長く履いてきたスニーカーや革靴、大会をともに戦ったスパイク、山を歩いた登山靴、故人が愛用していた靴。役目を終えた靴を、ほかのゴミと一緒に捨てることに抵抗を感じる方は少なくありません。
そんなときに選ばれているのが、神社やお寺で感謝を込めてお祓い・お焚き上げしてもらう「靴供養」です。
ただし、靴供養を受け付けている寺社は多くなく、年に一度の「靴供養祭」でしか受け付けていないところもあります。また、靴底のゴムや金具など燃えない素材を含むため、依頼先によって扱いが異なる点にも注意が必要です。
本記事では、全国の有名な靴供養祭と、通年で靴供養を依頼できる神社・お寺をご紹介します。
| タイプ | おすすめ依頼先 | 供養料 | 受付期間 | 受付日時 |
|---|---|---|---|---|
| 持ち込み | やすらか庵 千葉県千葉市 |
80サイズ段ボール1箱5,000円 A4封筒2,000円/120サイズ7,500円 |
通年 年中無休 |
来訪前に電話で連絡 金具・ゴム底が付いたままでも可/足袋・靴下も一緒に納められる |
| 郵送 | 神社のお焚き上げ 佐賀県・祐徳稲荷神社 |
ボックスタイプ 7,480円〜 送料無料 |
通年 Webからの申し込みは24時間 |
いつでも発送できる 金具・ゴム底も分別せずそのまま/個数制限なし |
靴供養とは?意味と由来

「靴供養」とは、履けなくなった靴や故人が愛用していた靴など、思い入れのある靴を神社やお寺でお祓い・読経していただき、お焚き上げしてもらうことです。
日本では古くから、長く大切に使った道具には魂が宿ると考えられてきました。毎日体を支え、いろいろな場所へ連れて行ってくれた靴も、そのひとつです。
靴供養には、主に以下のような意味があります。
- 靴に感謝の気持ちを伝えられる
- 靴にこもった念や悪いものを祓える
- 故人(持ち主)のもとへ届けることができる *仏教の考え方
- 天に還すことができる *神道の考え方
供養を済ませることで、罪悪感なく手放せるだけでなく、気持ちの区切りをつけることにもつながります。
供養したほうがよい靴
すべての靴を供養する必要はありません。普段履きの靴は、自治体のルールに従って処分しても問題ないとされています。
一方で、次のような靴は供養を検討するとよいでしょう。
- 故人が生前に愛用していた靴
- 家族や大切な人から贈られた靴
- 部活動や大会、マラソンをともに走ったシューズ
- 登山や旅の思い出が詰まった靴
- 子どもの上履きやファーストシューズ、バレエシューズなど、成長の記録になっている靴
特に人から譲られたものや、故人の持ち物には思いがこもりやすいため、ゴミとして出すことに抵抗がある場合は供養をおすすめします。
足の神様と靴供養
靴供養を行う寺社の多くは、「足の神様」「健脚の神様」をお祀りしています。
たとえば大阪の服部天神宮は、菅原道真公が足の病から回復したという伝承から「足の神様」として信仰を集めています。
東京・谷中の延壽寺は、仁王像を背負って三日三晩歩き通したと伝わる「日荷上人」を、広島の修善院は俊足の守護神「韋駄天」をお祀りしています。
足腰の健康や競技の上達を祈るランナー・アスリートが多く参拝することから、役目を終えた靴に感謝を伝える場として、靴供養が受け継がれてきました。
全国の有名な靴供養祭
靴供養は、年に一度の祭りや法要にあわせて行われることが多く、開催時期は寺社によってさまざまです。
いずれも当日に靴を持参するのが基本ですが、なかには郵送での供養に対応しているところや、祭りの日以外も通年で受け付けているところもあります。
下の表の「郵送」「通年受付」の欄もあわせて確認してください。
※開催日や料金は年によって変わることがあるため、依頼前に各公式サイトや電話でご確認ください
| 依頼先 | 開催時期 | 受付方法 | 供養料 | 郵送 | 通年受付 |
|---|---|---|---|---|---|
| 玉姫稲荷神社 東京都台東区 |
例年4月下旬・11月の土日 「こんこん靴市」「靴のめぐみ祭り市」 |
当日持ち込み 境内でお焚き上げ供養 |
要確認 事前に問い合わせを |
✕ 不可 | ✕ 開催日のみ |
| 服部天神宮 大阪府豊中市 |
例年5月上旬 「くつ祭り」 |
社務所へ持ち込み 郵送はフォームから申し込み |
段ボール小 3,000円〜 中5,000円/大7,000円/特大20,000円 |
〇 可能 | 〇 年中無休 |
| 修善院 広島県世羅町 |
毎年11月の第2土曜日 「韋駄天講くつ供養会」 |
当日持ち込み シューズを韋駄尊天に奉納 |
要問い合わせ | △ 要確認 | ✕ 開催日のみ |
| 能勢妙見山 大阪府能勢町 |
毎年8月11日(山の日) 「登山靴 安全祈願・供養」 |
当日、事務所へ持ち込み 供養のみ郵送も可 |
1足 3,000円 登山用品は1つにつき同額 |
〇 供養のみ | ✕ 開催日のみ |
玉姫稲荷神社「靴供養」|東京都台東区
玉姫稲荷神社は、京都の伏見稲荷大社から御分霊を迎えて創建されたと伝わる、東京都台東区清川の神社です。
周辺には古くから靴や皮革製品の製造・販売業者が多く集まっており、「靴の神社」として親しまれています。
この神社を最初に挙げたい理由は、春と秋の年2回、靴をテーマにした大きな祭りが開かれ、境内で古靴のお焚き上げ供養が行われる点です。例年4月下旬の土・日曜日には「こんこん靴市」、11月の土・日曜日には「靴のめぐみ祭り市」が開かれます。
どちらの祭りでも、紳士靴や婦人靴、子ども靴、革製品がお得な価格で販売されるほか、巨大な靴をかたどった「靴神輿」が境内を練り歩きます。秋の「靴のめぐみ祭り市」では、その年もっとも靴が似合う著名人を表彰する「日本シューズベストドレッサー賞」の授賞式も行われます。
履き古した靴を供養してもらいながら、新しい靴との出会いも楽しめるのが、ほかの靴供養にはない魅力です。
日時・料金
| 受付日時 | 年2回(例年4月下旬・11月の土・日曜日) | 開催日は年によって異なるため、直前に神社や台東区の告知で確認する |
| 依頼・参加方法 | 祭りの当日に、供養したい靴を境内へ持参 | 境内で古靴のお焚き上げ供養が行われる |
| 持ち込み・郵送 | 当日の持ち込みのみ | 郵送での受付は案内されていない |
| 供養代・料金 | 要確認 | 公式の案内がないため、事前に問い合わせる |
主な対象品
履き古した靴(古靴)
| スニーカー・革靴 | 〇 可能 | 古靴の供養として案内されている |
| スパイク・登山靴 | △ 要確認 | 金属パーツの扱いは事前に確認を |
| 靴以外の革製品 | △ 要確認 | 財布やバッグなどは受付の可否を事前に確認を |
その他対象外の品・注意点
- 靴供養は祭りの開催日のみです。通年での受付は行っていません
- 開催日や実施内容は年によって異なります。訪れる前に最新の告知を確認してください
- 祭りの期間中は境内や周辺道路が混み合います。靴は袋にまとめて持参するとスムーズです
開催場所・ホームページ
玉姫稲荷神社
〒111-0022 東京都台東区清川2-13-20
https://www.instagram.com/tamahimeinari_jinja/
服部天神宮「くつ供養」|大阪府豊中市
服部天神宮は、菅原道真公がこの地で足の病から回復したという伝承から、「足の神様」として信仰を集める神社です。
足の病の回復やスポーツ上達にご利益があるとされ、ランナーやスポーツ選手の参拝が多く、靴ひもに結びつけられるお守り「足守」も人気を集めています。
例年5月上旬には「くつ祭り」が開かれ、境内で靴メーカーによる靴の販売やダンスイベント、キッチンカーの出店などが行われます。祭りの期間中は社務所で「くつ供養」も受け付けており、大切に履いてきた靴に感謝を込めてお祓いしてもらえます。
この神社をおすすめしたい理由は、祭りの日だけでなく、年中無休で通年くつ供養を受け付けている点です。靴を段ボールに詰めて社務所へ持ち込むだけで依頼でき、遠方の方は郵送でも申し込めます。
靴のほか、ランドセルや衣類、人形、アルバムなどもまとめて納められるので、引っ越しや断捨離で手放す品が多い方にも向いています。供養のあとには「供養完了通知」が自宅に届きます。
日時・料金
| 受付日時 | 通年(年中無休 9:00〜17:00) | 「くつ祭り」は例年5月上旬に開催。祭りの期間中も社務所でくつ供養を受け付ける |
| 依頼・参加方法 | 靴を段ボールに入れ、玉串料とあわせて社務所へ持参 | 供養後、自宅に「供養完了通知」が届く |
| 持ち込み・郵送 | 持ち込み・郵送のどちらも可 | 郵送は公式サイトの申し込みフォーム、またはメールで事前に連絡する |
| 供養代・料金 | 段ボールの3辺合計100cm未満3,000円/150cm未満5,000円/200cm未満7,000円/200cm以上20,000円 | 箱の縦・横・高さの合計で玉串料が決まる |
主な対象品
靴、ランドセル、衣類、人形、ぬいぐるみ、アルバム、手紙、財布、アクセサリーなど
| スニーカー・革靴 | 〇 可能 | 供養対象品として「靴」が明記されている |
| ランドセル・衣類など靴以外の品 | 〇 可能 | 同じ段ボールにまとめて納められる |
| スパイク・金具付きの靴 | △ 要確認 | 燃えない素材の扱いは案内がないため事前に相談を |
その他対象外の品・注意点
- 生ものや液体類、ガラスケースなどの割れ物は受け付けていません
- 位牌・仏具は対象外です
- 郵送の場合は、品物を送る前に申し込みフォームかメールで連絡してください
- 「くつ祭り」の日程は年によって異なります。訪れる前に公式サイトのお知らせを確認してください
開催場所・ホームページ
服部天神宮
〒561-0851 大阪府豊中市服部元町1-2-17
https://hattoritenjingu.or.jp/
修善院「韋駄天講くつ供養会」|広島県世羅郡世羅町
修善院は、開創から600年余りの歴史を持つ臨済宗佛通寺派の禅寺です。世羅台地を見渡す境内には、俊足の守護神として知られる「韋駄尊天」が祀られています。
禅寺の韋駄天像は庫裡の玄関に木像で祀られるのが一般的ですが、修善院のように屋外に建立された石像は国内で唯一とされています。
この寺院を紹介したい理由は、ランナーのための靴供養として、全国でも珍しい「韋駄天講くつ供養会」が営まれている点です。毎年11月の第2土曜日には、駅伝の強豪として知られる地元・世羅高校の陸上部員をはじめ、多くのランニング愛好家が役目を終えたシューズを持ち寄り、感謝と供養の式典を行います。
この式典には、オリンピックのメダリストや世界の舞台で活躍したトップアスリートのシューズも数多く奉納されてきました。走ることが好きな方にとっては、特別な思いで靴を納められる場所です。
日時・料金
| 受付日時 | 毎年11月の第2土曜日 | 式典の開始時間は事前に確認する |
| 依頼・参加方法 | 当日、役目を終えたシューズを持参 | 韋駄尊天のもとで感謝と供養の式典が営まれる |
| 持ち込み・郵送 | 当日の持ち込み | 郵送での受付の可否は要問い合わせ |
| 供養代・料金 | 要問い合わせ | 公式サイトに記載なし |
主な対象品
ランニングシューズ、陸上競技用のシューズなど
| ランニングシューズ・運動靴 | 〇 可能 | ランナーのシューズを供養する式典として案内されている |
| 陸上スパイク | △ 要確認 | 金属のピンの扱いは事前に確認を |
| 普段履きの靴 | △ 要確認 | 受付の可否は事前に確認を |
その他対象外の品・注意点
- くつ供養会は年に一度の開催です。通年での受付は案内されていません
- 供養料や式典の時間は公式サイトに記載がないため、訪れる前に問い合わせてください
開催場所・ホームページ
修善院
〒722-1112 広島県世羅郡世羅町本郷1238
http://shuzenin.or.jp/
能勢妙見山「登山靴 安全祈願・供養」|大阪府豊能郡能勢町
能勢妙見山は、大阪府と兵庫県にまたがる妙見山の山上にある日蓮宗の霊場で、北極星の神様である妙見大菩薩をお祀りしています。
境内周辺に残るブナ林は大阪府の自然環境保全地域に指定されており、ハイキングや参拝に多くの人が訪れます。
この寺院を紹介したい理由は、登山靴に特化した供養を、郵送でも受け付けている点です。毎年8月11日の「山の日」には、「登山靴 安全祈願・供養」の法要が営まれます。
登山で命を預けてきた登山靴だけでなく、ザックやストックなど、苦楽をともにした登山用品も一緒に供養してもらえます。あわせて依頼者の登山の安全も祈願され、安全祈願を申し込んだ方にはオリジナルの「登山守り」が授与されます。
当日来られない方は、郵送で供養を申し込むこともできます。遠方に住む登山愛好家でも依頼しやすい供養です。
日時・料金
| 受付日時 | 毎年8月11日(山の日) | 法要は午後から。開始時間は公式サイトで確認する |
| 依頼・参加方法 | 登山靴に志納料を添えて、法要開始までに事務所で申し込む | 事前予約にも対応している |
| 持ち込み・郵送 | 持ち込み・郵送のどちらも可 | 郵送は供養のみ。安全祈願は当日の持ち込みのみ受付 |
| 供養代・料金 | 1足(登山用品1つ)につき3,000円 | 郵送の場合は郵便振替で納める |
主な対象品
登山靴、トレッキングシューズ、ザックやストックなどの登山用品
| 登山靴・トレッキングシューズ | 〇 可能 | 登山靴供養として案内されている |
| ザック・ストックなどの登山用品 | 〇 可能 | 1つにつき登山靴1足と同じ志納料で供養できる |
| 普段履きの靴 | △ 要確認 | 登山用以外の靴は事前に確認を |
その他対象外の品・注意点
- 郵送の場合は、申込用紙の記入と志納料の振り込みを済ませ、受領証の写しを登山靴と一緒に梱包して送ります
- 安全祈願は当日持ち込みの方のみの受付です
- 申込用紙や志納料は年によって変わることがあります。公式サイトで最新の案内を確認してください
開催場所・ホームページ
能勢妙見山
〒563-0132 大阪府豊能郡能勢町野間中661
https://www.myoken.org/year_event/323/
通年で靴供養を依頼できる神社・お寺
「靴供養祭の日に都合が合わない」「今すぐ手放したい」という方に向けて、通年で靴供養を受け付けている神社・お寺をご紹介します。
郵送に対応しているのは、やすらか庵・服部天神宮・妙行寺の3か所です。遠方にお住まいの方でも、家にいながら依頼できます。
靴は、ゴム底や金具、プラスチックなど燃えない素材を含むことが多い品です。スパイクや安全靴など金属パーツが付いた靴を出したい方は、下の表の「金具・ゴム底」の欄を先に確認してください。
※受付時間や料金は変わることがあるため、依頼前に各公式サイトや電話でご確認ください
| 依頼先 | 供養料 | 受付期間 | 受付日時 | 郵送 | 金具・ゴム底 |
|---|---|---|---|---|---|
| やすらか庵 千葉県千葉市 |
80サイズ段ボール1箱 5,000円 A4封筒2,000円/120サイズ7,500円/160サイズ10,000円 |
通年 年中無休 |
持ち込みは要電話連絡 お焚き上げは年2回・立会い無料 |
〇 可能 | 〇 そのまま可 |
| 服部天神宮 大阪府豊中市 |
段ボール小 3,000円〜 中5,000円/大7,000円/特大20,000円 |
通年 年中無休 |
9:00〜17:00 社務所へ持ち込み |
〇 可能 | △ 要確認 |
| 延壽寺 東京都台東区 |
要問い合わせ 健脚祈願は個別10,000円以上 |
通年 | 要問い合わせ 合同祈願は毎月10日 |
△ 要確認 | △ 要確認 |
| 妙行寺 愛知県名古屋市 |
お気持ち 金額の定めはなく、目安を参考に納める |
通年 | 持ち込みは要連絡 郵送は随時/供養の様子を動画で公開 |
〇 可能 | 〇 不燃物も可 |
高野山真言宗 やすらか庵|千葉県千葉市
やすらか庵は、千葉市若葉区にある高野山真言宗のお寺で、毘沙門天を信仰しています。供養に関する悩みを抱える人の相談窓口として、さまざまな品のお焚き上げを通年で受け付けています。
この寺院を選びたい理由は、靴のお焚き上げについて公式サイトで専用の案内があり、革靴・布靴・スニーカーから病院で履いていたスリッパまで、素材を問わず受け付けている点です。足袋や靴下を一緒に納めることもできます。
靴底のゴムや金具など燃えない素材が付いていても、お祓いをしたうえで適切に処理してもらえるため、分別の手間なくそのまま送れます。
年中無休で受け付けており、持ち込みの場合は住職がいれば無料で読経供養をしてもらえます。預かった品は毎日読経され、年2回(5月8日・12月27日)のお焚き上げで供養されます。このお焚き上げには無料で立ち会うこともできます。
供養料は品物の量に応じたサイズ別の料金で、持ち込みでも郵送でも同じです。靴を数足まとめて出す場合は、80サイズの段ボール1箱(5,000円)が目安になります。
日時・料金
| 受付日時 | 通年(年中無休) | お焚き上げは年2回(5月8日・12月27日)。立会いは無料 |
| 依頼・参加方法 | 持ち込みは電話で来訪時間を伝えてから持参 | 郵送はメール・電話またはオンライン決済で申し込み、支払い後に発送 |
| 持ち込み・郵送 | 持ち込み・郵送のどちらも可 | 持ち込みの場合は無料で読経供養が受けられる(住職在寺時) |
| 供養代・料金 | 80サイズ段ボール5,000円/120サイズ7,500円/160サイズ10,000円 | A4封筒・レターパックライト2,000円、レターパックプラス3,000円。送料は自己負担 |
主な対象品
革靴、布靴、スニーカー、スリッパ、足袋、靴下など
| スニーカー・革靴 | 〇 可能 | 「材質はどんな物でも結構」と公式に案内されている |
| 金具・ゴム底が付いた靴 | 〇 そのまま可 | 燃えない物はお祓いのうえリサイクルまたは廃棄される |
| 足袋・靴下・スリッパ | 〇 可能 | 靴と一緒に納められる |
その他対象外の品・注意点
- 郵送の場合は、先に申し込みと支払いを済ませてから発送してください
- 遺骨は受け付けていません
- 供養証明書を希望する場合は、申し込み時にその旨を伝えてください
開催場所・ホームページ
高野山真言宗 やすらか庵
〒265-0053 千葉県千葉市若葉区野呂町1434-16
https://yasurakaan.com/burning-talismans/qa/shoes/
延壽寺(日荷堂)|東京都台東区
延壽寺は、東京・谷中にある日蓮宗のお寺です。境内の日荷堂には、健脚の神様として知られる「日荷上人」が祀られています。
日荷上人は、仁王像を背負って三日三晩歩き通したという伝説を持つ僧で、そのご利益にあやかろうと、マラソンランナーをはじめ多くの人が参拝に訪れます。お堂の中には、草鞋や草履など履物をかたどった絵馬や供物が数多く奉納されています。
この寺院を紹介したい理由は、健脚の神様のもとで、役目を終えた靴にも人の体と同じように祈祷・供養を施してもらえる点です。個人での依頼を受け付けているほか、過去には銀座の靴店が店頭で引き取った靴をまとめて供養に持ち込んだこともあります。
靴供養とあわせて、足腰の健康を願う「健脚祈願」を受けることもできます。住職による個別祈願のほか、毎月10日には合同祈願が行われています。
靴供養の供養料は公式サイトに記載がないため、依頼前に問い合わせてください。
日時・料金
| 受付日時 | 通年 | 受付時間は事前に問い合わせる |
| 依頼・参加方法 | 公式サイトの問い合わせフォームから相談 | 健脚の個別祈願は電話・メールフォームで予約 |
| 持ち込み・郵送 | 持ち込み | 郵送の可否は要問い合わせ |
| 供養代・料金 | 靴供養は要問い合わせ | 健脚祈願は個別10,000円以上、合同(毎月10日)5,000円以上 |
主な対象品
役目を終えた靴
| スニーカー・革靴 | 〇 可能 | 「靴供養」として公式に案内されている |
| ランニングシューズ | 〇 可能 | 健脚の神様として多くのランナーが参拝している |
| スパイク・金具付きの靴 | △ 要確認 | 燃えない素材の扱いは事前に確認を |
その他対象外の品・注意点
- 靴供養の料金や受付時間は公式サイトに記載がありません。事前に問い合わせてください
- 合同祈願の受付時間は月によって異なります
開催場所・ホームページ
延壽寺(日荷堂)
〒110-0001 東京都台東区谷中1-7-36
http://nichika-do.jp/visiting/
妙行寺|愛知県名古屋市中村区
妙行寺は、名古屋市中村区岩塚にある日蓮宗のお寺です。人形や財布、思い出の品など、さまざまな品のお焚き上げ供養を通年で受け付けています。
この寺院を選びたい理由は、お焚き上げできる「愛用品」の一覧に靴が明記され、燃えない物もお経をあげたあとに一つずつ紙に包んで適切に処理してもらえる点です。ゴム底や金具が付いた靴でも、分別を気にせず相談できます。
衣服やカバン、帽子、時計、メガネなども対象なので、遺品整理や身の回りの片付けで出てきた故人の愛用品を、靴と一緒にまとめて納めることもできます。
供養料は「お寺ですから金額は決まっていません」とされており、目安を参考にお気持ちで納める形式です。
遠方の方は郵送でも依頼できます。郵送で預かった品の供養の様子は動画で公開されており、希望すればライブ配信も相談できます。立ち会えなくても、きちんと供養されたことを目で確かめられるのは安心材料です。
日時・料金
| 受付日時 | 通年 | 法務で不在の場合があるため、持ち込みは必ず事前に連絡する |
| 依頼・参加方法 | 電話またはLINEで連絡のうえ持参、または郵送 | お寺で読経したあと、後日墓地でお焚き上げ。立会いは不要 |
| 持ち込み・郵送 | 持ち込み・郵送のどちらも可 | 郵送の供養料は振込・現金書留・定額小為替で納める |
| 供養代・料金 | お気持ち(金額の定めなし) | 当日中のお焚き上げを希望する場合は、供養料に車代5,000円が加わる |
主な対象品
靴、衣服、カバン、帽子、時計、メガネ、財布、アクセサリーなどの愛用品
| スニーカー・革靴 | 〇 可能 | お焚き上げできる「愛用品」に靴が明記されている |
| 金具・ゴム底が付いた靴 | 〇 可能 | 不燃物はお経のあと紙で包み、専門業者が処理する |
| 衣服・カバンなど靴以外の遺品 | 〇 可能 | 愛用品としてまとめて依頼できる |
その他対象外の品・注意点
- 持ち込みの際は、電話またはLINEで事前に連絡してください
- ガラスケースに入っている物は、中身のみ持参してください
- 環境に配慮して、燃える物でも焼かずに専門業者で処理する場合があります
開催場所・ホームページ
妙行寺
〒453-0836 愛知県名古屋市中村区五反城町3-10
https://myougyou-ji.jp/gokuyou/
靴を供養に出す前に確認したいこと
金具やゴム底など、燃えない素材の扱い
靴は、ゴムの靴底や金属のハトメ、プラスチックのパーツなど、燃えない素材を多く含んでいます。陸上や野球のスパイク、安全靴、登山靴のように金属が使われている靴は、特に注意が必要です。
燃えない素材の扱いは、依頼先によって「そのまま受付」「事前に相談」「受付不可」と分かれます。本記事の表で「〇」となっている依頼先を選ぶか、事前に問い合わせてから持ち込みましょう。
泥や汚れを落とし、乾かしてから出す
供養に出す靴は、感謝の気持ちを込めて、泥や汚れを軽く落としておきましょう。
濡れたまま箱に詰めると、郵送中にカビや臭いの原因になります。洗った場合は、しっかり乾かしてから梱包してください。中敷きや靴ひもは、外さずにそのままで構わない依頼先がほとんどです。
形見の靴は写真に残してから手放す
故人の靴や、子どもの成長の記録になっている靴は、手放したあとに「残しておけばよかった」と感じることもあります。
供養に出す前に、スマートフォンで写真を撮っておくだけでも、思い出を形に残せます。すぐに決められない場合は、無理に手放さず、気持ちが整ってから依頼しても遅くありません。
靴供養に関するよくある質問
スパイクや安全靴、登山靴も供養できますか?
供養できる依頼先はありますが、金属パーツを含むため、依頼先によって扱いが異なります。
やすらか庵や妙行寺のように燃えない物も受け付けている依頼先を選ぶか、事前に問い合わせてから依頼しましょう。登山靴であれば、登山靴に特化した能勢妙見山の供養もおすすめです。
靴ひもや中敷きは外す必要がありますか?
基本的には、靴ひもや中敷きを付けたままで依頼できます。
依頼先から指定がある場合は、その案内に従ってください。
靴供養の費用の相場はどのくらいですか?
靴供養の費用は、依頼先や量によって異なりますが、1足あたり数千円、段ボール1箱あたり3,000円〜10,000円程度が目安です。
段ボールのサイズで料金が決まる依頼先であれば、数足まとめて出すほど1足あたりの負担は小さくなります。供養料をお気持ちで納める寺院もあります。
郵送で靴供養を依頼できますか?
郵送で依頼できる寺社もあります。本記事で紹介したなかでは、やすらか庵・服部天神宮・妙行寺が通年で郵送に対応しており、能勢妙見山も「山の日」の登山靴供養に限り郵送で申し込めます。
いずれも事前の申し込みや支払いが必要なので、品物だけを送らないよう注意してください。
靴と一緒に靴下や服も供養できますか?
依頼先によっては、靴と一緒に靴下や衣類、カバンなども納められます。やすらか庵は足袋や靴下、服部天神宮はランドセルや衣類、妙行寺は衣服やカバンなどの愛用品も受け付けています。
ただし、靴供養祭では靴のみが対象となる場合が多いため、事前に確認しておきましょう。










