お葬式をはじめ、お盆やお彼岸などの法事に参列する際に必須のアイテムである数珠。
数珠が突然切れてしまった時、思いがけない出来事で戸惑ったり、何か不吉なサインではないか、と不安になってしまいますよね。
本記事では、数珠が切れた時の対処法と、数珠が切れる理由と意味について詳しく解説します。
古い数珠を処分したい。
でも、ゴミとして捨てるのは抵抗がある…
そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、数珠を封筒に入れて神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
✅ 鉱石・ガラス・プラスチックなど不燃物も受付可能
✅ 個数制限なし、規定サイズ内なら何個でも受付可能
✅ クレジットカード、オンライン決済可
古い数珠の処分にお困りの方は、ぜひ活用してみてください。

合同供養1回 1,980円〜
家からお品を送るだけ
数珠が切れた時にまずやるべきこと
1.落ちた数珠と玉を拾う
数珠が突然切れて珠が飛び散ってしまった場合に最初にすることは、数珠と珠(玉)を落ち着いてすべて拾い集めることです。
そして拾った珠と紐は、小さな袋や封筒などにまとめて持ち帰りましょう。
2.珠の数が揃っているか、傷がないか確認する
家に持ち帰ったら、修理することを考え、まず珠の数が揃っているか確認しましょう。
数珠の本来の珠の数は、人間の煩悩の数を表す108玉です。
現代では携帯しやすいよう、また宗派に問わず使用できるよう略式型の、一重の片手念珠が多くなっています。
略式の数珠は、お釈迦様が愛用されていた菩提樹の数珠を六人の高弟に分け与えたのが始まりとされ、珠の数は半分の54玉、3分の1の36玉、4分の1の27玉や、6分の1の18玉でした。
しかし、現在では珠の大きさと使いやすい長さのバランスを考慮して作られているため、男性用は22玉が一般的です。女性用は37~43玉など様々な数が使われています。
本来、玉の数は意味のあるものですので、拾ったら玉の数が揃っているか数え、また傷がないか確認しましょう。
数珠の紐が切れる理由・原因

数珠の珠の通っている糸の材質は、絹やナイロン、ゴムなどですので、使用による劣化や摩擦などで切れることがあります。
扱い方や保管の仕方によっては、使用回数の割には切れることもあります。
例えば数珠を袋などに入れずそのまま持ち歩いていたり、日の当たるところに保管していたり、虫に食われてたりすると切れやすくなります。
またお盆の時に使った際は、特に汗をかきますので、そのまましまうと劣化しやすくなります。
劣化しないように使った後は柔らかい布で汗をふき取って、また霧箱や数珠袋に入れて風通しの良い日陰に保管すると良いそうです。
不吉な予兆?数珠が切れる意味

数珠が切れることは、不吉な予兆ではありません。
仏教の教えでも「形あるものはいつかは滅びる」と説いています。
数珠は、もともと念仏を唱え、煩悩を滅して心を清めるための法具で、身に付けることによって魔除け・厄除けの効果があるとされます。
前述したように、本来の珠の数は108でした。
人には108の煩悩があり、108の珠はその人の煩悩を表しています。
珠をひとつひとつ数えながら念仏を唱えることで、すべての煩悩が断ち切ることができ、心を清めるという意味があります。
そのため数珠には個人の念や魂が宿っており、持ち主の身を守る存在なのです。
煩悩の数と同じ数の玉を繋いだものですので、それを繋いでいる紐が切れるという事は、数珠が身代わりになって悪縁が切れた表れとされ、むしろ良いこととされます。
切れた数珠はどうすれば良い?

切れた数珠の扱いに明確な決まりはなく、修理して使い続けても、そのまま処分しても問題はありません。
数珠が切れることは不吉なものではなく、逆に身を守ってくれた分身ですので、修理することで大切に長く使うという考え方があります。
形見分けとして譲り受けた数珠であれば、修理を重ねながら数珠を代々受け継ぐことは、故人や先祖との縁を大切にすることにも繋がります。
修理を依頼する場合は、仏壇仏具専門店や数珠専門店へ持ち込んで依頼すると安心です。
また仏具店のインターネットの通販サイトでも、写真を送ったりして、数珠の状態を伝えることができれば修理を依頼することができます。
玉を無くしてしまったり、傷ついた場合は補充玉が必要となりますが、材質や大きさによって見つからないこともあります。
その場合は、自分に適した新しい数珠に買い替えるという選択肢もあります。
修理には時間がかかるため、場合によってはもう予備として購入することも1つの方法です。
新しい数珠に買い替える場合、切れた数珠は感謝の意を込めて、お寺などでお焚きあげしていただくのがおすすめです。
数珠の修理代目安【種類別】
数珠の修理代は、数珠の種類によって異なります。
房が傷んでいる場合は、房も一緒に替えていただくことをお薦めします。
※房の種類・材質によって値段が変わります
| 種類 | 特徴 | 修理代(目安) |
| 片手数珠 | 宗派によらず使える数珠 | 2,200~7,700円 |
| 本式数珠 | 宗派によって違う正式な数珠 | 4,400~11,000円 |
| 腕輪数珠 | ファッション的な数珠 | 1,100~3,300円 |
玉の補充代目安【種類別】
玉が傷いてしまったり、いくつか失くしてしまった場合には、玉を補充する必要があります。
玉の値段は、どのような材質のものであるかにより異なります。
参考として、木製の玉は1つ当たり220円~、石性の玉は1つ当たり1,000円~です。
玉が希少な材質の場合、補充玉は見つからないことあります。また、補充玉の色あいが異なることもあります。
数珠の修理を依頼できる主なお店
| 依頼方法 | 店舗持ち込み (電話相談可能) |
| 修理代 | 腕輪タイプ 1,100円~ 片手タイプ 2,500円~ 本式タイプ 4,400円~ |
| 修理期間 | 1〜2ヶ月 |
| 依頼方法 | 来店または郵送 |
| 修理代 | 腕輪タイプ 3,300円 片手タイプ 7,700円 本式タイプ 9,900円〜 |
| 修理期間 | 約40日 |
| 依頼方法 | 来店または郵送 |
| 修理代 | 要見積り依頼 |
| 修理期間 | 修理内容による |
| 依頼方法 | 来店または郵送 |
| 修理代 | 腕輪タイプ 800円~ 片手タイプ 2,000円~ (房替え 約2,500円~) 本式タイプ 13,00円~ (房替え 約5,000円~) |
| 修理期間 | 約1ヶ月 |
数珠はゴミとして捨ててもOK?お焚き上げが必要?

数珠はゴミとして処分することができます。その場合、多くの自治体では不燃ゴミに分別されます。
数珠は宗教道具であり、また身代わりとなって切れてくれた可能性もあるため、処分する場合はお寺などでお焚き上げしていただくことをおすすめします。
お焚き上げとは、お守り・御札、遺品、思い出の品などを神社・お寺で供養し、火で燃やすことで天にお還しする日本古来の宗教儀式です。
数珠は不燃物であることから、多くの寺社では引き受け不可となっており、お焚き上げしてもらえる寺社が限られているため、持ち込む前に必ず確認しましょう。
また、新しい数珠を購入する際に店舗で引き取ってもらえる場合もあります。
数珠を送るだけ!「神社のお焚き上げ」がおすすめ

- 近くにお焚き上げを依頼できる神社・お寺がない
- 神社・お寺に直接持ち込むのが難しい
- 今すぐ数珠をお焚き上げしたい
という方におすすめなのが、祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)が行っている郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」です。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、通年でお焚き上げを受け付けており、数珠を封筒に入れて神社に送るだけ。
最短1.5ヶ月でお焚き上げしてもらうことができます。
お焚き上げの申し込み・依頼手順は以下の通り、
- 専用サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- キットが自宅に届く
- 数珠を専用封筒または箱に入れて神社に送る
- 神社でご祈祷・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、メールで「お焚き上げ証明書」と「ご祈祷動画」が届く
キットの購入にはクレジットカード、Amazon Payなどオンライン決済が利用できるほか、送料も全て神社負担なので、自宅にいながら簡単にお焚き上げを依頼することができます。
「お焚き上げキット」は物の種類・サイズに応じて様々なタイプが用意されており、数珠数個であれば、「レタータイプ」のキットで1,980円税込〜依頼可能です。
多くの神社・お寺では不燃物を受け付けていない場合がほとんどですが、「神社のお焚き上げ」サービスでは不燃物も引き受けているので、木製の数珠に限らず、ガラス、プラスチックなど不燃性の数珠も送ることができます。
※不燃物はご祈祷後、産業廃棄物として処理されます
個数制限はなく、規定サイズ内であれば何点でも引き受けてもらえるので、数珠以外にも、お守り・御札、その他遺品など、お焚き上げしたいものがあれば一緒に送りましょう。
古い数珠の処分にお困りの方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。

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