着物供養とは?有名な供養祭、通年でお焚き上げを依頼できる神社・お寺をご紹介

着物供養 意味 供養祭 お焚き上げ 開催時期 供養 お焚き上げ

祖母や母から譲り受けた着物、遺品整理や生前整理で出てきた着物。

「もう着ないけれど、ゴミとして捨てるのは気が引ける」と、手放し方に迷っている方も多いのではないでしょうか?

捨てる罪悪感を軽減したい方におすすめなのが、神社やお寺で感謝を込めて供養・お焚き上げしてもらう「着物供養」です。

着物供養には、「呉服の日」の5月29日などに開かれる着物供養祭に納める方法と、通年で受け付けている神社・お寺に持ち込み・郵送で依頼する方法があります。

本記事では、着物供養の意味と、着物供養を依頼できる全国の神社・お寺をご紹介します。

\ 迷ったらここ! /
着物供養の依頼先
タイプ おすすめ依頼先 供養料 受付期間 受付日時
供養祭 笠原寺「きもの供養」
京都府京都市山科区
100サイズ以下 5,000円〜
箱のサイズと重さで決まる/帯・和装品も可
例年5月29日に法要
着物供養は通年受付
法要は14時から
郵送可/供養後に「着物供養のお札」が届く
持ち込み 本寿院
東京都大田区
三辺合計70cm以内 5,000円程度〜
140cm以内10,000円程度/お布施として納める
通年
年中無休
毎日9:00〜18:00・予約不要
毎月第2日曜に公開の合同供養法要
郵送 神社のお焚き上げ
佐賀県・祐徳稲荷神社
レタータイプ 1,980円〜
ボックスタイプ7,480円〜/送料無料
通年
Webからの申し込みは24時間
いつでも発送できる
帯留めなど不燃物も分別せずそのまま/個数制限なし

 

  1. 「着物供養」とは?
    1. 供養を検討したい着物
    2. 帯・長襦袢・帯締めなどの小物も一緒に供養できる
  2. 有名な着物供養祭
    1. 笠原寺「きもの供養」|京都府京都市山科区
        1. 日時・料金
        2. 主な対象品
        3. その他対象外の品・注意点
        4. 開催場所・ホームページ
    2. 四天王寺「きもの供養祭」|三重県津市
        1. 日時・料金
        2. 主な対象品
        3. その他対象外の品・注意点
        4. 開催場所・ホームページ
    3. 常照寺「帯供養」|京都府京都市北区
        1. 日時・料金
        2. 主な対象品
        3. その他対象外の品・注意点
        4. 開催場所・ホームページ
    4. 蓮馨寺「川越きものの日」着物供養|埼玉県川越市
        1. 日時・料金
        2. 主な対象品
        3. その他対象外の品・注意点
        4. 開催場所・ホームページ
  3. 通年で着物供養を依頼できる神社・お寺
    1. やすらか庵|千葉県千葉市若葉区
        1. 日時・料金
        2. 主な対象品
        3. その他対象外の品・注意点
        4. 開催場所・ホームページ
    2. 本寿院|東京都大田区
        1. 日時・料金
        2. 主な対象品
        3. その他対象外の品・注意点
        4. 開催場所・ホームページ
    3. 仙光院|神奈川県三浦郡葉山町
        1. 日時・料金
        2. 主な対象品
        3. その他対象外の品・注意点
        4. 開催場所・ホームページ
    4. 柳谷観音 大阪別院 泰聖寺|大阪府大阪市天王寺区
        1. 日時・料金
        2. 主な対象品
        3. その他対象外の品・注意点
        4. 開催場所・ホームページ
    5. 豊中不動尊|大阪府豊中市
        1. 日時・料金
        2. 主な対象品
        3. その他対象外の品・注意点
        4. 開催場所・ホームページ
  4. 着物を供養・処分するときの注意点
    1. 遺言や故人の希望がある場合はそれに従う
    2. 証紙・落款がある着物は先に査定を受ける
  5. 着物供養に関するよくある質問
    1. 着物を供養せずに捨てるとバチが当たりますか?
    2. 着物1枚だけでも供養してもらえますか?
    3. 着物供養の費用の相場はどのくらいですか?
    4. 浴衣や洋服も一緒に供養できますか?
    5. 帯留めやかんざしなど、金属の小物も送れますか?
    6. 供養に立ち会うことはできますか?

「着物供養」とは?

着物供養とは、思い入れのある着物や故人が愛用していた着物を、神社やお寺でご祈祷・読経してもらい、お焚き上げなどで丁寧に手放すことです。

長く大切にしてきた物には持ち主の想いが宿ると考えられてきました。

仏教では供養によって故人のもとへ届けるという考え方、神道ではお焚き上げの火によって天に還すという考え方があり、いずれも「これまでありがとう」という感謝を伝えて区切りをつける意味があります。

すべての着物を供養しなければならないわけではありませんが、そのまま捨てることに抵抗がある着物は、供養を選ぶことで気持ちよく手放せます。

 

供養を検討したい着物

次のような着物は、ゴミとして処分する前に供養を検討してみましょう。

  • 祖母や母から受け継いだ形見の着物
  • 故人が生前愛用していた着物
  • 人から贈られた着物・嫁入り道具として誂えた着物
  • シミや傷みがあり、譲ったり売ったりできない着物

状態のよい着物や証紙付きの着物は、買取や寄付で次の人に受け継ぐ選択肢もあります。着ないまま眠らせている着物がある場合は、供養とあわせて検討してみてください。

 

帯・長襦袢・帯締めなどの小物も一緒に供養できる

着物供養では、着物本体だけでなく、帯や長襦袢、帯締め・帯揚げ、半衿、端切れなどの和装小物もまとめて依頼できる依頼先がほとんどです。

京都の常照寺のように、帯だけを対象にした「帯供養」という行事もあります。

ただし、帯留めやかんざしの金具、草履やバッグの留め具など、燃えない素材を含む物は受け付けていない寺社もあります。
不燃物がある場合は、依頼前に受け付けてもらえるかを確認しておきましょう。

 

不燃物や着物以外の遺品もまとめて供養したい場合は、郵送でお焚き上げを依頼できる「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。

合同供養1回 1,980円〜
家からお品を送るだけ

 

有名な着物供養祭

着物供養祭は、決まった日に着物をまとめて供養する行事です。

「呉服(ご・ふ・く)」の語呂合わせにちなんだ5月29日の「呉服の日」に合わせて開かれるものが多く、京都の笠原寺や三重県津市の四天王寺などで毎年営まれています。

法要に参列して、自分の手で焼香をしてから着物を送り出せるのが供養祭の魅力です。

一方で、開催が年に1〜2回に限られ、受付期間も決まっているため、すぐに手放したい方は、後半で紹介する通年受付の依頼先を選びましょう。

※開催時期や料金は年によって変わるため、参加前に各公式サイトや電話でご確認ください

依頼先 供養料 開催時期 受付方法 郵送 帯・小物
笠原寺「きもの供養」
京都府京都市山科区
100サイズ以下 5,000円〜
120サイズ8,500円/140サイズ15,000円
例年5月29日
着物供養は通年受付
持ち込み・郵送
法要当日まで、または事前に預ける
〇 可能 〇 可能
四天王寺「きもの供養祭」
三重県津市
大きな段ボール1箱 5,000円程度
近年の目安
例年5月29日
午前中に法要
寺・県内の加盟呉服店で事前受付 △ 要確認 〇 可能
常照寺「帯供養」
京都府京都市北区
参加費 1,000円
拝観料、抹茶・和菓子付き
近年は11月
開催日は毎年告知
事前申し込み制
帯または帯の写真を持参
× 不可 ◎ 帯専門
蓮馨寺「川越きものの日」
埼玉県川越市
無料
供養代はかからないと案内されている
例年5月・11月に供養
受付は毎月18日
イベント当日に持参 △ 要確認 △ 要確認

 

笠原寺「きもの供養」|京都府京都市山科区

京都市山科区の笠原寺は、「厄除けのお大師さま」で知られる川崎大師平間寺(神奈川県川崎市)の京都別院です。

境内には着物を納める「きもの塚」があり、「呉服の日」にあたる5月29日に、毎年「きもの供養」の法要が営まれています。

着物供養を専門の行事として続けているお寺は全国でも珍しく、着物供養の代表的な場所のひとつです。

長く愛用した着物や帯といった和装品のほか、写真や人形も一緒に納められます。供養が終わった着物は後日お寺でお焚き上げされ、完了後には「着物供養のお札」が自宅に届きます。

もうひとつの強みは、5月29日の法要に限らず、着物供養を通年で受け付けていることです。持ち込みのほか郵送にも対応しているので、京都まで足を運べない方でも依頼できます。

供養料は段ボールのサイズと重さで決まり、大きな箱でも重さが規定以下なら安い料金が適用されます。着物をまとめて手放したい方にも使いやすい料金体系です。

日時・料金
受付日時 例年5月29日(呉服の日)14時から法要 着物供養そのものは通年で受付。法要の日以外に預けた着物も供養してもらえる
依頼・参加方法 問い合わせフォームまたは電話で申し込み 法要当日までに持参するか、事前に持ち込み・郵送しておく。法要はどなたでも参列できる
持ち込み・郵送 持ち込み・郵送のどちらも可 郵送は元払い。到着後にお寺がサイズ・重さを計り、供養料が案内される
供養代・料金 100サイズ以下・10kg以下 5,000円〜 120サイズ8,500円/140サイズ15,000円/160サイズ以上22,000円。箱が大きくても重さが規定以下なら下の料金が適用される
主な対象品

着物、帯などの和装品、写真、人形

着物・浴衣 〇 可能 着物供養として公式に受け付けている
帯・長襦袢・和装小物 〇 可能 「お着物や帯など、想いのこもった和装品」が対象と案内されている
帯留め・金具など不燃物 △ 要確認 明記がないため、申し込み時に相談を
その他対象外の品・注意点
  • 郵送の場合は、到着後に案内された供養料をゆうちょ銀行へ振り込みます。振り込みを確認してから供養が行われます
  • 郵送は元払いのみです。送料は自己負担になります
  • 供養料は箱のサイズと重さで決まります。重い帯や小物を多く入れる場合は、重さの区分も確認しておきましょう
  • 法要の日時は例年の目安です。参列を希望する場合は、事前に公式サイトや電話で確認してください
開催場所・ホームページ

川崎大師京都別院 笠原寺
〒607-8172 京都府京都市山科区大宅岩屋殿2番地
https://ryugennji.com/

 

四天王寺「きもの供養祭」|三重県津市

津市栄町の塔世山四天王寺は、聖徳太子ゆかりの曹洞宗の古刹です。

ここでは三重県呉服商連合会が主催する「きもの供養祭」が、例年5月29日の「呉服の日」に営まれています。県内の呉服店が中心となって続けてきた行事で、津市内だけでなく四日市市や松阪市など県内各地から申し込みが集まります。

当日は祭文の読み上げに続いて本堂で法要が営まれ、参列者が焼香をして思い出の着物や帯に別れを告げます。法要のあとは境内の供養塔でも読経が行われます。

受付は四天王寺のほか、連合会に加盟している県内の呉服店でも行われるのが特徴です。なじみの呉服店に相談しながら手放せるので、「母の形見の着物をどうすればいいか分からない」という方にも心強い行事です。

日時・料金
開催日時 例年5月29日(呉服の日)の午前中 開催日時は年によって異なる場合があるため、事前に確認を
依頼・参加方法 四天王寺または三重県呉服商連合会の加盟店で事前に受付 受付は開催日の直前までの期間に行われることが多い
持ち込み・郵送 持ち込み(郵送は要確認) 法要への参列・焼香もできる
供養代・料金 大きな段ボール1箱 5,000円程度 近年の目安。最新の供養料は受付先で確認を
主な対象品

着物、帯など

着物・浴衣 〇 可能 着物を納める供養祭として開かれている
帯・長襦袢・和装小物 〇 可能 着物とあわせて帯も多く納められている
帯留め・金具など不燃物 △ 要確認 明記がないため、受付時に相談を
その他対象外の品・注意点
  • 受付期間は開催日の前までに限られます。当日の持ち込みができるかは事前に確認してください
  • 受付先は四天王寺と三重県呉服商連合会の加盟店です。どの店舗で受け付けているかは寺に問い合わせると確実です
  • 開催日時・供養料は年によって変わることがあります。申し込む前に最新の情報を確認してください
開催場所・ホームページ

塔世山 四天王寺
〒514-0004 三重県津市栄町1-892
https://sitennoji.net/

 

常照寺「帯供養」|京都府京都市北区

京都・鷹峯の寂光山常照寺は、本阿弥光悦とその養子・光瑳によって開かれたお寺です。二代目吉野太夫が寄進した朱塗りの「吉野門」があり、紅葉の名所としても知られています。

ここで開かれているのが、帯メーカーの川島織物セルコンが主催する「帯供養」です。帯の製造にかかわる人や生き物のいのちに感謝を表す行事で、近年は紅葉の季節の11月に開催されています。

供養の対象は帯に特化していますが、メーカーは問われず、他社製の帯も持ち込めます。帯そのものが手元になくても、帯の写真で供養できるのもこの行事ならではの点です。

手放す帯だけでなく、これからも使い続けたい帯の供養にも参加でき、供養後は持ち帰るか、処分や次の使い手への譲渡をお願いするかを選べます。参加費には拝観料と抹茶・和菓子が含まれており、紅葉の境内で和装文化にふれるひとときとして楽しめます。

日時・料金
開催日時 近年は11月に開催 開催日は毎年、川島織物セルコンの公式サイトで告知される
依頼・参加方法 専用フォームから事前に申し込み 近年は応募多数の場合は抽選。当日は帯または帯の写真を持参する
持ち込み・郵送 当日の持参のみ 郵送での受付は案内されていない
供養代・料金 参加費 1,000円(拝観料、抹茶・和菓子付き) 近年の参加費。参列記念のお札や限定の御朱印は別料金
主な対象品

帯(メーカー不問)、帯の写真

着物・浴衣 × 対象外 帯のための供養行事。着物は別の依頼先を検討する
帯 〇 可能 川島織物セルコン製以外の帯も歓迎と案内されている
帯の写真 〇 可能 プリントした写真で供養できる(データは不可)
その他対象外の品・注意点
  • 帯のための供養です。着物本体を供養したい場合は、ほかの依頼先を利用してください
  • 事前申し込み制です。近年は募集期間が設けられ、応募多数の場合は抽選となっています
  • 供養後の帯は「返却」「処分」「譲渡・活用」から選べます。返却の場合、汚れやシワの保証はありません
  • 開催時期や参加費は年によって変わることがあります。最新の募集要項を確認してください
開催場所・ホームページ

寂光山 常照寺(主催:株式会社川島織物セルコン)
京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町1番地
https://www.kawashimaselkon.co.jp/

 

蓮馨寺「川越きものの日」着物供養|埼玉県川越市

蓮馨寺は、小江戸・川越の中心部にある浄土宗の古刹です。

川越では「きものが似合うまち川越」を合言葉に、毎月8のつく日を「川越きものの日」としています。そのなかで毎月18日に蓮馨寺で開かれるイベントで、供養する着物の引き取りが行われています。

引き取られた着物は、例年5月と11月の年2回、蓮馨寺の本堂でまとめて供養されます。毎月受付の機会があるので、供養の日に合わせて予定を組む必要がありません。

運営は川越きものの日実行委員会と小江戸川越観光協会で、供養代はかからないと案内されています。イベントではリサイクル着物や和小物の販売、抹茶の提供なども行われているので、着物姿で川越散策を楽しむついでに立ち寄るのもおすすめです。

日時・料金
受付日時 毎月18日のきものの日イベントで受付 受付時間は日中(おおむね午前から午後の早い時間)。8月・1月は別のイベントになるため受付の有無を確認
依頼・参加方法 イベント当日、蓮馨寺の会場へ持参 引き取った着物は例年5月と11月に本堂で供養される
持ち込み・郵送 持ち込みのみ(郵送は要確認) 郵送での受付は案内されていない
供養代・料金 無料 小江戸川越観光協会から「供養代はいただいておりません」と案内されている
主な対象品

着なくなった着物

着物・浴衣 〇 可能 供養する着物を毎月募集している
帯・長襦袢・和装小物 △ 要確認 明記がないため、持参時に相談を
帯留め・金具など不燃物 △ 要確認 明記がないため、持参時に相談を
その他対象外の品・注意点
  • 受付は毎月18日のイベント開催時です。天候や行事の都合で内容が変わることがあるため、事前に告知を確認してください
  • 8月・1月は別のイベントが予定されるため、着物の引き取りがあるかを確認してから出向きましょう
  • 引き取った着物は、供養のほか再活用されるものもあります。供養だけを希望する場合は受付時に伝えておくと安心です
開催場所・ホームページ

孝養山 蓮馨寺(川越きものの日イベント会場)
〒350-0066 埼玉県川越市連雀町7-1
https://koedo.or.jp/

 

通年で着物供養を依頼できる神社・お寺

供養祭の日を待たずに依頼したい方は、通年で着物を受け付けている神社・お寺を選びましょう。持ち込みのほか、郵送で全国から受け付けている依頼先もあります。

帯留めなどの不燃物を一緒に出したい方は、下の表の「帯・小物」の欄と、各依頼先の対象品を先に確認してください。

※受付時間や料金は変わることがあるため、依頼前に各公式サイトや電話でご確認ください

依頼先 供養料 受付期間 受付日時 郵送 帯・小物
やすらか庵
千葉県千葉市若葉区
レターパックライト 2,000円〜
宅配便80サイズ5,000円/160サイズ10,000円
通年
お焚き上げは例年5月8日・12月27日
郵送はいつでも発送可
立ち会いは無料
〇 可能 〇 可能
本寿院
東京都大田区
三辺合計70cm以内 5,000円程度〜
140cm以内10,000円程度/不燃物は別途2,000円
通年
年中無休
毎日9:00〜18:00
予約不要/合同法要は毎月第2日曜
〇 可能 〇 可能
仙光院
神奈川県三浦郡葉山町
80サイズ 3,000円〜
100サイズ4,000円/140サイズ6,000円
通年 持ち込み9:00〜17:00
予約不要/クレジットカード払い可
〇 可能 〇 可能
泰聖寺
大阪府大阪市天王寺区
持参1点 1,000円〜
郵送は段ボール小5,000円〜特大15,000円
通年
持参は完全予約制
電話受付10:00〜18:00
不燃物も受付可
〇 可能 〇 可能
豊中不動尊
大阪府豊中市
袋・箱のサイズ別 1,500円〜
2,000円/3,000円
通年
土日祝も受付
寺務所9:00〜17:00
お任せなら予約不要/駐車場無料
△ 要確認 〇 可能

 

やすらか庵|千葉県千葉市若葉区

やすらか庵は、都会で供養の問題に困っている人を救うために2003年に開かれた、高野山真言宗の比較的新しいお寺です。

お焚き上げに力を入れており、衣類のお焚き上げについても公式サイトで案内されています。故人が愛用していた着物や、頂き物で手放しにくい着物も、郵送または持ち込みで受け付けてもらえます。

受付は通年で、集まった品は例年5月8日と12月27日の年2回、境内でお焚き上げされます。当日は無料で立ち会えるほか、お焚き上げの様子はホームページでも公開されるので、遠方から送った方も安心です。

料金は封筒や箱の大きさで決まり、中に何枚入れても変わりません。帯締めや端切れなど小さな物ならレターパック、着物をまとめて送るなら宅配便の箱と、量に合わせて選べます。

日時・料金
受付日時 通年(郵送はいつでも発送可) お焚き上げは例年5月8日・12月27日の年2回。立ち会いは無料
依頼・参加方法 郵送または持ち込み 持ち込みの場合は供養料のみを用意する
持ち込み・郵送 持ち込み・郵送のどちらも可 郵送は宅配業者を問わない。送料は自己負担
供養代・料金 レターパックライト2,000円/宅配便80サイズ5,000円〜 レターパックプラス3,000円、120サイズ7,500円、160サイズ10,000円。160サイズは複数個で割引あり
主な対象品

衣類、遺品、お守り、お札、人形、写真など

着物・浴衣 〇 可能 衣類のお焚き上げとして郵送・持ち込みを受け付けている
帯・長襦袢・和装小物 〇 可能 衣類・遺品として箱に同梱できる
帯留め・金具など不燃物 △ 要確認 鋭利な金属は飛び出さないよう梱包する。量が多い場合は事前相談を
その他対象外の品・注意点
  • 供養料は封筒・箱のサイズで決まります。着物をたたんで入れる箱の大きさを先に確認しておきましょう
  • 送料は依頼者の負担です。使っていない切手を郵便局のサービスで使うこともできます
  • 遺骨や爆発物などは受け付けていません
  • お焚き上げの日程は例年の目安です。立ち会いを希望する場合は公式サイトで確認してください
開催場所・ホームページ

やすらか庵
〒265-0053 千葉県千葉市若葉区野呂町1434-16
https://yasurakaan.com/

 

本寿院|東京都大田区

本寿院は、手びねりの仏像「つちぼとけ」で知られる大田区南馬込のお寺です。

年中無休で毎日9時から18時まで受け付けており、予約もいりません。遺品供養として故人の思い出の品を幅広く預かっており、着物や帯もまとめて相談できます。

毎月第2日曜の朝9時からは、公開の合同供養法要が営まれています。参列すれば自分で焼香をして着物とお別れでき、参列しない場合も受付の翌朝の法要で供養してもらえます。

全国からの郵送にも対応しており、Webから申し込めばカード決済も可能です。テレビや雑誌でたびたび取り上げられている、都内で相談しやすい供養先のひとつです。

日時・料金
受付日時 通年・毎日9:00〜18:00(年中無休) 持ち込みは予約不要。公開の合同供養法要は毎月第2日曜9時から
依頼・参加方法 持ち込み、またはWeb・申込用紙で申し込んで郵送 法要に参列しない場合は、受付翌日の朝の法要で供養される
持ち込み・郵送 持ち込み・郵送のどちらも可 郵送は申込用紙を同封するか、Webから申し込んでから発送する
供養代・料金 三辺合計70cm以内 5,000円程度〜 140cm以内10,000円/280cm以内20,000円が目安。重みのある物は遺品供養料10,000円を加算、不燃物は別途2,000円
主な対象品

遺品、思い出の品、写真、人形、仏壇・位牌など

着物・浴衣 〇 可能 遺品・思い出の品として受け付けている
帯・長襦袢・和装小物 〇 可能 箱の中にはどのような物を入れてもよいと案内されている
帯留め・金具など不燃物 〇 可能 不燃物がある場合は別途2,000円程度を添える
その他対象外の品・注意点
  • 供養料はお布施として、箱の大きさを目安に自分で決めて納めます
  • 郵送の場合、申込用紙や供養料が確認できないと着払いで返送されることがあります
  • お焚き上げは仕分けのうえ、環境に配慮して一部を日光のお寺で年に1度行う形です。すべてを焼却するわけではありません
  • 個別の法要を希望する場合は、別途予約と個別供養料が必要です
開催場所・ホームページ

本寿院
〒143-0025 東京都大田区南馬込1-16-2
https://honjyuin.com/

 

仙光院|神奈川県三浦郡葉山町

仙光院は、葉山の山あいにある高野山真言宗のお寺で、「人とペットのお寺」として親しまれています。

遺品供養の対象として「衣類」が明記されており、故人がよく着ていた着物や、捨てるに忍びない和装品を、僧侶が直接読経して供養してくれます。

持ち込みは9時から17時まで予約不要で、全国からの郵送にも対応しています。料金は箱や袋のサイズで決まり、80サイズなら3,000円からと、今回紹介するなかでも手頃です。

LINEで写真を送れば事前に料金の目安を教えてもらえるほか、Yahoo!ショッピング経由でクレジットカード払いもできます。葉山・逗子・三浦・鎌倉であれば出張引き取りにも対応しているので、量が多い方も相談してみてください。

日時・料金
受付日時 通年・持ち込みは9:00〜17:00 持ち込みは予約不要。郵送は全国から受付
依頼・参加方法 寺務所へ持参、または箱に詰めて郵送 LINEで写真を送ると料金の目安を案内してもらえる
持ち込み・郵送 持ち込み・郵送のどちらも可 葉山・逗子・三浦・鎌倉は出張引き取りも可(+5,000円)
供養代・料金 80サイズ3,000円/100サイズ4,000円 120サイズ5,000円/140サイズ6,000円。140サイズ超は3辺合計20cmごとに1,000円増し
主な対象品

写真、衣類、装飾品、愛用品、手紙、趣味の品など

着物・浴衣 〇 可能 遺品供養の対象に「衣類」が明記されている
帯・長襦袢・和装小物 〇 可能 衣類・装飾品として同梱できる
帯留め・金具など不燃物 △ 要確認 装飾品は対象。量や素材が気になる場合はLINEで事前相談を
その他対象外の品・注意点
  • 1箱20kgまでです。20kgを超える場合は箱を分けて送ってください
  • 箱・袋のサイズは高さ・幅・奥行きの合計で計算します
  • 支払いはクレジットカード(Yahoo!ショッピング)、振替用紙、持参時の現金、現金書留から選べます
  • 位牌・遺影・仏像は1点ごとの個別供養料が別途かかります
開催場所・ホームページ

人とペットのお寺 仙光院
〒240-0113 神奈川県三浦郡葉山町長柄1439
https://senkouin.jp/

 

柳谷観音 大阪別院 泰聖寺|大阪府大阪市天王寺区

大阪市天王寺区の下寺町にある泰聖寺は、「花手水」発祥の寺として知られる柳谷観音楊谷寺(京都府長岡京市)の大阪別院です。

通年でお焚き上げを受け付けており、対象品には衣類や寝具も含まれています。遺品整理で出てきた着物を、ほかの遺品とまとめて相談できるのが強みです。

持ち込みのほか郵送にも対応しており、郵送は段ボールのサイズごとに料金が決まっています。眼鏡や指輪といった不燃物まで受け付けているので、帯留めなどの小物も分別の手間なく預けられます。

ただし持ち込みは完全予約制で、郵送も電話で内容を伝えてから振り込み・発送する流れです。まずは電話で相談してから準備を始めましょう。

日時・料金
受付日時 通年・電話受付10:00〜18:00 持ち込みは完全予約制
依頼・参加方法 事前に電話で品物の内容を伝えて申し込む 郵送の場合も、電話連絡→供養料の振り込み→発送の流れ
持ち込み・郵送 持ち込み・郵送のどちらも可 個別の読経や立ち会いは別料金
供養代・料金 持参1点1,000円〜/郵送は段ボール小5,000円〜 郵送は特大15,000円まで。写真だけなら定形封筒1,000円〜
主な対象品

遺品、衣類、寝具、写真、アルバム、仏壇・仏具、人形など

着物・浴衣 〇 可能 対象品に衣類が含まれている
帯・長襦袢・和装小物 〇 可能 衣類・遺品としてまとめて相談できる
帯留め・金具など不燃物 〇 可能 眼鏡・指輪・貴金属など不燃物も対象
その他対象外の品・注意点
  • 持ち込みは完全予約制です。必ず事前に電話で品物の内容を伝えてください
  • 郵送の場合は、電話連絡のうえ供養料を振り込んでから発送します。品物だけを送らないよう注意してください
  • 申し込み後のキャンセルはできません
開催場所・ホームページ

銀龍山 泰聖寺
〒543-0076 大阪府大阪市天王寺区下寺町2-4-10
https://www.taisyoji.com/

 

豊中不動尊|大阪府豊中市

豊中市緑丘の島熊山に鎮座する豊中不動尊は、「豊中のお不動さん」の愛称で親しまれてきた真言宗のお寺です。

土日祝も含めて年中いつでも受け付けており、お寺にお任せする合同供養であれば予約もいりません。駐車場も無料なので、着物を何枚も車で運びたいときにも便利です。

対象品には遺品や洋服が挙げられており、着物も衣類として持ち込めます。料金は袋の容量と箱のサイズで段階的に決まっていて、いちばん小さい枠なら1,500円からと手頃です。

市街地にあるため屋外でのお焚き上げは行っておらず、焚き上げできない物は供養のあと適切に処分されます。個別に供養してほしい場合は、予約のうえで追加料金がかかります。

日時・料金
受付日時 通年・寺務所9:00〜17:00(土日祝も可) お寺にお任せする合同供養なら予約不要
依頼・参加方法 受付時間内に寺務所へ持参 個別供養を希望する場合は事前予約が必要(+5,000円)
持ち込み・郵送 持ち込みのみ(郵送は要確認) 郵送対応の記載が公式にないため要確認
供養代・料金 1,500円/2,000円/3,000円 袋の容量・箱のサイズ別。ガラスケースは1つにつき500円加算
主な対象品

人形、ぬいぐるみ、遺品、洋服、表彰状、アルバム、神棚、位牌、仏壇など

着物・浴衣 〇 可能 遺品・洋服が対象品として挙げられている
帯・長襦袢・和装小物 〇 可能 衣類・遺品として持ち込める
帯留め・金具など不燃物 △ 要確認 焚き上げできない物は供養後に適切に処分される。事前に相談を
その他対象外の品・注意点
  • 市街地にあるため、屋外でのお焚き上げは行っていません
  • 神棚・位牌・仏像・仏壇などは、袋や箱のサイズとは別に料金が設定されています
  • 郵送対応の記載が公式にありません。遠方の場合は事前に電話で確認してください
開催場所・ホームページ

紫苑山 豊中不動寺(豊中不動尊)
〒560-0002 大阪府豊中市緑丘2-14-8
https://fudouson.jp/

 

着物を供養・処分するときの注意点

遺言や故人の希望がある場合はそれに従う

故人の着物を手放す場合、遺言書やエンディングノートに希望が残されていれば、その内容に従いましょう。

特に遺言書は法的な効力を持つため、形見分けの相手が指定されている場合は注意が必要です。
兄弟など近しい親族の間でも、後々のトラブルを避けるために、無断で処分せず事前に話を通しておくと安心です。

 

証紙・落款がある着物は先に査定を受ける

「証紙」や「落款」が付いている着物は、伝統工芸品や作家物など価値の高い着物である可能性があります。

状態がよければ買取も期待できるため、供養に出す前に一度査定を受けてみましょう。
値段がつかなかった着物も、着付け教室やリメイク作家への譲渡、寄付といった形で次の人に受け継ぐことができます。

 

着物供養に関するよくある質問

着物を供養せずに捨てるとバチが当たりますか?

着物を捨てたからといって、バチが当たるという考え方はありません。

ただ、大切にしてきた着物や形見の着物をゴミ袋に入れることに抵抗を覚えるのは自然なことです。その気持ちに区切りをつける方法として、着物供養があります。

着物1枚だけでも供養してもらえますか?

1枚だけでも依頼できます。

多くの依頼先は、着物の枚数ではなく封筒や箱のサイズで料金が決まります。1枚だけならレターパックや小さな箱の料金で依頼できるところを選ぶと、費用を抑えられます。

着物供養の費用の相場はどのくらいですか?

着物数枚が入る段ボール1箱で、3,000円〜5,000円程度が目安です。

大きな箱や重い箱になると1万円を超える依頼先もあります。まとめて出すなら、箱に入れば枚数を問わない依頼先を選ぶと割安です。郵送の場合は、供養料とは別に送料がかかるかどうかも確認しておきましょう。

浴衣や洋服も一緒に供養できますか?

浴衣や羽織、コートなどの和装品は、着物と同じように受け付けている依頼先がほとんどです。

洋服を含む衣類全般を受け付けている依頼先もあります。本記事で紹介したやすらか庵・仙光院・泰聖寺・豊中不動尊は、衣類や洋服を対象品として案内しています。

帯留めやかんざしなど、金属の小物も送れますか?

依頼先によって異なります。

本寿院や泰聖寺のように不燃物を受け付けている依頼先もあれば、燃える物のみに限っている依頼先もあります。不燃物は、お祓い・ご祈祷のあと適切に処分されるのが一般的です。送る前に、受け付けてもらえるかを必ず確認してください。

供養に立ち会うことはできますか?

笠原寺や四天王寺の着物供養祭では、法要に参列して焼香できます。

通年で受け付けている依頼先では、本寿院が毎月第2日曜に公開の合同供養法要を営んでいるほか、やすらか庵では年2回のお焚き上げに無料で立ち会えます。