長年愛用してきたお箸や、故人が生前使っていたお箸など、古い箸を処分する際に、ゴミとして捨てるのに抵抗がある方も多いのではないでしょうか?
大切に使ってきたお箸を捨てるのに罪悪感があるという方には、「箸供養」がおすすめです。
本記事では、古いお箸の処分にお悩みの方に向けて、箸供養を行なっている神社・お寺を詳しくご紹介します。
古い箸を処分したい
でも、ゴミとして捨てるのは抵抗がある…
そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、箸を専用封筒に入れて神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
✅ 金属・プラスチックなど不燃物も受付可能
✅ 個数制限なし、規定サイズ内なら何個でも受付可能
✅ クレジットカード、オンライン決済可
古い箸の処分にお困りの方は、ぜひ活用してみてください。
「箸供養」とは?
「箸供養」とは、古く使わなくなったお箸を、神社やお寺に持ち込み、感謝の気持ちを込めて供養・お焚き上げしてもらうことです。
お箸は生活に欠かせない道具です。
長年愛用してきた箸や、故人が生前使っていた箸を処分する際は特に、家庭ゴミとして捨てるのに罪悪感を感じる方も多いでしょう。
箸供養には主に以下のような意味・メリットがあります。
- 箸に感謝の気持ちを伝えられる
- 故人(持ち主)へ届けることができる *仏教の考え方
- 天に還すことができる *神道の考え方
また、箸を供養することで、今後の無病息災と長寿を祈願する意味もあります。
一概に全ての箸を供養する必要はありませんが、下記に当てはまる場合は供養を検討しましょう。
- 長年愛用してきた箸
- 故人が愛用していた包丁
故人の使っていた箸を処分したい、罪悪感なく箸を手放したいといった場合におすすめです。
箸供養にまつわる「箸の日」
全国の神社・お寺では、毎年8月4日「箸の日」に合わせて箸供養を行なっているところが多くあります。
「箸の日」は、8(は)4(し)の語呂合わせで、日頃の食事に欠かせないお箸に感謝することを目的に、2014年に一般社団法人「日本記念日協会」により認定・登録されました。
11月11日も「箸の日」として登録されており、「1111」が2膳の箸が並んだように見えることから、2015年に韓国で開かれた「箸の国際学術シンポジウム」で、箸を使うアジア3カ国(日本・韓国・中国)の専門家・学者によって申請・認定されています。
「箸供養」を行なっている神社・お寺
日枝神社「箸感謝祭」|東京都
赤坂にある日枝神社は、東京都心にそびえ立つ巨大な鳥居がひときわ目立つことで知られています。元々は比叡山の山の神様ということから「山王日枝神社」としても有名です。
日枝神社では毎年8月4日の箸の日に「箸感謝祭」が、箸の製造・販売を行う株式会社兵左衛門のサポートにより行われています。
神太鼓の音色を聴きながら、参列者によって箸が次々と火に焚べられ、お焚き上げが終わった後はお神酒がいただけます。
開催日時 | 毎年8月4日 |
受付方法/日時 | 持ち込み / 受付日時はお問い合わせください 株式会社兵左衛門へ郵送 / 随時 |
供養料 | お問い合わせください |
注意点 | プラスチック、金属のお箸はお焚き上げ出来ませんのでお控えください |
日枝神社「箸感謝祭」
住所:〒100-0014 東京都千代田区永田町2-10-5
日枝神社 公式HP:https://www.hiejinja.net/
株式会社兵左衛門 公式HP:https://www.hyozaemon.co.jp/activity/thanksgiving/
高知八幡宮「箸供養祭」|高知県
高知八幡宮は、今から約700年以上前の鎌倉時代に、当時の高知周辺の領主だった大高坂松王丸が高知城の守護神として、京都石清水八幡宮から勧請したのが始まりと言われています。
高知県社となってからは、地域の商売繁盛・交通安全・厄除け等の守護神として多くの人の信仰を集めてきました。
高知八幡宮では、毎年3月に「箸供養祭」を開催しており、個人・飲食店などから集まった多くの箸が供養された後、神社西側にある「箸塚」に納められます。
当日は「食物を人とを結ぶ箸には魂が宿る」という信仰により、カツオの藁焼きたたき実演や、マグロ解体などの神賑行事(しんしんぎょうじ)が行われ、多くの人で賑わいます。
開催日時 | 毎年3月 |
受付方法/日時 | お問い合わせください |
供養料 | お問い合わせください |
注意点 | 開催日時、詳細はお問い合わせください |
高知八幡宮
住所:〒780-0822 高知県高知市はりやま町3-8-11
公式HP:https://www.kochi-hachimangu.com/
箸蔵寺「箸供養」|徳島県
徳島県三好市にある箸蔵寺は、天長五年(828年)に、弘法大師が開創されたと伝えられる、真言宗御室派の古刹です。
弘法大師がかつてこの地で金毘羅大権現にめぐり合い、「済世利民」のご神託を授けられたと伝えられています。
この神託は「箸を挙(あ)ぐる者、我誓ってこれを救はん」という言葉で表されており、「全ての人々を救済する」という誓いが箸蔵寺の名前の由来になったと考えられています。
箸蔵寺では、毎年8月4日に「箸供養」が開催されており、当日は箸供養の他に、生まれた子供が初めて箸を使うために行う「お箸初め」の儀式も行われます。
開催日時 | 毎年8月4日 |
受付方法/日時 | 当日持ち込み / 受付日時はお問い合わせください 郵送 / 随時 |
供養料 | お問い合わせください |
注意点 | 詳細はお問い合わせください |
箸蔵寺
住所:〒778-0020 徳島県三好市池田町州津蔵谷1006
公式HP:http://www.hashikura.or.jp/?page_id=2176
福寿院「箸供養清浄鎮火祭」|神奈川県
神奈川県箱根町にある福寿院は、別名「箱根観音」という愛称で地域の人々から親しまれているお寺です。
本堂の隣には日本の寺院では珍しい台湾の神「媽祖(まそ)」が鎮座し、陸・海・空の安全や厄除け、商売繁盛のシンボルになっています。
福寿院では、毎年8月4日に「箸供養清浄鎮火祭」が開催され、地元の旅館・ホテルで使用されたお箸や、家庭で使われなくなったお箸をお焚き上げしています。
僧侶読経の中で参列者全員の祈祷札(氏名)を読み上げ、万霊供養と商売繁盛・家内安全を祈祷していただけます。
開催日時 | 毎年8月4日 |
受付方法/日時 | 社務所へ電話で申込み(0460-85-5991) |
供養料 | お問い合わせください |
注意点 | 詳細はお問い合わせください |
福寿院「箸供養清浄鎮火祭」
住所:〒250-0312 神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋182
公式HP:https://hakonekannon.jimdofree.com/
湧泉寺「箸供養」|大阪府
「日本一元気が出るお寺」を目指す湧泉寺は、親子の住職が運営するお寺です。
弘仁11年(820年)に弘法大師空海の手によって創建され、寺号「湧泉寺」のほか「石用山」という山号もあります。
湧泉寺では、毎年8月4日に「箸供養」を開催しており、平成25年以降はお箸だけでなくスプーンの供養も行われています。
個人の参列者には食欲増進と身体健全を記念した新しいお箸を、法人の参列者には衛生成就と安全操業を祈念したお箸が授与されます。
開催日時 | 毎年8月4日 11:00~ |
受付方法/日時 | 郵送 |
供養料 |
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注意点 |
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涌泉寺「箸供養」
住所:〒563-0113 大阪府豊能郡能勢町倉垣1773
公式HP:https://yuusenji.com/
真浄寺「箸供養」|茨城県
茨城県牛久市にある真浄寺は、不動明王を本尊とするお寺です。
世界一高い青銅製大仏の「牛久大仏」で知られているほか、境内にある「縁切り稲荷」のご利益にあやかろうと全国から参拝者が訪れます。
真浄寺では通年で「箸供養」を行なっており、時期を問わず随時受付・供養を依頼することができます。
開催日時 | 随時 |
受付方法/日時 | 持ち込み ※公式HP確認後にメールもしくは電話で申込みください |
供養料 | 2,000円 |
注意点 | 必ず日時をご予約の上お越しください |
真浄寺「箸供養」
住所:〒300-1211 茨城県牛久市柏田町3260-15
公式HP:https://dp53049328.lolipop.jp/mikyou/mikyou32
万九千神社「御箸 感謝お焚き上げ祭」|島根県
島根県出雲市にある万九千神社では、毎年8月4日に、お箸専門店「ひらの屋」の主催により「御箸 感謝お焚き上げ祭」が開催されています。
万九千神社は約1300年の歴史があり、神在月(旧暦の10月)に集まる八百万神が、出雲で最後にお立ち寄られる場所と伝えられています。
開催日時 | 毎年8月4日 |
受付方法/日時 | ひらの屋の店舗に設置している専用御焚き上げ箱に直接お箸を投函するか、封筒に入れて郵送にてひらの屋へ送付 |
供養料 | 無料 郵送の場合:郵送代は自己負担 |
注意点 | プラスチック製・金属製のお箸は供養不可 |
万九千神社
住所:〒699-0615 島根県出雲市甲斐川町併川258
公式HP:http://www.mankusenjinja.jp/
箸を送るだけ「神社のお焚き上げ」がおすすめ
箸供養を行なっている全国の神社・お寺をご紹介してきましたが、中には「開催日に予定が合わない」「神社・お寺に直接持ち込むのが難しい」など、様々な理由で躊躇してしまう方もいらっしゃるかと思います。
そんな方には、佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社が行なっている郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」がおすすめです。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、通年で郵送での供養お焚き上げを受け付けており、公式サイトから「お焚き上げキット」を購入し、箸を専用封筒に入れて神社に送るだけ。
最短1.5ヶ月で供養していただくことができます。
箸供養の申し込み手順は以下の通り。
- サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- キットが自宅に届く
- 箸を専用封筒に入れて神社に送る
- 神社でご祈祷お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」がメールで届く
キットの購入にはクレジットカード、Amazon Payなどオンライン決済が使える他、送料も全て神社が負担してくれるので、時間・お金をかけずに、全国どこからでも箸供養を依頼できます。
「お焚き上げキット」は物の種類、サイズに応じて様々なタイプが用意されており、箸数本であれば「レタータイプ」のキットで税込1,980円〜依頼可能です。
飲食店・ホテルなどで使わなくなった沢山の箸を供養したい場合には、「ボックスタイプ」のキット(税込7,480円〜)がおすすめです。
いずれのキットも個数制限はなく、規定サイズ内であれば何膳でも受け付けてもらえるほか、箸以外のものもまとめて送れるので、愛用していた食器やお守り・御札など、お焚き上げしたいものがあれば一緒に送りましょう。
多くの神社・お寺では金属・プラスチック製など、不燃性の箸は受け付けていないところがほとんどですが、「神社のお焚き上げ」サービスでは、不燃物も受け付けているので、可燃不燃に関わらずまとめて供養を依頼することができます。
古い箸の処分にお困りの方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
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