お守り・御札をはじめ、遺品など思い入れのある品を火で燃やし供養・浄化する「お焚き上げ」。
かつてはお焚き上げを行う神社・お寺が全国各地にありましたが、近年では環境負荷への配慮からその数は減少傾向にあります。
本記事では、通年でお焚き上げを依頼できる東京都内の神社・お寺をご紹介します。
思い出の品を処分したい。
でも、ゴミとして捨てるのは抵抗がある…
そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、お品を封筒や箱に入れて神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
✅ 金属・プラスチックなど不燃物も受付可能
✅ 個数制限なし、規定サイズ内なら何点でも受付可能
✅ クレジットカード、オンライン決済可
遺品や思い出の品の処分にお困りの方は、ぜひ活用してみてください。
東京都内にお焚き上げができる神社・お寺はある?
お焚き上げを通年で受け付けている東京都内の神社・お寺はわずか2社となっており、ほかには葬儀会社が主催する遺品供養・人形供養などがあります。
お守り・御札は東京に限らず、全国各地の神社・お寺で返納を受け付けており、境内の納札所に納めることで、後日お焚き上げしていただくことができます。
「どんど焼き」や「人形供養祭」という形で年に1回お焚き上げを行っている神社・お寺は他にもありますが、持ち込めるものが決まっているため、それ以外の遺品や思い入れのある物をお焚き上げしたい場合、どこに依頼すれば良いかお困りの方も多いのではないでしょうか?
そういった方に向けて、本記事ではお焚き上げを通年で受け付けている東京都内の神社・お寺をご紹介します。
通年でお焚き上げ依頼できる東京の神社・お寺
梅照院|中野区
梅照院は、地元住民から新井薬師として知られている東京都中野区にある真言宗のお寺です。
ご本尊は空海作と伝承される表が薬師如来、裏が如意輪観音の二仏一体の像です。秘仏の御本尊は、12年に一度、寅年のみに開帳されます。
江戸幕府2代将軍徳川秀忠の五女で後水尾天皇中宮の和子(東福門院)が薬師如来に眼病平癒を祈願したところ、すぐに回復したとされることから、眼病治癒の利益があると有名になった梅照院は、治願薬師と呼ばれています。 また子育てなどにも利益があるとされる寺院です。
梅照院では、毎年正月1月1日から8日に「梵焼会」と呼ばれるお焚き上げ法要が催されます。梵焼会では、持ち込んだものをご本人が直接火の中に投げ入れて合掌することができます。
梅照院では、梵焼会の他の時期にも通年でお焚き上げのための品物を受付けていて、後日法要を行った後お焚き上げして頂けます。他寺社に関わらず、お焚き上げが必要と思う品物を全て預かりして頂くことができるということです。
開催日時 | 梵焼会は毎年1月1日から8日 その他は通年随時 |
受付方法 / 日時 | 持ち込みのみで、受付は 9:00~16:00 梵焼会期間中の受付は15時まで。 |
志納料 | 受付時に確認した後、正式な志納料が提示されます。 目安は以下の通りです。 各寺社のお守り・お札:無料、だるま300円〜、丸飾り(しめ縄)300円〜、人形(雛人形)1,000円〜、ぬいぐるみ300円〜 |
注意点 |
|
梅照院 (新井山 梅照院 薬王寺)
住所:〒165-0026 東京都中野区新井5-3-5
公式HP: https://araiyakushi.or.jp/
本寿院|大田区
東京・大田区にある本寿院は、天台宗系単立の歴史あるお不動様を祀る会館形式のお寺です。
本寿院は、毎月公開で合同の人形法要を行なっていることを、マスコミなどで取り上げられよく知られていますが、人形の他にも遺品や仏壇、自身で処分できない大切なものなどもご供養してもらえます。 また、合同法要に参列しお焼香することができます。
供養の主な対象品は以下になります。
- お雛様・五月人形・ぬいぐるみなどの人形
- 亡くなった方の身に着けていたご遺品
- 仏壇・位牌・神棚
- 銅像・胸像など処分できないもの
- 思い出の品
- 捨ててしまって手元にないぬいぐるみや人形
上記以外の品につきましては、本寿院までお問い合わせ下さい。
開催日時 | 毎月第二日曜日 9:00 ~ |
受付方法 / 日時 | 当日持ち込みは8:30 まで 事前持ち込みは9:00~18:00、または郵送 (年中無休) |
供養料 |
|
注意点 |
|
本寿院
住所:〒143-0025 東京都大田区南馬込1丁目16-2
公式HP:https://honjyuin.com/
お品を送るだけ!「神社のお焚き上げ」サービスがおすすめ
- 近くにお焚き上げを依頼できる神社・お寺がない
- 今すぐお焚き上げを依頼したい
という方におすすめなのが、佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社が行っている「神社のお焚き上げ」サービスです。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、通年で郵送でのお焚き上げを受け付けており、サイトから「お焚き上げキット」を注文し、お品を封筒や箱に入れて神社に送るだけ。
最短1.5ヶ月でお焚き上げしていただくことができます。
「神社のお焚き上げ」サービスの利用方法は以下の通り。
- 公式サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- キットが自宅に届く
- 専用封筒(または箱)にお品を入れて神社に送る
- 神社でご祈祷・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」が届く
お焚き上げキットは物の種類やサイズに応じて様々なタイプがあり、A5サイズ以下の小さめの物であれば、「レタータイプ」のキットで1,980円税込〜依頼できます。
大きめの物をまとめてお焚き上げしたい方には、「ボックスタイプ」のキット(7,480円税込〜)がおすすめです。
いずれも個数制限はなく、規定サイズ内であれば何点でも受け付けてもらえるので、お焚き上げしたいもの複数がある方はまとめて一緒に送りましょう。
他にも、人形・ぬいぐるみ類専用のお得な「人形供養キット」(14,900円税込〜)などもあるので、ご自身の捨てたい物・サイズに応じたキットを選びましょう。
多くの神社・お寺では不燃物を受け付けていない場合がほとんどですが、「神社のお焚き上げ」サービスでは、金属・プラスチックなどの不燃物も受け付けてもらえるので、分別の手間がかからないのも嬉しいポイントです。
※不燃物はご祈祷後、産業廃棄物として処分されます
思い出の品の処分にお困りの方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
合わせて読みたい
コメント