絵馬の書き方・奉納手順を例文付きで解説|合格祈願 商売繁盛 縁結びなど

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神社やお寺で絵馬を手にしたものの、何をどう書けばいいのか分からず、ペンを持ったまま手が止まってしまった経験はありませんか?

絵馬はもともと、神様に生きた馬を献上していたことに由来する、願いを記して奉納するための木の板です。

結論からお伝えすると、「願い事・氏名・住所・日付」を絵柄のない裏面に書くのが基本の形で、これさえ押さえておけば失礼にはあたりません。

本記事では、絵馬の基本の書き方、願い事別の例文、書いてはいけないこと、そして奉納したあとの絵馬がどうなるのかまで詳しくご紹介します。

執筆・監修
神社のお焚き上げ編集部
郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」(提携神社:祐徳稲荷神社)の運営を通じて得た知見と現地確認・独自調査を元に、企画・執筆・編集を行っています。

​この記事の結論
✓絵柄のない裏面に、願い事・氏名・住所・日付を書くのが基本
✓先に参拝を済ませてから授与所で受け、絵馬掛所に奉納する
✓納めた絵馬は寺社がまとめてお焚き上げしてくださいます
  1. 絵馬の基本の書き方・奉納手順
    1. 絵馬は表と裏、どちらに書く?
    2. 縦書き・横書きはどちらでもいい
    3. 筆記用具は油性ペンがおすすめ
    4. 絵馬の初穂料は500円〜1,500円程度が目安
  2. 【願い事別】絵馬の書き方・例文集
    1. 合格祈願・学業成就
    2. 安産祈願・子宝祈願
    3. 恋愛成就・縁結び
    4. 健康祈願・病気平癒
    5. 家内安全・無病息災・交通安全
    6. 商売繁盛・就職・仕事運
    7. ペットの健康・長寿
    8. 願いが叶ったお礼を書く場合
    9. なるべく「自分の言葉」で書くことが大切
  3. 絵馬を書くときの注意点|書いてはいけないこととは
    1. 他人の不幸を願う・呪う内容はNG
    2. 名前や住所はどこまで書く?イニシャルや都道府県のみでもよい
    3. 願い事は1つ?複数書いてもいい?
    4. 家族や友人の代理で書いてもいい?
    5. 書き間違えたときはどうする?
    6. 同じ願い事を複数の神社・お寺に奉納してもいい?
  4. 絵馬は持ち帰ってもいい?奉納との違い
    1. 基本はその場で奉納する
    2. 持ち帰る場合は神棚や目線より高い場所へ
    3. 記念・お土産として持ち帰るデザイン絵馬
    4. 旅行者や遠方の方が後日奉納する場合
  5. 奉納した絵馬はその後どうなる?お焚き上げの流れ
    1. 絵馬の効力の目安は一年
    2. 絵馬掛所の絵馬は寺社がまとめてお焚き上げする
    3. 持ち帰った絵馬・古い絵馬の処分方法
    4. 願いが叶ったら「お礼参り」に行く
  6. 絵馬の書き方に関するよくある質問
    1. 絵馬に書いてはいけないことは何ですか?
    2. 絵馬に願い事を書くときの書き方は?
    3. 絵馬の願い事の例文を教えてください。
    4. 絵馬の名前はイニシャルでもいいですか?
    5. 絵馬に住所は必ず書かないといけませんか?
    6. 絵馬は表と裏、どちらに書きますか?
    7. 絵馬の値段(初穂料)はいくらくらいですか?
    8. 絵馬は鉛筆で書いても大丈夫ですか?
    9. 奉納した絵馬はいつまで飾られていますか?
    10. 古くなった絵馬はどう処分すればいいですか?

絵馬の基本の書き方・奉納手順

絵馬 書き方 奉納手順

絵馬は「授かって、書いて、納める」という一連の流れがあってはじめて完結します。

書く作業だけを切り取るのではなく、参拝からお納めするまでを通した手順として覚えておくと迷いません。

ここでは、はじめての方でも順番どおりに進められるよう、5つのステップに分けて解説します。

STEP 1
先に参拝を済ませ、授与所で絵馬を受ける
絵馬を書くのは、ご社殿・ご本堂へのお参りを済ませてから。まずご挨拶をしてから願いを託す、という順序が自然です。
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STEP 2
絵柄のない「裏面」を上にして置く
絵が描かれている面が表、何も描かれていない面が裏です。願い事は裏面に書きます。
絵馬 書き方 願い事 表裏
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STEP 3
願い事を書く
「〜できますように」「〜しますように」と、丁寧な言葉で具体的に書きます。縦書き・横書きはどちらでも構いません。
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STEP 4
氏名・住所・日付を書き添える
「誰の、どこからの願いか」を神様にお伝えするためのものです。気になる場合は省略しても差し支えありません。
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STEP 5
絵馬掛所に掛けて奉納する
境内の絵馬掛所(えまかけしょ)に、願い事を書いた面を外側に向けて掛けます。他の方の絵馬を落とさないよう、そっと掛けましょう。
絵馬 書き方 願い事 奉納

 

絵馬は表と裏、どちらに書く?

絵馬に願い事を書くのは、絵柄が描かれていない裏面です。

表面の絵は、神様にお納めするための奉納画としての意味を持っています。その上に文字を重ねてしまわないよう、余白のある裏面に書くのが一般的な作法とされています。

ただし、近年は表面にあらかじめ記入欄が設けられているデザインの絵馬もあります。
その場合は案内に従って表面に書いて問題ありません。迷ったときは、授与所の方に一言うかがうのが確実です。

 

縦書き・横書きはどちらでもいい

「縦書きでなければいけないのでは」と気にされる方は多いのですが、縦書き・横書きのどちらでも差し支えありません。

古くからの形式に倣うのであれば縦書きが自然ですが、書き方に厳密な決まりがあるわけではありません。

横書きのほうが書きやすい方や、英語など日本語以外で書きたい方は、無理に縦書きにする必要はないでしょう。
大切なのは形式よりも、願いを丁寧に言葉にすることです。

 

筆記用具は油性ペンがおすすめ

絵馬は屋外の絵馬掛所に掛けられ、雨や風にさらされます。

そのため、水に滲みにくい油性ペンで書くのがおすすめです。鉛筆や水性ペンでも問題はありませんが、時間が経つと文字が薄くなってしまうことがあります。

多くの寺社では、絵馬を書くための記入台と筆記用具が用意されています。まずは授与所や記入台の周りを確認してみてください。

用意がない場合に備えて、油性の細めのペンを一本持参しておくと安心です。

 

絵馬の初穂料は500円〜1,500円程度が目安

絵馬は「購入する」ものではなく、初穂料(はつほりょう)をお納めして「授かる」ものです。

金額は寺社によって異なりますが、おおよそ500円〜1,500円程度が目安となります。木の材質や大きさ、限定デザインなどによって幅がありますので、授与所の掲示をご確認ください。

なお「初穂」とは、その年に初めて収穫された稲穂を神様にお供えしていたことに由来する言葉です。金額の多寡ではなく、感謝の気持ちをお供えするという考え方が根底にあります。

 

【願い事別】絵馬の書き方・例文集

いざ書こうとすると、どんな言葉にすればよいか迷ってしまうものです。
ここでは願い事の種類別に、そのまま使える例文をご紹介します。

文末は「〜できますように」「〜しますように」と結ぶ形が最も一般的ですが、「〜します」と自分への誓いの形にしても構いません。

 

合格祈願・学業成就

最も多く見られる願い事です。
志望校名や試験名を具体的に書くほうが、願いの輪郭がはっきりします。

・〇〇大学〇〇学部に合格できますように
・第一志望校に合格し、笑顔で春を迎えられますように
・毎日コツコツ勉強を続け、必ず合格します
・簿記2級の試験に合格できますように

 

安産祈願・子宝祈願

母子ともに健やかであることを願う言葉が中心になります。
出産予定月を添える方も多くいらっしゃいます。

・母子ともに健康で、無事に出産を迎えられますように
・元気な赤ちゃんに会えますように
・〇月の出産が安らかでありますように
・どうか赤ちゃんを授かることができますように

 

恋愛成就・縁結び

特定のお相手がいる場合も、これから良いご縁を願う場合も書き方は変わりません。
なお、お相手の氏名をそのまま書くことは、個人情報の観点から避けたほうが無難です。

・素敵なご縁に恵まれますように
・お互いを大切にできる関係が続きますように
・二人で笑い合える日々を重ねていけますように
・良縁成就

 

健康祈願・病気平癒

ご自身のことだけでなく、ご家族の回復を願って書かれることも多い願い事です。

・母の病が快方に向かいますように
・手術が無事に終わり、元気に退院できますように
・今年一年、健康に過ごせますように
・無病息災

 

家内安全・無病息災・交通安全

初詣の絵馬で最も多い、ご家族全体の平穏を願う願い事です。

・家族みんなが健康で笑顔で過ごせますように
・今年も家内安全でありますように
・毎日安全運転を心がけ、無事故で過ごします
・家族が事故や災いなく一年を送れますように

 

商売繁盛・就職・仕事運

仕事に関する願い事は、目標を数字や職種で具体的に書くと、自分自身の指針にもなります。

・お店が末永く続き、多くのお客様に恵まれますように
・希望する会社から内定をいただけますように
・新しい職場でよいご縁と実りに恵まれますように
・商売繁盛

 

ペットの健康・長寿

近年は、ペットの健康や長寿を願う絵馬を授与している寺社も増えています。

・〇〇(ペットの名前)がいつまでも元気でいられますように
・大切な家族が健やかに長生きできますように
・病気が良くなり、また一緒に散歩できますように

 

願いが叶ったお礼を書く場合

絵馬は、お願いをするためだけのものではありません。
願いが叶ったことへの感謝を記して奉納するという使い方もあります。お礼参りの際にぜひ取り入れてみてください。

・おかげさまで志望校に合格することができました。ありがとうございました
・無事に元気な子を出産できました。心より御礼申し上げます
・お守りいただき、一年を健やかに過ごすことができました

 

なるべく「自分の言葉」で書くことが大切

ここまで例文をご紹介してきましたが、最も大切なのは、ご自身の言葉で書くことです。

日本には古くから、言葉には力が宿るという「言霊(ことだま)」の信仰があります。神社に参拝する際に具体的な願い事を声に出して唱えるのも、この信仰に基づくものとされています。

絵馬に書く言葉も同じです。
借りてきた表現を並べるよりも、たとえ拙くても、自分が本当に願っていることを自分の言葉で書いたほうが、願いは明確になります。

例文は「型」として参考にしていただき、中身はぜひご自身の言葉に置き換えてみてください。

 

絵馬を書くときの注意点|書いてはいけないこととは

絵馬に書く内容に厳密な決まりはありませんが、避けたほうがよいこと、迷いやすいポイントがいくつかあります。
順に見ていきましょう。

 

他人の不幸を願う・呪う内容はNG

唯一といってよい明確なタブーが、他人の不幸や災いを願う内容です。

「〇〇が不合格になりますように」「あの二人が別れますように」といった、誰かを害する願いを書くことは避けてください。

絵馬は境内に掲げられ、多くの参拝者の目に触れるものです。読んだ方が不快になる内容や、特定の個人を中傷する表現も同様に避けましょう。

願いは、自分自身が良い方向へ進むための言葉として書くのが本来の形です。

 

名前や住所はどこまで書く?イニシャルや都道府県のみでもよい

氏名や住所を書くのは、神様に「誰の、どこからの願いか」をお伝えするためです。

神社でご祈祷を申し込む際も、所定の用紙に住所・氏名・祈願の内容を記入します。絵馬に氏名や住所を書き添えるのも、これと同じ考え方によるものです。

とはいえ、絵馬は不特定多数の目に触れる場所に掛けられます。

個人情報が気になる場合は、イニシャルのみ、下の名前のみ、住所は都道府県や市区町村までにとどめるといった書き方でも差し支えありません。

寺社によっては、記入面に貼る個人情報保護シールを用意しているところもあります。授与所で確認してみるとよいでしょう。

 

願い事は1つ?複数書いてもいい?

これは、寺社によって考え方が分かれるポイントです。

「願いは一枚に一つに絞ったほうが、気持ちが定まってよい」とする考え方がある一方で、「複数書いても構わない」としている寺社もあります。どちらか一方が誤りということはありません。

ただし、安産祈願専用・合格祈願専用といったように目的が定められた絵馬の場合は、その願いに沿った内容を書くのが望ましいでしょう。

迷ったときは、その寺社の案内に従うのが最も確実です。

 

家族や友人の代理で書いてもいい?

代理で書いても差し支えありません。

入院中のご家族の病気平癒を願う場合や、受験生の親御さんが代わりに合格祈願の絵馬を納める場合など、代理での奉納は昔から広く行われてきました。

その際は、願いを託されるご本人の氏名を書くのが基本です。

「〇〇(本人の名前)が健やかに回復しますように」というように、誰のための願いなのかが分かるように記しておきましょう。

 

書き間違えたときはどうする?

書き間違えてしまったときは、無理に自分で判断せず、授与所の方に相談するのが確実です。

新しい絵馬を授かり直すこともできますし、そのまま奉納して差し支えないと案内される場合もあります。

気になるようであれば、二重線で消して書き直すよりも、あらためて一枚授かったほうが気持ちよく納められるでしょう。

なお、書く前に紙などで下書きをしておくと、失敗を防ぐことができます。

 

同じ願い事を複数の神社・お寺に奉納してもいい?

複数の寺社に同じ願いを納めても、問題はないとされています。

「神様が嫉妬するのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、そうした考え方が広く共有されているわけではありません。

旅先で立ち寄った神社と、地元の氏神様の両方に合格祈願の絵馬を納める、といったことも自然な行いです。

ただし、いずれの場合も願いが叶った際には、それぞれの寺社へお礼参りに伺うのが丁寧な形といえるでしょう。

※全国の神社を包括する宗教法人「神社本庁」は、絵馬の由来や歴史については公式に解説していますが、願い事の書き方や記入内容についての公式な見解は示していません。本記事で紹介している書き方は、広く一般的に行われている作法をまとめたものです。神社本庁も参拝作法について「神社によっては特殊な拝礼方法を行っているところもあります。その際は神社の作法に従ってお参りしましょう」としており、実際に参拝される寺社の案内を優先してください。

 

絵馬は持ち帰ってもいい?奉納との違い

基本はその場で奉納する

絵馬は、願いを神様にお届けするために奉納するものです。
そのため、書いたらその場で絵馬掛所に納めるのが基本の形とされています。

絵馬掛所は、参道沿いやご社殿の脇など、境内の分かりやすい場所に設けられていることがほとんどです。

掛ける際は、願い事を書いた面を外側に向けます。すでに掛かっている絵馬を落としてしまわないよう、そっと掛けるようにしましょう。

 

持ち帰る場合は神棚や目線より高い場所へ

一方で、持ち帰ること自体が禁じられているわけではありません。

願い事を毎日目にしていたい、あるいは記念として手元に置いておきたいという場合は、持ち帰って構わないとしている寺社も多くあります。

持ち帰った絵馬は、神棚があれば神棚に。

神棚がない場合は、目線より高い位置にある、清潔で明るい場所に置くのが望ましいとされています。人が頻繁に出入りするドアの上や、水回りの近くは避けましょう。

 

記念・お土産として持ち帰るデザイン絵馬

近年は、その寺社ならではの絵柄やかたちをした絵馬が数多く授与されています。
こうした絵馬を、願い事を書かずに記念やお土産として持ち帰る方も少なくありません。

授与品としての性質を持つものですので、雑に扱わず、丁寧に保管しておきましょう。

 

旅行者や遠方の方が後日奉納する場合

旅先で絵馬を授かったものの、その場では書ききれなかったという場合もあるでしょう。

一度持ち帰ってから願い事を記入し、後日あらためて奉納する、という形をとっても差し支えありません。
海外から来られた方が母国に持ち帰ってから記入するといったケースもあります。

ただし、寺社によって考え方は異なりますので、持ち帰りたい場合は授与所で一言うかがっておくと安心です。

 

奉納した絵馬はその後どうなる?お焚き上げの流れ

絵馬掛所にびっしりと掛けられた絵馬を見て、「これはこの後どうなるのだろう」と思われたことはありませんか?

納めた絵馬は放置されているわけではなく、寺社の手によって丁寧に納められています。
ここからは、絵馬のその後についてご説明します。

 

絵馬の効力の目安は一年

絵馬に定められた期限があるわけではありませんが、一年を一区切りと考えるのが一般的です。

これは、お神札やお守りを一年でお納めし、新しいものをお受けするという考え方と共通しています。

神社本庁も、お神札について「1年間お守りいただいたことに感謝を申し上げてから、お神札を受けた神社の古神札納所等へ納めてお焚き上げをしていただき、新しいお神札をお受けします」としています。

絵馬も同じように、一年という区切りで感謝を伝え、新しい願いを託していく。そう捉えておくとよいでしょう。

 

絵馬掛所の絵馬は寺社がまとめてお焚き上げする

絵馬掛所に掛けられた絵馬は、一定の期間が過ぎると寺社が取りまとめ、お焚き上げをしてくださいます。

お焚き上げとは、役目を終えたお神札やお守り、絵馬などを神聖な火によって焼き、天へお還しする儀式のことです。

ゴミとして処分するのではなく、火を通してお返しするという考え方に基づいています。

多くの神社では、大晦日から1月15日(小正月)にかけて「左義長(さぎちょう)」「どんど焼き」と呼ばれる行事が行われ、正月飾りや古いお神札・お守りとともにお焚き上げされます。

このほか、年に数回「古札焼納祭」などの名称で祭事を営んでいる寺社もあります。

 

持ち帰った絵馬・古い絵馬の処分方法

持ち帰ったまま手元に残っている絵馬や、何年も前の古い絵馬をどうすればよいか、お困りの方も多いのではないでしょうか?
主な方法は次の4つです。

① 授かった寺社にお返しする
最も丁寧な方法です。あらためて絵馬掛所に掛けるか、納札所にお納めします。

② 近くの寺社の古神札納所に納める
遠方で足を運べない場合は、近隣の同じ宗教・宗派の寺社に相談しましょう。
他所の授与品を受け付けていない場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

③ お焚き上げ・供養を依頼する
郵送でお焚き上げを受け付けているところもあります。
ほかにもお納めしたいものがある場合は、まとめて相談することができます。

④ 白い紙と塩で清めてから可燃ごみへ
いずれも難しい場合は、白い紙の上に置いて塩をひとつまみ振り、感謝を伝えてから紙で包んで可燃ごみに出します。

なお、絵馬に金具や紐、装飾パーツが付いている場合は、可燃ごみとして出せないことがあります。
自治体の分別ルールを確認し、必要に応じて取り外してください。

塩で清める方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

 

また、ご自宅の庭などで燃やす「野焼き」は廃棄物処理法により原則として禁止されています。ご自身で火を扱う必要はありませんので、上記のいずれかの方法をお選びください。

※全国の神社を包括する宗教法人「神社本庁(および各地方の神社庁)」としては、お守りをご自宅で塩等を使ってお清めし、ゴミとして自主処分することを「公式に推奨・認定」しているわけではありません。

 

願いが叶ったら「お礼参り」に行く

絵馬を納めて終わり、ではありません。
願いが叶ったときには、あらためて同じ寺社に足を運び、お礼参りをするのが丁寧な形とされています。

お礼参りでは、ご社殿・ご本堂にお参りをして感謝を伝えます。

その際、「おかげさまで〇〇することができました」と感謝を記した絵馬をあらためて奉納すると、より心のこもった形になります。ご祈祷まで申し込めば、さらに丁寧です。

願いを託した場所に、結果を報告しに戻る。
この往復があってはじめて、絵馬にまつわる一連の流れが完結すると考えられています。

 

絵馬の書き方に関するよくある質問

絵馬に書いてはいけないことは何ですか?

明確に避けるべきなのは、他人の不幸や災いを願う内容です。
「〇〇が失敗しますように」といった、誰かを害する願いや呪いの言葉は書かないようにしましょう。
絵馬は境内に掲げられ多くの方の目に触れますので、特定の個人を中傷する表現や、読んだ方が不快になる内容も避けるのがマナーです。

絵馬に願い事を書くときの書き方は?

絵柄のない裏面に、願い事・氏名・住所・日付を書くのが基本です。
文末は「〜できますように」「〜しますように」と丁寧に結び、内容はできるだけ具体的に書きましょう。
縦書き・横書きはどちらでも構いません。筆記用具は、雨で滲みにくい油性ペンがおすすめです。

絵馬の願い事の例文を教えてください。

合格祈願であれば「〇〇大学〇〇学部に合格できますように」、安産祈願であれば「母子ともに健康で、無事に出産を迎えられますように」といった形が基本です。
学校名や試験名など、固有の情報を入れると願いの輪郭がはっきりします。
本記事の「【願い事別】絵馬の書き方・例文集」で、目的別の例文をまとめてご紹介しています。

絵馬の名前はイニシャルでもいいですか?

イニシャルでも差し支えありません。
氏名を書くのは神様に「誰の願いか」をお伝えするためですが、絵馬は不特定多数の目に触れるものです。
イニシャルのみ、下の名前のみといった書き方でも問題はなく、寺社によっては個人情報保護シールを用意しているところもあります。

絵馬に住所は必ず書かないといけませんか?

必須ではありません。
住所を書くのは「どこから来た願いか」をお伝えするためのものですので、気になる場合は都道府県や市区町村までにとどめても構いません。
省略しても失礼にはあたりませんので、ご自身が納得できる範囲で記入してください。

絵馬は表と裏、どちらに書きますか?

絵が描かれていない裏面に書くのが基本です。
表面の絵は神様にお納めする奉納画としての意味を持つため、その上に文字を重ねないようにします。
ただし、表面に記入欄が設けられているデザインの絵馬もありますので、その場合は案内に従ってください。

絵馬の値段(初穂料)はいくらくらいですか?

おおよそ500円〜1,500円程度が目安です。
木の材質や大きさ、限定デザインなどによって金額は異なりますので、授与所の掲示をご確認ください。
なお絵馬は「購入する」ものではなく、初穂料をお納めして「授かる」ものと考えられています。

絵馬は鉛筆で書いても大丈夫ですか?

鉛筆で書いても差し支えありませんが、油性ペンをおすすめします。
絵馬は屋外の絵馬掛所に掛けられ、雨や風にさらされるため、鉛筆や水性ペンでは時間とともに文字が薄くなってしまうことがあるためです。
多くの寺社には記入台と筆記用具が用意されていますので、まずはそちらをご確認ください。

奉納した絵馬はいつまで飾られていますか?

寺社によって異なりますが、おおむね一年を一区切りとして取りまとめられます。
多くの神社では、大晦日から1月15日の小正月にかけて行われる「左義長」「どんど焼き」などの行事で、正月飾りや古いお神札とともにお焚き上げされます。
年に数回、古札焼納祭などの名称で営まれている寺社もあります。

古くなった絵馬はどう処分すればいいですか?

授かった寺社にお返しするのが最も丁寧な方法です。
足を運ぶのが難しい場合は、近くの同じ宗教・宗派の寺社の古神札納所に納める、郵送でのお焚き上げを利用するといった方法があります。
いずれも難しい場合は、白い紙の上に置いて塩をひとつまみ振り、感謝を伝えてから紙で包んで可燃ごみに出すことができます。金具や紐が付いている場合は取り外し、自治体の分別ルールに従ってください。