掛け軸の処分方法、美術品・仏壇用掛け軸を捨てる際の注意点を詳しく解説

掛け軸 処分 捨て方 仏壇 処分 片付け

仏壇じまいや遺品整理、断捨離、実家の片付けの際に出てきた古い掛け軸。
年季が入っているだけに、どのように処分して良いものかお困りの方も多いのではないでしょうか。

特に仏壇用の掛け軸は、御本尊としての役割があるため、処分方法には注意が必要です。

本記事では、掛け軸の処分でお悩みの方に向けて、「美術品」「仏壇用」それぞれの処分方法と注意点を詳しく解説します。

神社のお焚き上げ_お焚き上げ

古い掛け軸を処分したい
でも、ゴミとして捨てるのは抵抗がある…

そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、掛け軸を封筒や箱に入れて神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。

神社のお焚き上げ の特徴・メリット
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金属・プラスチックなど不燃物も受付可能
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古い掛け軸の処分にお困りの方はぜひ活用してみてください。

掛け軸の種類

掛け軸は大きく、美術品と仏壇用(仏像が書かれている掛け軸)の2種類に分けられます。

仏壇用の掛け軸は主に、如来(にょらい)・菩薩(ぼさつ)・明王(みょうおう)・天部(てんぶ)の仏像が描かれた物の4種類あります。

仏壇に飾られる掛け軸は、御本尊と同じ役割を持っており、仏壇内に仏像を設置することが困難な場合に、掛け軸を御本尊としてお祀りしている家庭が多くあります。

対して、旅館の客室や床間に飾られることの多い、一般的な掛け軸は美術品になります。

仏壇の中に収められているか否かで見分けることができますが、押入れ等から出てきた掛け軸でも、仏像が描かれているものは仏壇用の可能性があるので注意が必要です。

 

【美術品】掛け軸の処分方法

掛け軸 処分 捨て方

美術品の掛け軸は、一般の家庭ゴミとして処分することができます。
掛け軸本体は紙と布でできているので燃えるゴミに分類されますが、軸にプラスチックや金属が使われている場合は、分別してから捨てるようにしましょう。

しかし、中には美術的・歴史的価値のある掛け軸もあります。
処分する際には、掛け軸の出所や来歴、買値などを確認すると良いでしょう。

詳細が分からない場合は、骨董・古美術品の専門業者に買取査定を依頼するのもおすすめです。
歴史的価値のある掛け軸であれば、美術館・博物館などに寄付する、という選択肢もあります。

古美術品としての価値がない掛け軸でも、アンティーク雑貨として売却できる可能性があるので、オークションサイトやフリマアプリに出品するのも良いでしょう。

 

掛け軸を高値で売るコツ

掛け軸の買取査定を依頼する、オークションやフリマアプリに出品する際には、以下のような掛け軸の来歴を証明できるもの、付属品があると高値で買い取ってもらえる可能性があります。

  • 証明書
  • 桐箱
  • その他の付属品

また、掛け軸自体の状態も査定時には重要になります。
掛け軸は湿気に弱く、カビが発生しやすいため、できるだけ直射日光の当たらない清潔な場所で保管してください。

 

【仏壇用】掛け軸の処分方法

掛け軸 処分 捨て方

仏壇用掛け軸は、仏壇に入れる際に「開眼供養(魂入れ)」という儀式を行うことが一般的です。
御本尊と同じ役割があるため、ゴミとして捨ててしまうと、仏様・ご先祖様をぞんざいに扱うことになってしまいます。

仏壇を片付ける場合、掛け軸が不要になった場合は、僧侶の方に来ていただき、「閉眼供養(魂抜き)」を行なっていただく必要があります。

閉眼供養(魂抜き)を終えた掛け軸は、家庭ゴミとして処分することができます(宗派により考え方が異なります)。
「御本尊として毎日拝んできた掛け軸を捨てるのに抵抗がある」という方は、お焚き上げを依頼しましょう。
閉眼供養(魂抜き)を依頼する際に預かってもらえる場合もあるので、事前に相談してみましょう。

 

捨てにくい掛け軸は「お焚き上げ」がおすすめ

お寺 菩提寺 お焚き上げ

美術品・仏壇用に関わらず、掛け軸をゴミとして捨てるのに抵抗がある方には、神社・お寺にお焚き上げを依頼する方法をおすすめします。

お焚き上げとは、神社やお寺でご祈祷・読経を行い、火で燃やすことで天にお還しする儀式です。
日本では古来から「古いものには魂が宿る」と考えられており、お守り・御札に限らず、遺品や思い入れのある品物の供養・お焚き上げを行なっている神社・お寺が全国にあります。

仏壇用の掛け軸は、処分する前に閉眼供養(魂抜き)をする必要があるため、お寺に依頼しましょう。
美術品の掛け軸は仏教とは関係が無いため、神社にお焚き上げしても問題ありません。

供養代は寺社により異なりますが、掛け軸1点につき3,000円〜1万円が相場となります。
「ご志納」となっている場合は、1万円を包んでお渡しするのが通例です。

不燃性のものを受け付けていない寺社が多く、軸にプラスチックや金属が使われている場合、お焚き上げ(焼納)してもらえない可能性があるため、事前に相談しましょう。

 

掛け軸を送るだけ「神社のお焚き上げ」がおすすめ

神社のお焚き上げ

  • 掛け軸を今すぐお焚き上げしたい
  • 処分したい掛け軸がたくさんある
  • 神社・お寺に直接持ち込むのが難しい

という方におすすめなのが、佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社が行なっている郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」です。

「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、通年で郵送でのお焚き上げを受け付けており、サイトから「お焚き上げキット」を購入し、掛け軸を神社に送るだけ。
最短1.5ヶ月でお焚き上げしてもらうことができます。

申し込み・利用手順は以下の通り。

  1. サイトから「お焚き上げキット」を購入する
  2. キットが自宅に届く
  3. 掛け軸を封筒(または箱)に入れて神社に送る
  4. 神社でご祈祷・お焚き上げが行われる
  5. お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」がメールで届く

キットの購入にはクレジットカード、Amazon Payなどオンライン決済が使えるほか、送料も全額神社が負担してくれるので、自宅にいながら気軽にお焚き上げを依頼することができます。

「お焚き上げキット」は物の種類やサイズに応じて様々なタイプがあり、掛け軸のサイズにもよりますが、1点であれば「ロングタイプ」のキットで3,980円税込〜依頼できます。

個数制限はないので、封筒に入る大きさ(縦61×横10×厚さ6.5cm)であれば何点でも送ることができるほか、掛け軸以外の物も受け付けているので、お守り・御札など、他にもお焚き上げしたいものがある方は一緒に送りましょう。

大きめの掛け軸や、掛け軸以外にもお焚き上げしたいものがたくさんある場合は、「ボックスタイプ」のキット(7,480円税込〜)がおすすめです。

こちらのキットも個数制限はなく、神棚・人形など、掛け軸以外のものも送れるので、遺品整理や断捨離で出た処分しづらい物にお困りの方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスを活用してみてください。

神社のお焚き上げ_お焚き上げ

 

 
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