生前に自身の財産や所有物の整理を行う「生前整理」。
終活で使われることの多い用語ですが、生前整理は高齢者に限らず、誰もが不測の事態に備えていつからでも始めることができます。
早めに生前整理を行うことで、万一ご自身が亡くなった際の財産分与の問題や、その他のトラブルを防ぎ、遺族の負担を軽減することができます。
本記事では、生前整理をご検討中の方に向けて、生前整理の進め方と費用について詳しく解説します。
記事の後半では、「生前整理のやることリスト」を紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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思い入れのある品の処分にお困りの方は、ぜひ活用してみてください。
生前整理とは?
生前整理とは、自分が生きているうちに財産をはじめとする身の回りのものを自分自身で整理することをいいます。
また、モノだけでなく、自分の心を整理することも意味します。
生前整理をすることで、今まで自分がどのような人生を歩んできて、これからの残された時間をどのように過ごすのかを見つめることができます。
自分の「死」を見つめるという意味では暗いことのように思われますが、むしろ自分やその周りの家族と向き合うことで、関係性を今まで以上に大切にしたり、最期までの生活を充実した穏やかなものにするという前向きな準備と捉えることができます。
老前整理・遺品整理との違い
生前整理と似た言葉に、「老前整理」「遺品整理」がありますが、それぞれ整理を始めるタイミングが異なります。
生前整理とは、自分が元気で健康であるうちに始める整理のことを指します。
そのため、生前整理をするタイミングは人によって様々ですが、若い人であれば20代から、あるいは結婚や定年退職など人生の節目をきっかけとして生前整理を始めることが多いようです。
老前整理は、自分が老いてから始める整理のことを指します。
自分の力で整理できなくなる前に、自分自身で財産や身の回りのものを整理し、家族など周りの人の力を借りることももちろんあります。
遺品整理は、自分が亡くなった後に、残された家族が整理することを指します。
生前整理 | 老前整理 | 遺品整理 | |
目的 |
|
家族の負担を減らす |
|
行う人 | 自分 | 自分 家族 |
残された家族 |
行う時期 | 人生の節目 | 40 50代 |
亡くなった後 |
整理の対象 |
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生前整理を行うメリット
財産を把握できる
生前整理を行うメリットの一つに自分の財産を把握できることが挙げられます。
自分の財産を把握することで、今後の生活に一つの指標ができるため、より心の余裕を持って生活することができます。
また、ひとえに財産といっても、銀行預金から自動車、証券、不動産など多岐にわたるため、それらを把握するには労力がかかります。
自分自身で調べておくことによって、家族の手間を省く事ができるというメリットも挙げられます。
遺族の負担を軽減できる
生前整理には遺族の負担を軽減するというメリットもあります。
誰かが亡くなった際には、役所への届け出や葬儀の手配などの手続きややるべきことが多々あります。
その後、財産や遺品の整理などをするとなると、精神的、肉体的、金銭的な負担が増えてしまいます。
自分のためだけにとどまらず、残された家族の負担を軽くするという意味でも生前整理にはメリットがあります。
相続関係、親族間トラブルを防げる
親族間で起こるトラブルの大きな要因として、相続関係のトラブルが挙げられます。
どの程度資産があり、誰が相続するのかといったトラブルを防ぐためにも、生前整理の中で資産を把握し、死後、それらの相続に関する財産の取扱方法を遺しておくことは円滑な相続につながります。
また、行政への手続きなども行いやすくなるというメリットもあります。
自分の周りにいる大切な人たちの関係を守るために、そしてトラブルを未然に防ぐといった意味で大きなメリットがあるといえるでしょう。
自分の意思・希望が通りやすくなる
葬儀やお墓、あるいは遺産相続に関することなど、生前整理をしてエンディングノートや遺言として文書に残すことで、死後も自分の希望が通りやすくなります。
自分が亡くなった後に、自分の意思や希望を伝えることができる点は生前整理のメリットです。
また、自分がいなくなった後も大体こうなるだろうという見通しが建てられるため、その後の生活への安心感も得ることができます。
死後に自分の思い・感謝を伝えることができる
生前整理の中で、自分の思いを文書で残すことで、家族や友人など大切な人たちに感謝の気持ちを伝える事ができるというメリットがあります。
普段なかなか言えないことも、大切な人たちに自分の思いや気持ちを伝える大切な機会になるはずです。
あなたの真摯な思いは、きっと残された人たちにとってかけがいのないものとなるでしょう。
その時にはもう自分はいないからこそ語れる普段なら気恥ずかしいことを伝えることができるのは、生前整理の大きなメリットといえるはずです。
不測の事態の備えになる
人生はいつ何が起こるかわかりません。
突然事故にあってしまったり、病気になってしまったり様々な事態が起こる可能性があります。
万が一そのような不測の事態におちいった際に、生前整理をしていれば家族の混乱を防ぐことができます。
そして、自分自身も安心して日々を過ごすことができるはずです。
生前整理は不測の事態の備えとしての役割もあるのです。
生前整理のデメリット
生前整理のデメリットとして、時間と労力、お金がかかることが挙げられます。
特に身の回りのモノが多い方は、整理にたくさんの時間と労力が必要となります。
またモノを整理するにあたり、それらの処分費用や、あるいは資産の調査費用などある程度お金もかかります。
生前整理には以上のようなデメリットがありますが、自分が生前整理を行わなかった場合、これらの負担をすべて遺族が背負うことになってしまいます。
生前整理のデメリットを少しでも解消するために、何回かに分けて生前整理を行うことで一回あたりにかかる労力や出費を抑える方法がおすすめです。
生前整理を始める時期、タイミング
生前整理を始める時期やタイミングに明確な基準はありません。
そのため、いつ開始しても問題ないといえます。
生前整理には、判断力や決断力、体力などが求められるため、最近では自分が年を取り過ぎる前に若いうちから生前整理をする方もいらっしゃいます。
30代など人生の中でもライフイベントの多い年代の方が、そのイベントがきっかけで今後の人生に関して考えるという意味も含めて、生前整理をするということも増えてきています。
生前整理にかかる費用
自分で行う場合 数百円~数千円
自分で生前整理をするためにかかる費用は基本的にはモノを処分する際にかかる金額になります。
そのため、処分するものが多ければ多いほど高額になっていきます。
家族で行う場合 数百円~数万円
処分するものが多く、家族に手伝ってもらう場合の金額です。
処分するもののサイズによって、トラックなどをレンタルする必要がある場合は6千円~3万円程度の費用がかかります。
自治体によって処分にかかる費用は変わってくるので、事前に調べておきましょう。
業者に依頼する場合 3万円~数十万円
生前整理を業者に依頼する場合、部屋の広さによって価格が変わってきます。
また、生前整理にかかった期間や作業人数によっても価格は変わります。
複数の業者から見積もりをとって自分にあった業者に依頼すると良いでしょう。。
整理するものは「品物」「財産」「デジタル遺品」のおもに3つ
生前整理の対象となる物は、「品物」「財産」「デジタル遺品」のおもに3つに分けることができます。
特に、「財産」については整理がされていないと自分の死後に財産の行き先が曖昧になり、家族間でのトラブルにつながる可能性があるので注意して整理しましょう。
また、「デジタル遺品」に関してはパスワードなどがわからないと遺族が困ってしまう事があるので、不要なデータは削除した上で、しっかりと整理するようにしましょう。
一方で、パスワードが生前に誰かに知られてしまうと悪用されてしまう可能性もあるので、取り扱いには十分な注意が必要です。
「品物」に含まれるもの
品物とは思い出の品や、個人情報などを指します。
例えば、写真アルバムや日記、趣味で集めていたコレクションなどがそれに該当します。
「財産」に含まれるもの
財産とは、お金に換えられるもの全般を指します。
例えば、現金はもちろんのこと、預貯金や土地、家、車や株式などです。その他にも貴金属や骨董品なども挙げられます。
「デジタル遺品」に含まれるもの
デジタル遺品とは、パソコンやスマホなどの電子機器のデータや、銀行口座、仮想通貨のことを指します。
そのほかにも、それらのパスワードやサブスクなどのサービスもデジタル遺品に含まれます。
また、キャッシュレス決済の残高や企業ポイントなどは相続の対象になる可能性があり、デジタル遺品に分類されます。
「品物」の整理の進め方
1.品物を分別する
まずは、品物を分別することから始めましょう。
分別する際には、自分にとっての思い出や愛着などを基準に分別すると進めやすいです。
主に以下の5つに分別してみましょう。
①現在使用しているもの
②手元に残しておきたいもの
③誰かに譲りたいもの・価値があるもの
④すぐに決められないもの
⑤現在使用していないもの
以上の5つに分けた上でそれぞれ処分を進めます。
このように分別することで、それぞれのモノに対する自分の愛着度や重要度を知ることができます。過去、現在、未来について考えながら少しずつ分別をしてみましょう。
2.処分方法を考える
5つに分けたそれぞれのジャンルごとに処分方法を考えましょう。
①、②、④は自分の死後には処分するようにしましょう。
その時のために、事前に家族に伝えておくことがおすすめです。
③は人に譲ることがおすすめです。
もし譲るのが自分の死後の場合は、その意思を事前に家族に伝えておくようにしましょう。
⑤はなるべく早く処分しましょう。
処分し部屋が綺麗になることで、生前整理のメリットを感じることができるはずです。
3.処分する
愛着のある「品物」を整理することは自分の人生を見つめなおすことにつながるはずです。
家族に自分の意思を伝えたり、誰かに譲ったり、あるいは処分したりと少しずつ行動に移していきましょう。
思い入れのある品の処分に困ったら、 「神社のお焚き上げ」サービスがおすすめ
- 特別な思い出がある物
- 親戚・大切な人にもらった物
など、思い入れのある品をゴミとして捨てられずお困りの方におすすめなのが、祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)が行っている郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」です。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、通年で郵送でのお焚き上げを受け付けており、サイトから「お焚き上げキット」を注文し、捨てられない物を封筒や箱に入れて神社に送るだけ。
最短1.5ヶ月でお焚き上げしてもらうことができます。
申し込み・利用方法は以下の通り。
- 公式サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- キットが自宅に届く
- 封筒(または箱)に思い出の物を入れて神社に送る
- 神社でご祈祷・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」が届く
お焚き上げキットは物の種類やサイズに応じて様々なタイプがあり、写真や手紙、アクセサリーなど小さめの物であれば、「レタータイプ」のキットで1,980円税込〜依頼することができます。
御札や人形、アルバムなど、大きめの物をまとめてお焚き上げしたい方には、「ボックスタイプ」のキット(7,480円税込〜)がおすすめです。
いずれも個数制限はなく、規定サイズ内であれば何個でも受け付けてもらえます。
多くの神社・お寺では不燃性の物を受け付けていない場合がほとんどですが、「神社のお焚き上げ」サービスでは、金属・プラスチックなどの不燃物も受け付けているので、分別の手間がかからないのも嬉しいポイントです。
※不燃物はご祈祷後、産業廃棄物として処分されます
物の処分にお困りの際は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
「財産」の整理の進め方
1.財産をリストアップする
現金をはじめ、不動産や証券など財産をリストアップしておくと、残された家族は相続をスムーズに進めることができます。
所有している財産が明確になることで、残された家族間のトラブルを防ぐことができ、相続税を試算することもできるようになります。
現金化できる財産とは逆に、ローンなどが残っている場合はそれもしっかりリストアップするようにしましょう。
2.財産の相続先、分配を決める
財産のリストアップが完了したら、次は財産の相続先と分配を決めましょう。
相続者が複数いる場合は、誰に何をどれだけ相続するのかを具体的に考えます。
相続に関してわからない事がある場合は、税理士や弁護士など専門家に相談してみるのもおすすめです。
3.財産の相続方法を考える
財産の相続方法は、生きているうちに財産を贈る「生前贈与」と、亡くなった後に相続する「死後相続」という大きく2つの方法があります。
ちなみに生前贈与に関しては、財産をもらう方一人当たり年間110万円以下であれば税金はかかりません。
そのため、生前贈与と亡くなった後に相続する方法に分けておくと税金対策になります。
なるべく早く生前贈与を始めるとより賢く財産の相続をする事ができます。
生前整理のやることリスト
不用品の処分
必要か不要かを判断することは難しいですが、例えば壊れてしまったモノや使っていないモノやサービス、愛着がないモノなどは思い切って処分しましょう。
まだ使用できそうな場合は売却するのも手段の一つです。処分の際に迷ってしまうモノもあると思いますが、他人の判断に任せすぎずなるべく自分の判断で処分をするようにしましょう。
貴重品の譲渡・売却
貴重品は譲渡するのも選択肢の一つです。
誰に譲渡するのかをエンディングノートに書き留めておくとより良いでしょう。
また、早めに誰かに譲ると身辺の整理にも繋がります。
あるいは譲渡ではなく、売却すると現金化できるため、相続の際に分配しやすいというメリットがあります。譲渡か売却のどちらがいいか自分にあった方法を選択しましょう。
不要な口座・カードを解約
銀行口座を複数お持ちの方も多いのではないでしょうか。
その中でも実際に使用している口座は限られているはずです。
ほとんど使用していない口座やカードは解約しておくことがおすすめです。
口座を残したままにしておくと、財産目録の作成に余計に手間がかかる上、遺族の負担が大きくなってしまいます。
そのため、ほとんど入出金をしていない口座は解約しておきましょう。
デジタル遺品を整理、リストを作成する
デジタル遺品はそのままにしてしまうと個人情報を第3者に悪用されてしまう可能性があります。
契約しているサービスやアカウントのパスワードやIDはまとめてエンディングノートなどに書き記しておきましょう。
また、思い出の写真などは整理した上で、その保管場所と最終的にどのように処分して欲しいかもエンディングノートに記しておくと遺族はスムーズに対応することができます。
土地・不動産の相続先を決めておく
財産の中でも、現金や貴重品以外に土地や不動産などを誰が相続するのか具体的に決めておくようにしましょう。
誰に何を相続したいのか遺言書やエンディングノートに記しておくことで、遺族はよりスムーズに対応することができます。
また、何かあったときに空き家にしないためにも生前整理を行い、土地・不動産の相続先を決めておくことで売却をする場合にも片付いた状態で相続する事ができ、家族の負担を減らす事ができます。
財産目録を作成する
財産目録とは、所有している財産や権利を記した表を指します。
またそこにはローンや借金なども一緒に記載します。
財産目録を作成していないと相続の際に財産調査をするという大きな手間がかかります。
財産目録は特に決まった書き方はありません。
30代など若いうちから作成する場合は、加筆しやすい電子で作成するのがおすすめです。不安な場合は、専門家へ相談することもできます。
財産目録を作成することは遺していく身近な大切な人たちのためにもなるので、まずはわかる範囲から書き出すことがおすすめです。
遺言書を作成する
法に則った分配方法で良い方は遺言書を作成する必要はありませんが、財産の分配に対して希望がある場合は遺言書を作成する必要があります。
遺言書の作成方法は、大きく3種類あります。
自筆証書遺言 | 自分で全文を作成・押印する |
秘密証書遺言 | 公証人に遺言書の存在を確認してもらう |
公正証書遺言 | 公証人が遺言者から内容を聞き取って作成する |
遺言書は決められた書式で書かないと効力がなくなる場合もあるので作成に自信がない場合は秘密証書遺言、公正証書遺言がおすすめです。
財産に関してトラブルを防ぐためにも遺言書には明確に書き記すようにしましょう。
遺言状の保管場所はどうする?
遺言状の保管場所は安全性と利便性を考えて選びましょう。
近くの銀行の貸金庫に預けると安全性は保証されますが、何かあった時に見つけてもらいにくく、簡単に取り出しやすい場所ではありません。
その上で自分にあった場所をよく考え、エンディングノートに保管場所を記しておくとより安心です。
遺言状は、遺品整理の際に見つけてもらえなかったり、誰かに改竄されてしまったりするとその効力が無効になってしまいます。
遺言状は誰にも悪用されない安全性と見つけてもらいやすい利便性のバランスをよく考えて保管するようにしましょう。
終活・エンディングノートを作成する
エンディングノートとは、万が一の時のために家族や身近な人に伝えておきたいことを書き留めておくノートのことです。
「法的な効力がない」という点が遺言書との違いです。
法的効力がないとはいえ、延命治療についてや葬儀、お墓のことなど家族が困らないように自分の意思を伝えることができ、家族の負担を軽減することができます。
エンディングノートの作成方法は日記のように書き留めておく方法やパソコンやスマートフォンなどで作成することもできます。
貴重品・必要書類の保管場所を伝えておく
貴重品・必要書類とは、クレジットカード会社などからの通知書や、公共料金に関する書類、保険証券などが挙げられます。
その他にも通帳など、貴重品や必要書類の保管場所は、事前に家族に伝えておくようにしましょう。
事前に伝えておかないと遺された家族は見つけることが難しくなり苦労してしまいます。
防犯の観点から貴重品・必要書類は分散して保管してしまいがちですが、金庫など安全な場所にまとめて保管することをおすすめします。
生前整理のコツ
元気なうちに開始する
生前整理は「まだいいかな」と先延ばしにしてしまうことも多いと思いますが、早めに元気なうちに開始することが大切です。
なるべく元気なうちに改めて自分の人生を見つめ直す機会として生前整理に少しずつでもいいので取り組んでみましょう。
元気なうちに生前整理に取り組めばその後の人生を前向きに生きることにもきっと繋がるはずです。
処分に抵抗があるものは後回しにする
捨てることに抵抗があるものは後回しにして構いません。
無理に捨てることは精神的ストレスを伴うため、捨てられるものから順に処分し、手放したくないものは心の整理がついてから対処しましょう。
全てのものを必要か不必要かで分けることは非常に難しいと思うので、どうしても悩んでしまうものは、自分の死後にどのように処分して欲しいかエンディングノートに記しておくようにしましょう。
長期的に少しずつ進める
生前整理は一朝一夕では行うことはできません。
少しずつでいいので、長期的に進めるようにしましょう。
生前整理は自分の人生と向き合い、これからを考える作業です。
ゆっくりと時間をかけて自分自身と向き合いながら、自分や大切な人にとって納得がいくように時間をかけて考え、進めていきましょう。
家族と相談しながら進める
生前整理は自分だけでなく、遺された家族のためにも役立ちます。
また、一人で全てを行うことは難しいと思うので時には家族に相談し、手伝ってもらいながら進めていきましょう。
そのようにすることで、見えてくるものもあるはずです。
最期に向かうというネガティブな気持ちではなく、「自分と家族や大切な人たちのこれからを考える」という前向きな気持ちで、家族の力を借りながらじっくりと進めましょう。
業者を利用する
生前整理は、自分や家族で行う以外にも、業者に依頼するという選択肢もあります。
もちろん費用はかかりますが、労力は少なくなり、逆に買取をしてもらった場合は費用を抑えることもできます。
また、生前整理アドバイザーはコンサルタントとしてアドバイスをしてくれたり、片付けの補助などもしてくれます。
業者を利用する場合は、サービスの内容や料金が異なるため複数の業者から見積もりをとって比較してみるのもありかもしれません。
専門家に相談する
生前整理をする中で一人ではわからなかったり、解決できない問題に直面することがあるかもしれません。
その時には専門家に相談しましょう。
専門家に相談することのメリットは、信頼して安心して任せられるということです。
遺言書を作成する、財産を整理する、相続税の対策をするなど専門家の意見を聞くことでより良い形で生前整理を進めることができるはずです。
自分自身と大切な人のために、何かわからない事があったら専門家に相談してみましょう。
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