一願成就」「病気平癒」「開運厄除」「家内安全」「商売繁盛」「受験合格」のうち、 自分の祈念する思いの文字の上をひと撫でしてすると願いが叶うと言われています。
初詣期間中は縁起物の破魔矢・鏑矢・熊手などが用意されるほか、参道脇には名物かしわ餅などを販売する露天が数多く並びます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
参拝者数 | 約12万人(例年) |
主な行事/イベント | 歳旦祭(1月1日) |
駐車場の有無 | あり(400台) *正月期間は有料 |
注意事項 |
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鹿嶋神社
住所:〒676-0828 兵庫県高砂市阿弥陀町地徳 279番地
公式HP:http://www.kashimajinja.or.jp/
日岡神社 |加古川市
日岡山に鎮座する日岡神社は、奈良時代に創建された神社です。
地元では「日岡さん」の愛称で古くから親しまれてきました。
御祭神である天伊佐佐比古命が、景行天皇の皇后・稲日大郎姫命の安産祈願を行った際、無事に双子の皇子が生まれたことにちなみ「安産の神様」として東播磨地域で広く信仰されています。
双子の皇子の一人は、日本武尊(やまとたけるのみこと)です。
日岡山には、播磨稲日大郎姫命の陵と治定された日岡御陵古墳があります。
新年には、毎年恒例の巨大絵馬が境内に設置されます。
また熊手、破魔矢、鏑矢など縁起物が用意されます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
参拝者数 | 約10万人(例年) |
主な行事/イベント | 歳旦祭(1月1日) 元始祭(1月3日) |
駐車場の有無 | あり |
注意事項 | – |
日岡神社
住所:〒675-0061 兵庫県加古川市加古川町大野1755
公式HP:https://www.hiokajinja.jp/
柿本神社|明石市
人丸山の頂上に鎮座する柿本神社は、「人丸さん」の通称で親しまれる万葉歌人・柿本人麻呂をお祀りする神社です。
創建は1620年、明石城主の小笠原公が歌聖として柿本人麿を尊敬し、祀ったことに始まります。
柿本人麻呂は、歌聖と仰がれることから歌道の神、学問文芸の神として崇めらてきました。
境内には人麻呂の歌碑があり、境内展望台からは明石海峡と淡路島が一望できます。
また「人麿(ひとまろ)」を「人生まる(ひとうまる)」と解し安産の神とし、また江戸時代からは「火止まる(ひとまる)」と解し火防の神としての信仰もあります。
生前、妻に捧げた歌を多く残し、愛妻家であったことがうかがえることから、夫婦和合の神としてもお祀りされています。
元旦には7時から先着1000人に御神酒が振る舞われるほか、御神矢、干支置物、干支土鈴、絵馬などの縁起物が用意されます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
参拝者数 | – |
主な行事/イベント | 歳旦祭(1月1日 7:00〜) 干支の氷彫刻奉納(1月1日) 奉納太鼓演奏(1月2日 12:00~、14:00~ 雨天中止) 元始祭(1月3日 9:00 ~) |
駐車場の有無 | あり(30台無料) *天文科学館の駐車場が無料臨時開放されます |
注意事項 | – |
柿本神社
住所:〒673-0877 兵庫県明石市人丸町1-26
公式HP:https://kakinomoto-jinja.or.jp/
伊弉諾神宮|淡路市
伊弉諾神宮は、『古事記』『日本書紀』に記されている「国生み神話」において、夫婦の契りを結び、日本を生んだとされている伊弉諾尊と伊弉冉尊の二柱をお祀りする神社です。
伊弉諾大神が天照皇大御神に統治権を委ね、多賀の地に「幽宮」を構えて余生を過ごしたと伝えられる神宅の旧跡に鎮座しています。
『古事記』『日本書紀』に記載されている中では最も歴史の古い神社で、淡路国一宮として全国屈指の高い格式を誇ります。
地元では、日本第1番の宮であることから「いっくさん」の愛称で親しまれています。
境内には2株の木が合体した樹齢900年のご神木「夫婦大楠」があり、縁結び・夫婦円満・子宝の御利益がある神社として有名です。
初詣期間中は、干支がついた絵馬のついた破魔矢などが用意されます。
初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
参拝者数 | 約14万人(例年) |
主な行事/イベント | 新年祈祷受け付け(1月1日 0:00~) 歳旦祭(1月1日 5:00~) 淡路祖霊社新年祭(1月2日 10:00~) 元始祭(1月3日 10:00~) |
駐車場の有無 | あり(第1・第2駐車場、無料) *有料の臨時駐車場もあります |
注意事項 | 終日参拝可能 |
伊弉諾神宮
住所:〒656-1521 兵庫県淡路市多賀740
公式HP:https://kuniuminoshima.jp/
おのころ島神社|南あわじ市
おのころ島神社は、国生みの聖地と伝えられるおのころ(自凝)島の丘に鎮座する神社です。
伊弉諾神宮と同じく、「国生み神話」に登場する伊弉諾尊と伊弉冉尊の二柱をお祀りしています。
『古事記』『日本書紀』には、「伊弉諾命と伊弉冉命が天の浮橋に立ち、天の沼矛を持って海原をかき回し、その矛よりしたたる潮が、おのずと凝り固まって島となった」と記されており、その島が現在のおのころ島と言われています。
伊弉諾命と伊弉冉命の二神は良縁を結ぶ強力な神様として知られ、良縁堅固・夫婦和合・安産・健康長寿などの御利益があるとされます。
境内には、伊弉諾命と伊弉冉命が石の上でつがいの鶺鴒が契りを交わす姿を見て、夫婦の道を開き、御子様を生んだと伝えられる「縁結び鶺鴒石」があるほか、高さ21.7mもの大鳥居は「日本三大鳥居」の1つに数えられています。
初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
参拝者数 | 約5万人(例年) |
主な行事/イベント | 歳旦祭(1月1日 0:00~) |
駐車場の有無 | あり(無料:100台) |
注意事項 | 終日参拝可能 |
おのころ島神社
住所:〒656-0423 兵庫県南あわじ市榎列下幡多415
公式HP:http://www.freedom.ne.jp/onokoro/
出石神社 |豊岡市
「いっきゅうさん」の愛称で親しまれている出石神社は、但馬国一宮の神社で、『古事記』『日本書紀』にも名を連ねています。
ご祭神である天日槍は朝鮮半島の神羅の国の王子で、『古事記』『日本書紀』には、天日槍が但馬国に渡来し、泥の海であった但馬の地を切り開いて水を日本海に流し、現在の肥沃な土地にしたと記されています。
境内には天日槍が日本に渡るときに携えたという八種の宝がともに祀られ、但馬開発の祖神として信仰を集めています。
新年には、大絵馬が神門右手に設置され、元日午前0時の大太鼓の音を契機に、初詣が始まります。
拝殿手前の両側には篝火がたかれ、先着100人にえとの杯を、1000人に「福はし」が授与されるほか、お神酒の振る舞いも予定されています。
初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
参拝者数 | 約2万人(例年) |
主な行事/イベント | 元旦祭(1月1日 6:00~) 新年祭(1月3日 11:00~) |
駐車場の有無 | あり(無料) |
注意事項 | 交通規制:12月31日の23:30から1月1日18:00まで 神社周辺の道路で一方通行や歩行者専用になっている所があります |
出石神社
住所:〒668-0204 兵庫県豊岡市出石町宮内99
公式HP:http://www.izushi-jinjya.com/index.html
お守り・御札の返納に「神社のお焚き上げ」サービス
- 古いお守り・御札を返納しそびれた
- お正月飾り、しめ縄をお焚き上げしたい
という方におすすめなのが、佐賀県にある祐徳稲荷神社が行っている「神社のお焚き上げ」サービスです。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、郵送でのお焚き上げを全国から受け付けており、公式サイトから「お焚き上げキット」を購入し、お焚き上げしたい品物を送るだけ。
最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしていただくことができます。
依頼・利用手順は以下の通り。
- 公式サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- キットが自宅に届く
- お品を封筒(または箱)に入れて送る
- 神社で供養・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」がメールで届く(郵送も可)
キットの注文にはクレジットカード、Amazon Payなどオンライン決済が利用できるほか、送料も全て神社が負担してくれるので、自宅から簡単にお焚き上げを依頼できます。
「お焚き上げキット」は物の種類・サイズに応じて様々なタイプがあり、A5サイズ以下の小さめのお品であれば、「レタータイプ」のキットで1,980円税込〜依頼可能です。
御札やしめ縄、破魔矢など長いお品には「ロングタイプ」のキット(3,980円税込〜)がおすすめ。
神棚・正月飾り・人形・ダルマなど、大きいものをお焚き上げしたい場合は、「ボックスタイプ」のキット(7,480円税込〜)がおすすめです。
いずれのキットも個数制限は無く、規定サイズ内であれば何点でも受け付けてもらえるので、遺品など他にもお焚き上げしたいものがあれば一緒に送りましょう。
多くの寺社では不燃物は受け付けておらず、事前に分別してから持ち込む必要がありますが、「神社のお焚き上げ」サービスでは、プラスチック・金属・陶器など不燃物も受け付けてもらえるので、分別せずにそのまま送れるのも嬉しいポイントです。
お焚き上げしたい物がある方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
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