長年愛用してきた眼鏡や、故人が生前使っていた眼鏡など、古い眼鏡を処分する際に、ゴミとして捨てるのに抵抗がある方も多いのではないでしょうか?
大切に使ってきた眼鏡を捨てるのに罪悪感があるという方には、「メガネ供養」がおすすめです。
本記事では、古い眼鏡の処分にお悩みの方に向けて、メガネ供養を行なっている神社・お寺を詳しくご紹介します。
古い眼鏡を処分したい
でも、ゴミとして捨てるのは抵抗がある…
そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、眼鏡を封筒や箱に入れて神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
✅ ガラス・金属・プラスチックなど不燃物も受付可能
✅ 眼鏡ケース・眼鏡拭きなど、眼鏡以外のものもまとめて受付可能
✅ クレジットカード、オンライン決済可
古い眼鏡の処分にお困りの方は、ぜひ活用してみてください。
「メガネ供養」とは?
「メガネ供養」とは、壊れて使えなくなった眼鏡や、古い眼鏡を神社・お寺に持ち込み、感謝とねぎらいの気持ちを込めて供養お焚き上げする儀式です。
メガネ供養がいつどのように始まったか、その発祥は不明ですが、眼に縁のある寺社や、眼鏡の製造・販売業者の主催により全国各地で開催されています。
中には、眼鏡だけでなくコンタクトレンズの供養を受け付けているところや、眼鏡を供養した後、発展途上国に寄付しているところもあります。
視力が悪い人にとって、眼鏡は生活に欠かせない道具です。
長年愛用してきた眼鏡や、故人が生前使っていた眼鏡を処分する際は特に、ゴミとして捨てるのに罪悪感を感じる方も多いでしょう。
メガネ供養には主に以下のような意味・メリットがあります。
- 眼鏡に感謝の気持ちを伝えられる
- 故人(持ち主)へ届けることができる *仏教の考え方
- 天に還すことができる *神道の考え方
また、眼鏡を供養することで、視力改善や目の健康を祈願する意味もあります。
一概に全ての眼鏡を供養する必要はありませんが、下記に当てはまる場合は供養を検討しましょう。
- 長年愛用してきた眼鏡
- 故人が生前使っていた眼鏡
故人の使っていた眼鏡を処分したい、罪悪感なく眼鏡を手放したいといった場合におすすめです。
メガネ供養にまつわる「メガネの日」
全国の神社・お寺では、毎年10月1日「メガネの日」に合わせて箸供養を行なっているところが多くあります。
1997年、日本眼鏡関連団体協議会の発案により、消費者の方々にメガネに対する正しい認識と興味を持ってもらうことを目的に制定されました。
10月1日を“1001”と表記した時に、両端の“1”が「メガネのツル」、内側の“0”が「レンズ」に見えることからこの日が選ばれたと言われています。
メガネ供養ができる場所
上野不忍池辯天堂「めがね供養祭」|東京都
東京都、上野公園内の不忍池に在る上野不忍池辯天堂は、蓮の花に覆われた池に浮かぶ島の上に建立されたお寺です。
辯天堂では毎年10月1日に「めがね供養祭」が、東京眼鏡販売店協同組合の主催により開催されています。
集められた眼鏡は供養されたのち、再利用可能なメガネは大規模災害時の仮眼鏡などの社会貢献に活用されます。
当日参列者には、供養する古い眼鏡と引き換える形で「オリジナルめがね拭き」などが配られます。
開催日時 | 毎年10月1日 |
受付方法 / 日時 | 持ち込み / 当日午前9時〜午前10時30分 |
供養料 | 無料 |
注意点 | 当日会場に持参できない場合は、東京眼鏡販売店協同組合・ 参加店への事前持ち込みが可能 |
上野不忍池辯天堂
住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園2−1
公式HP:https://bentendo.kaneiji.jp/#gsc.tab=0
大智院「めがね弘法大祭」|愛知県
愛知県知多市にある寺院である大智院は、その昔、目の不自由な参拝者が、大智院の身代大師像に祈願すると目が治り、代わりに大師の目に傷がついた。という言い伝えが残されています。
大師像にはその参拝者が残した眼鏡がかけられていることから「めがね弘法」という名称で親しまれています。
大智院では毎年10月第4日曜日に「めがね弘法大祭」が開催されており、健眼長寿の祈祷が行われる他、境内では使用済みのめがねやコンタクトのお焚き上げが執り行われ、参拝者には名物「先見粥」が振る舞われます。
開催日時 | 毎年10月第4日曜日 |
受付方法 / 日時 | 持ち込み / 当日 ※受付日時はお問い合わせください |
供養料 | お問い合わせください |
注意点 | お問い合わせください |
大智院
住所:〒478-0025 愛知県知多市南粕谷本町1丁目196
公式HP:http://www.daichiin.jp/top.php
一畑薬師「眼鏡供養祭」|島根県
「目のお薬師さま」として信仰を集める一畑薬師は、1100年もの歴史がある薬師信仰の総本山です。
日々のご祈念、例月祭などをはじめ多くの行事が執り行われ、一年を通じて多くの参拝者で賑わいます。
一畑薬師では毎年11月8日に「眼鏡供養祭」が開催されており、持ち込まれたメガネは丁寧に供養されたのち、1994年から取り組んでいる寄贈事業として、インドの恵まれない人々へ寄贈され、メガネを必要としている人のために役立てられます。
開催日時 | 毎年11月8日 午前11時〜 |
受付方法 / 日時 | 持ち込み / 当日 |
供養料 | 500円(一個あたり) |
注意点 | お問い合わせください |
一畑薬師
住所:〒691-0074 島根県出雲市小境町803
公式HP:https://ichibata.jp
壷阪寺「眼病封じ祈願会・めがね供養会」|奈良県
奈良県高市郡にある壺阪寺は、「眼の観音さま」として古くから信仰されている壷阪観音をお祀りしており、別名「眼病封じのお寺」とも呼ばれています。
毎年5月と10月に、眼病封じ・平癒を祈願する「眼病封じ祈願会」が開催されており、10月18日には、祈願会と合わせて古いめがねやコンタクトレンズを供養する「めがね供養会」が開催されています。
開催日時 | 毎年10月18日 |
受付方法 / 日時 | 持ち込み / 当日 |
供養料 | お問い合わせください |
注意点 | お問い合わせください |
壷阪寺
住所:〒635-0102 奈良県高市郡高取町壷阪3
公式HP:https://www.tsubosaka1300.or.jp
福井県鯖江市「めがねフェス」
メガネの産地として知られている福井県鯖江市では、毎年9月末の2日間、一般社団法人福井県眼鏡協会の主催により、めがねミュージアムと周辺特設会場にて「めがねフェス」が開催されています。
めがねフェスの催しの一つとして、めがね会館の敷地内にある供養塔前にて「めがね供養」が執り行われます。
集められたメガネは供養されたのち、開発途上国に寄付されます。
開催日時 | 9月末頃の2日間 開催日は公式HPをご確認ください |
受付方法 / 日時 | 持ち込み・郵送 |
供養料 | 無料 |
注意点 | 郵送の場合:送料はご負担ください |
「めがねフェス」
主催:一般社団法人福井県眼鏡協会
住所:〒916-0042 福井県鯖江市新横江2-3-4
公式HP:https://meganefes.com/contents/cid2918/
メガネを送るだけ!「神社のお焚き上げ」がおすすめ
メガネ供養を行なっている全国の神社・お寺をご紹介してきましたが、中には「開催日に予定が合わない」「神社・お寺に直接持ち込むのが難しい」など、様々な理由で躊躇している方もいらっしゃるかと思います。
そんな方には、佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社が行なっている郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」がおすすめです。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、通年で郵送での供養お焚き上げを受け付けており、公式サイトから「お焚き上げキット」を購入し、眼鏡を専用封筒に入れて神社に送るだけ。
最短1.5ヶ月で供養していただくことができます。
眼鏡供養の申し込み手順は以下の通り。
- サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- キットが自宅に届く
- 眼鏡を専用封筒に入れて神社に送る
- 神社でご祈祷お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」がメールで届く
キットの購入にはクレジットカード、Amazon Payなどオンライン決済が使える他、送料も全て神社が負担してくれるので、時間・お金をかけずに、全国どこからでも眼鏡供養を依頼できます。
「お焚き上げキット」は物の種類・サイズに応じて様々なタイプが用意されており、眼鏡数枚であれば「レタータイプ普通」のキットで税込2,980円〜依頼可能です。
いずれのキットも個数制限はなく、規定サイズ内であれば何膳でも受け付けてもらえるほか、眼鏡以外のものもまとめて送れるので、遺品やお守り・御札、神棚、人形など、お焚き上げしたいものがあれば一緒に送りましょう。
メガネ供養を行なっている多くの神社・お寺では、「眼鏡本体のみ」が対象となっているところがほとんどですが、「神社のお焚き上げ」サービスでは、眼鏡以外のもの・不燃物も受け付けているので、眼鏡ケースや眼鏡拭きなど、眼鏡以外のもの・遺品もまとめて供養を依頼することができます。
古い眼鏡の処分にお困りの方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
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