お正月に飾った門松やしめ縄、前年に授かった御札やお守りを神社・お寺でお焚き上げする「どんど焼き」は、小正月(1月15日頃)を中心に行われる伝統行事です。炎とともに歳神様を天へお送りし、新しい一年の無病息災を願います。
長野県では、どんど焼きを「道祖神祭り」や「三九郎(さんくろう)」と呼ぶ地域も多く、集落の守り神である道祖神と結びついた火祭りが各地に受け継がれています。
国の重要無形民俗文化財に指定され「日本三大火祭り」の一つに数えられる野沢温泉の道祖神祭りや、1400年以上灯り続ける法燈の火で焚き上げる善光寺のお焚き上げなど、寺社の神事から地域の行事まで個性豊かな行事がそろっています。
本記事では、善光寺「お焚き上げ」、野沢温泉「道祖神祭り」、戸隠どんど焼き祭り、松本の「三九郎」、小谷村の「大網火祭り」など、長野県のどんど焼き7か所の開催情報をまとめてご紹介します。
合同供養1回 1,980円〜
家からお品を送るだけ
料金・手順はこちら
※悪天候等の理由により中止・延期となる場合がございます。開催有無・日時を公式HPからご確認ください
長野県のどんど焼き開催情報
長野県のどんど焼きは、松の内が明ける1月7日頃から小正月にかけて、各地の寺社や集落で行われます。
北信エリアでは善光寺や戸隠、野沢温泉などの大規模な行事が、中信エリアでは松本の「三九郎」や小谷村の火祭りなど、地域色の濃い行事が見られます。
※下記の日程は例年の開催日です。最新の開催情報は各公式サイトでご確認ください
| 開催場所/イベント名 | 開催時期(例年) | 受付方法 | 受付日時 | 料金 |
|---|---|---|---|---|
| 善光寺「お焚き上げ」 長野市 |
毎年1月15日 13時〜 |
当日持ち込み | 開催当日 | 無料 |
| 戸隠どんど焼き祭り 長野市戸隠 |
毎年1月第3土曜日 夜 |
お問い合わせください | お問い合わせください | 無料 |
| 芦ノ尻「道祖神祭り」 長野市大岡 |
毎年1月7日 | お問い合わせください | お問い合わせください | 無料 |
| 野沢温泉「道祖神祭り」 下高井郡野沢温泉村 |
毎年1月13日〜15日 火付けは15日夜 |
見学のみ | お問い合わせください | 無料 |
| 深志神社「お焚きあげ」 松本市 |
毎年12月31日 23時〜 |
当日持ち込み | 大晦日23時〜 | 無料 |
| 松本市「三九郎」 松本市 |
例年1月上旬〜中旬 町会ごとに異なる |
会場に持ち込み | 各町会へご確認ください | 無料 |
| 小谷村「大網火祭り」 北安曇郡小谷村 |
例年2月第2土曜日 18時30分〜 |
お問い合わせください | お問い合わせください | 無料 |
善光寺「お焚き上げ」|長野市
「牛にひかれて善光寺参り」のことわざで知られる善光寺は、一光三尊阿弥陀如来を御本尊とし、約1400年の歴史を持つお寺です。宗派を問わず、誰でも参拝できるお寺として親しまれています。
善光寺では毎年1月15日の13時から、六地蔵前で「お焚き上げ」が執り行われます。
1400余年灯し続けられている「法燈」の火によって、前年のお札や縁起物、門松、注連飾りなどを焚き上げ、新しい年の無病息災を祈ります。
お焚き上げには、どなたでも参加できます。1月7日〜15日には、御印文を頭に押し当てていただく「御印文頂戴」も行われているので、あわせてお参りするのもおすすめです。
日時・受付方法
| 開催日時 | 毎年1月15日 13時〜 | 会場:六地蔵前 |
| 受付方法 | 当日持ち込み | どなたでも参加できます |
| 受付日時 | 開催当日 | ― |
| 料金 | 無料 | 駐車場は有料(乗用車2時間600円) |
対象品・注意点
- 前年のお札・お守り・縁起物・だるま、門松・注連飾りなどの正月飾り、書き初めなど
- プラスチック・金属・ビニールなど燃えない素材は外してお持ちください
- 対象品の詳細は善光寺事務局(026-234-3591)へお問い合わせください
開催場所・ホームページ
善光寺
〒380-0851 長野県長野市大字長野元善町491-イ
JR「長野駅」善光寺口からバスで約15分「善光寺大門」下車、徒歩5分
https://www.zenkoji.jp/annual/
戸隠スキー場中社ゲレンデ「戸隠どんど焼き祭り」|長野市戸隠
霊山・戸隠山の麓、戸隠スキー場中社ゲレンデで毎年1月第3土曜日に開催される「戸隠どんど焼き祭り」。戸隠中社旅館組合を中心とした実行委員会が主催する、冬の戸隠の恒例行事です。
夜になると、中社地区の道祖神から松明行列が出発し、ゲレンデに到着するとやぐらに火が灯されます。松明行列には戸隠神社中社前の広庭などから途中参加でき、行列の進行中には会場でどんど焼き神事にも参加できます。
邪気を祓う戸隠太鼓の演奏や、ゲレンデ真上に打ち上がる雪上大花火も見どころです。会場では樽酒や甘酒、厄除け餅、紅白餅が振る舞われます。
2026年は19時20分ごろに松明行列が出発し、20時ごろに会場へ到着しました。正月飾りなどの持ち込み可否は公式に記載がないため、戸隠観光協会へご確認ください。
日時・受付方法
| 開催日時 | 毎年1月第3土曜日 夜 | 松明行列・戸隠太鼓・雪上大花火 |
| 受付方法 | お問い合わせください | 松明行列には途中から参加できます |
| 受付日時 | お問い合わせください | ― |
| 料金 | 無料 | 樽酒・甘酒・餅の振る舞いあり |
対象品・注意点
- 持ち込みできる品物は戸隠観光協会(026-254-2888)へお問い合わせください
- 雪上での夜間開催のため、防寒着と滑りにくい靴でお出かけください
- 松明行列に参加する際は、火の粉やケガにご注意ください
開催場所・ホームページ
戸隠どんど焼き祭り
主催:戸隠どんど焼き祭り実行委員会
〒381-4101 長野県長野市戸隠368 戸隠スキー場中社ゲレンデ
JR「長野駅」から路線バスで「中社宮前」下車
https://www.togakushi-event.jp/dondo/
芦ノ尻「道祖神祭り」|長野市大岡
北アルプスの山並みを望む長野市大岡の芦ノ尻地区。県道沿いに佇む道祖神の石碑は、1998年の長野冬季オリンピック開会式にも登場し、世界中から注目を集めました。
芦ノ尻の道祖神祭りは「神面装飾道祖神祭」とも呼ばれ、松の内が終わる毎年1月7日に行われます。
各家から持ち寄った松飾りの注連縄を使い、高さ約1.5mの道祖神の石碑に怪異な神面を飾り付けます。飾り付けは昼過ぎから始まり、2時間ほどで新しい神面が完成します。
1年間集落を守った前年の神面は、その日の夜にどんど焼きの炎となって天へ送られます。新しい神面は翌年の1月7日まで、悪霊や疫病から集落を守る守護神になると伝えられています。
日時・受付方法
| 開催日時 | 毎年1月7日 | 昼過ぎから飾り付け、夜にどんど焼き |
| 受付方法 | お問い合わせください | 注連縄は地区の各家から持ち寄られます |
| 受付日時 | お問い合わせください | ― |
| 料金 | 無料 | 駐車場なし |
対象品・注意点
- 地区の行事のため、正月飾りの持ち込み可否は長野市大岡支所(026-266-2121)へお問い合わせください
- 駐車場がないため、見学の際は周辺住民の迷惑にならないようご配慮ください
- 道祖神の神面は祭りの日以外でも見ることができます
開催場所・ホームページ
芦ノ尻道祖神祭り
問い合わせ:長野市大岡支所
長野県長野市大岡丙(芦ノ尻道祖神周辺)
長野自動車道「麻績IC」から車で約12km
https://www.nagano-cvb.or.jp/modules/event/page/59
野沢温泉「道祖神祭り」|下高井郡野沢温泉村
毎年1月13日〜15日に野沢温泉村で行われる「道祖神祭り」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。その豪快さから「日本三大火祭り」の一つにも数えられます。
13日の御神木里曳きから始まり、14日から15日にかけて、高さ十数mにもなる木造の社殿が組み上げられます。
15日の夜には、松明で社殿に火をつけようとする村人と、社殿を守る厄年の男衆による「火の攻防戦」が繰り広げられます。攻防戦の末に社殿へ火が入り、炎は翌朝まで燃え続けます。
翌16日には、残り火で餅を焼いて食べる「道祖神餅焼き」も行われ、焼いた餅を食べると1年間風邪をひかないと言われています。
近年は観覧者の入場が制限されており、入場券は村民と村内の宿泊客で観覧を希望する方にのみ発行されます。火付けに参加できるのは村民のみで、観光客は見学のみとなります。
日時・受付方法
| 開催日時 | 毎年1月13日〜15日(火付けは15日20時30分ごろ〜) | 16日は夜明けから日没まで餅焼き |
| 受付方法 | 見学のみ | 入場券は宿泊先を通じて発行 |
| 受付日時 | お問い合わせください | ― |
| 料金 | 無料 | 村内の道路はすべて駐車禁止 |
対象品・注意点
- 入場券のない方は祭り会場に入場できません(村民・村内宿泊客のみ発行)
- 会場へのビン・缶類、アルコールを含む飲み物の持ち込みは禁止です
- 祭りは神事です。道祖神場付近でのドローン飛行は法律で禁止されています
開催場所・ホームページ
野沢温泉の道祖神祭り
主催:地縁団体 野沢組
〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷 道祖神場
JR「飯山駅」から野沢温泉ライナーで約25分
https://nozawakanko.jp/event/event-12132/
深志神社「お焚きあげ」|松本市
「深志の天神さま」として親しまれる深志神社は、お諏訪さま(建御名方富命)と天神さま(菅原道真公)を祀る、松本市街地の神社です。学問の神様として、受験生の参拝も多く見られます。
深志神社では毎年大晦日の23時から、境内で篝火を焚いて古いお札やお守りのお焚きあげが行われます。
旧年中に授かったお守りや御札、縁起物などを持参し、感謝の気持ちを込めて納めることができます。
大晦日から元旦にかけては「二年参り」の参拝者で賑わい、23時30分からは除夜祭、元旦0時からは歳旦祭が執り行われます。小正月のどんど焼きに行けない方は、年越しの参拝とあわせて利用するのがおすすめです。
日時・受付方法
| 開催日時 | 毎年12月31日 23時〜 | 境内で篝火を焚いてお焚きあげ |
| 受付方法 | 当日持ち込み | ― |
| 受付日時 | 大晦日23時〜 | ― |
| 料金 | 無料 | 駐車場あり(無料) |
対象品・注意点
- 旧年中に授かったお守り・御札・縁起物
- プラスチック・金属・ビニールなど燃えない素材は外してお持ちください
- そのほかの品物の可否は深志神社(0263-32-1214)へお問い合わせください
開催場所・ホームページ
深志神社
〒390-0815 長野県松本市深志3-7-43
JR「松本駅」お城口から徒歩約10分
https://www.fukashi-tenjin.or.jp/ceremony/day0101/
松本市「三九郎」|松本市
「三九郎(さんくろう)」は、松本地方で受け継がれている小正月の火祭りです。ほかの地域でいう「どんど焼き」「左義長」にあたる行事です。
各家庭から集めた注連縄や松飾り、だるまなどを独特の円錐形に積み上げ、火を放って燃やします。無病息災を願い、その火で焼いた色とりどりの繭玉(まゆ玉)団子を食べる風習があります。
かつては1月15日に行われていましたが、現在は各町会が日時を決めて行っており、1月上旬〜中旬の週末や祝日の夕方に点火されることが多くなっています。
市の中心部では、女鳥羽川沿いや蚕糸記念公園などの河川敷に、町会ごとの三九郎が作られます。東部公民館では、会場と点火時間をまとめた「三九郎マップ」も作成されています。
日時・受付方法
| 開催日時 | 例年1月上旬〜中旬 | 町会ごとに日時が異なります |
| 受付方法 | 会場に持ち込み | 飾り物は子どもたちが集めて回る町会もあります |
| 受付日時 | 各町会へご確認ください | ― |
| 料金 | 無料 | ― |
対象品・注意点
- 注連縄・松飾り・だるまなどの正月飾り
- プラスチック・金属・ビニールなど燃えない素材は外してお持ちください
- 地域の行事のため、参加の際は各町会のルールに従ってください
開催場所・ホームページ
三九郎(女鳥羽川沿い・蚕糸記念公園ほか)
主催:各町会
長野県松本市 女鳥羽川河川敷ほか
JR「松本駅」お城口から女鳥羽川まで徒歩約15分
https://matsumoto.keizai.biz/headline/3966/
小谷村「大網火祭り」|北安曇郡小谷村
「大網火祭り」は、新潟県との県境に位置する小谷村の大網地区で、例年2月第2土曜日に行われる火祭りです。長野県内で唯一日本海が見える集落として知られています。
厳しい冬が終わり春を迎える節目に、1年がよりよい年となるよう、日本百名山の一つ・雨飾山の神様に五穀豊穣を祈ります。
白銀の雪景色にかがり火が映える中、神様を迎える巫女の舞と、神の使いである鬼に扮した褌姿の男衆による松明の舞が、姫川太鼓の音色とともに披露されます。
クライマックスでは、鬼たちがどんど焼きに火をつけ、天高く燃え上がる炎で悪霊を追い払います。なお2026年は2月14日(土)18時30分から開催されました。
日時・受付方法
| 開催日時 | 例年2月第2土曜日 18時30分〜 | 会場:大網地区 阿弥陀ヶ原会場 |
| 受付方法 | お問い合わせください | ― |
| 受付日時 | お問い合わせください | ― |
| 料金 | 無料 | 会場付近への車の乗り入れ不可 |
対象品・注意点
- 正月飾りなどの持ち込み可否は小谷村観光連盟(0261-82-2233)へお問い合わせください
- 当日は係員や看板の案内に従い、所定の駐車場をご利用ください(積雪状況により台数が限られる場合があります)
- 真冬の屋外での見学となるため、防寒対策を万全にしてお出かけください
開催場所・ホームページ
大網火祭り
問い合わせ:小谷村観光連盟
長野県北安曇郡小谷村 大網集落(阿弥陀ヶ原会場)
JR大糸線「平岩駅」からタクシーで約20分
https://info-otari.jp/festival/








