人生で災難が降りかかりやすいとされる厄年。厄年は本厄と前厄・後厄の計3回ありますが、いずれも神社やお寺で厄払い(厄除け)を行うことで、穢れや邪気を祓い、災いを防ぐことができると言われています。
広島県内には、「厄除けの八幡様」と称される草津八幡宮をはじめ、弘法大師ゆかりの宮島の大聖院、尾道にある厄除けのご利益で有名な千光寺など、厄払い(厄除け)のご利益で有名な神社・お寺があります。
本記事では、広島県内で厄払い(厄除け)を検討している方に向けて、県内の最強スポットを詳しくご紹介します。
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草津八幡宮|広島市西区田方
草津八幡宮は、広島市にある行者山中腹に鎮座する推古天皇の時代の6世紀に創建された古社です。
御祭神の八幡大神は「人の運気・運勢を強め、禍事を祓い清め、災厄を防ぎ、良き運・運気上昇に導き直す」という御神徳から、災難除けや厄除け、安産、勝運の神社として信仰されてきました。
広島では古くから「厄除けの八幡様」として知られる草津八幡宮では、「悪い物を取り除き、災いが来るのを防ぎ止める」主旨の厄除け祈願が1年中行われています。特に1月と2月の7日間に行われる節分厄除祈願祭が有名で、多くの参拝客が訪れます。
草津八幡宮では、珍しい「割符行事」がある厄除け祈願が行われます。
「割符行事」とは、まず木製の割符守に名前を書いて半分に割り、割符を額に当てた後に身代わりとして専用の割符納箱に納めます。そして、身代わりとなったお札は、毎月1日の月次祭の神事でお祓いされます。
料金 | 祈願料5,000円 |
授与品 |
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受付時間 | 9:00~16:00 |
予約/申込方法 |
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注意事項 | – |
草津八幡宮
住所:広島県広島市西区田方1-11-18
公式HP:https://kusatsu189.com/
旭山神社|広島市西区己斐西町
旭山神社は、神功皇后による西征にこの地に立ち寄った200年頃を機に創建されたとされる古社です。地元では「鯉の神社」と親しまれています。現存する原爆の被曝建物の1つです。
神功皇后が立ち寄ったとき、県主が大きなコイを献上すると皇后が大喜びした話から、この地を「鯉村」と称するようになったとされ、その後今の「己斐」となりました。
そのため、広島城の別名「鯉城」の由来、またプロ野球の広島カープの名前の由来とも言われています。
御祭神は、息長帯比売命(神功皇后)、品陀和気命(応神天皇)、宗像三女神です。
旭山神社には、「厄災落し」という授与品があることで知られています。
「厄災落し」セットには、厄絵馬と盃があり、盃に厄・災と名前と年齢を記入し、3回息を吹きかけ、厄災落しの斎場の絵馬かけに厄を抜いた絵馬を奉納し、盃を斎場で割るというものです。「すべての厄災落として福となす」ご利益があります。
厄除けの祈願は、年中受け付け、また2月の節分祭では、厄除け大祭も齋行しています。
料金 | 玉串料:5,000円~ |
授与品 | 祈祷後の授与品:情報なし 厄落としセット:1,000円、厄除御守:1,500円 |
受付時間 | 9:00~16:00 |
予約/申込方法 | webu受付(推奨)または電話で予約要 |
注意事項 | – |
旭山神社
住所:広島県広島市西区己斐西町12番10号
公式HP:https://asahiyamajinja.com/
広島東照宮|広島市東区
広島東照宮は、広島市東区に鎮座する徳川家康をお祀りする神社です。
広島藩の4代目藩主、浅野光晟の生母が家康の三女であることから、家康の遺徳を敬い、家康公薨去後33年忌に当る1648年に、城下町の平和を願い、広島城の鬼門の方向に当たる二葉山の山麓に創建されました。以来、広島の総鎮守として、人々に親しまれています。
全国にある東照宮は、徳川家康公のご利益から、主に勝運、出世運、子孫繁栄、健康長寿のご利益が知られていますが、広島東照宮は、厄除招福のご利益が特に有名です。
唐門や翼廊、本地堂などの社殿は原爆からの焼失を免れただけでなく、本殿社殿は消失しましたが、御神体の徳川家康公の木像は奇跡的に消失を免れました。
そのため、神社の厄除けや災難を逃れる力を象徴するものとしてされ、厄除け・災難除けのご利益が一層信仰されるようになりました。
広島東照宮では、厄除けや厄払いの「厄年三年祓」があり、前厄・本厄・後厄の3年間毎年お祓いを受けることができます。そして厄年を平安に過ごされましたら、御礼の厄明け祈願を受けることで新たなご神徳をういただけるそうです。
来寺できない方のために、郵送での厄除祈願も用意されています。
料金 | 初穂料:5,000円、7,000円、10,000円、1,5000円、20,000円、30,000円以上 |
授与品 | 情報なし |
受付時間 | 平日:9:00~12:30、14:00~16:00 土・日・祝日・戌の日:9:00~16:00 |
予約/申込方法 |
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注意事項 | 郵送での厄除祈願あり(5,000円、7000円、10,000円)+事務費用 1,000円 |
広島東照宮
住所:広島県広島市東区二葉の里2-1-18
公式HP:https://www.hiroshima-toshogu.or.jp/
観音神社|広島市佐伯区
観音神社は、903年に清明次判が伊勢の国から御祭神を勧請したことから始まった広島市佐伯区にある神社です。
磐長姫命、安藝都彦命、日本武命など13の神様が御祭神として祀られ、様々なご利益がありますが、開運厄除け、子育て安産の神様として知られています。
観音神社は、「大難を小難に、小難を無難に」とすべく、厄除け(厄難消除)祈願を行っています。
2月には邪気・災厄を祓う節分祭で年男と年女による豆まき神事と追儺式が斎行され、多くの参拝客が訪れます。
料金 | 厄除け祈願初穂料:5,000円 豆まき神事初穂料:10,000円 |
授与品 | 情報なし |
受付時間 | 9:00~16:00 |
予約/申込方法 | 予約要・電話または公式ページより 節分祭の締め切り:1月30日(社務所まで) |
注意事項 | – |
観音神社
住所:広島県広島市佐伯区坪井1-32-9
公式HP:https://kannon.main.jp/
厳島神社|廿日市市宮島町
厳島神社は、世界遺産に登録されている神の島・宮島に鎮座する美しい神社です。
厳島神社の社殿は、海上に建てられているのが特徴で、潮の満ちている時は社殿が海に浮かんでいるかのように見え、満潮時にはとくに幻想的な景色です。
日本三景のひとつである宮島は通称で、正式名は厳島です。厳島とは「神に斎く島」という意味で、島そのものが神聖な神として古来より崇められてきました。
創建は推古天皇の時代593年とされ、その後、平清盛が社殿を大改修し現在の寝殿造りに造営され、平家によって厚く信仰されました。
ご祭神は、宗像三女神である市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命は、航海安全・交通安全の神様で、航海には危険が伴うことから、厄除け・無事息災のご利益があるとされます。
また神の島は、悪いものを遠ざけるという信仰から、厳島神社での厄払いのご利益があると言われています。
世界遺産の厳島神社で受けることのできる厄除け・開運厄除けの祈願は人気があります。
料金 | 祈祷料3,000円~ |
授与品 | 祈祷後の授与品:お札など 厄除け専用のお守りなし |
受付時間 | 9:00~16:00 土・日・祝日・戌の日:9:00~16:00 |
予約/申込方法 | 直接祈願受付所で随時申し込み |
注意事項 | 祭事及び結婚式の齋行時には、お待ち頂くことがあります。 |
厳島神社
住所:広島県廿日市市宮島町1-1
公式HP:https://www.itsukushimajinja.jp/
大聖院|廿日市市宮島町
宮島にある弥山 大聖院は、厳島神社の別当寺で、真言宗御室派の大本山です。弘法大師空海が弥山にて修行し、806年に三鬼大権現を勧請して開基されました。
ご本尊の弥山の守護神である三鬼大権現は、福徳、知恵、幸福をもたらすとされ、また炎の力で煩悩を清めて願いを成就させる真言密教の護摩祈祷の本尊とされている波切不動明王、観音堂本尊の十一面観世音菩薩と多くの厄除けのご利益のある仏像をお祀りしています。
弥山頂上付近にある「霊火堂」には平安時代から燃え続ける「きえずの火」があります。 きえずに火は、806年に弘法大師が弥山にて護摩修行なされた際に残った火を今現在まで毎日絶えることなく守り続けてい流ものです。
そのため弘法大師ゆかりの寺として、厄除け開運のご利益が大きいことからも「日本三大厄除け開運大師」の一つに数えられています。
大聖院では、ご本尊の三鬼大権現の前で行う「弘法大師守護神 三鬼大権現祈祷」と波切不動明王のご宝前で行う「特別護摩祈祷」の2種類の厄除け祈祷があります。
料金 | 祈祷料:1,000円(紙札)、3,000円(小札)、5,000円(中札)、10,000円(大札) |
授与品 | 祈祷後:お守り、御札 (祈祷料によってお札が変わります) 空海生誕1250年記念厄除け開運守り:1,000円、厄除念珠:1,500円、 |
受付時間 | 祈祷時間(9時、10時、11時、12時、13時30分、15時)の前に受付 |
予約/申込方法 | 直接寺務所で随時申し込み、または電話で予約できます。 |
注意事項 | 祈祷の郵送での申し込みあり |
大聖院(多喜山水精寺大聖院)
住所:広島県廿日市市宮島町210
公式HP:https://daisho-in.com/
千光寺|尾道市東土堂町
千光寺は、尾道港を一望する大宝山の中腹に鎮座する、806年に弘法大師が開基した真言宗の寺院です。珍しい舞台造りの本堂は別名「赤堂」とも呼ばれています。千光寺には、ロープウエイで行くことができます。
33年に一度御開帳の本尊の千手観世音菩薩は、聖徳太子の御作と伝えられています。昔から「火伏せの観音」と呼ばれる、火難除けに霊験あらたかな観音様で、今では開運厄除・所願成成就のご利益があると多くの参拝客が訪れます。
千光寺では護摩堂ご本尊、不動明王のご宝前にて毎月28日の午前10時より「厄除け祈願」の護摩を修法し、懇ろに御祈願をしていただけます。厄年でない方は「開運厄除」の祈願ができます。
料金 | 祈願料:5,000円から |
授与品 | 祈祷後:お札 厄除けのお守りは情報なし |
受付時間 | 授与所:9:00〜17:00 |
予約/申込方法 | 毎月25日までに、現地・現金書留で申し込み |
注意事項 | – |
大宝山 千光寺
住所:広島県尾道市東土堂町15-1
公式HP:https://www.senkouji.jp/
厄払いの御札・お守りは返納を忘れずに
多くの神社・お寺では、厄払い(厄除け)のご祈祷を受けたあと、お守りや御札を授与していただけます。
お守り・御札に明確な使用期限はありませんが、「授かってから約1年」を目処にその効力は失われると考えられているため、翌年にはお礼参りに行き、お守り・御札を返納しましょう。
厄払い(厄除け)に限らず、全てのお守りは「神様の分身」と考えられているため、放っておくことは神様を蔑ろにすることになり、運気にも悪い影響を及ぼす可能性があります。
そのため、古いお守りは放置せず、できる限り授かった場所へ返納しましょう。
お守り・御札を送るだけ!「神社のお焚き上げ」がおすすめ
旅行先で購入したお守りなど、やむおえない理由で、授かった場所への返納が難しいという方におすすめなのが、郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」です。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、通年で郵送でのお焚き上げを受け付けており、公式サイトから「お焚き上げキット」を購入し、お守りを神社に送るだけ。
最短1.5ヶ月でお焚き上げしていただくことができます。
- お焚き上げの依頼手順
- 公式サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- 自宅にキットが届く
- 専用封筒にお守りを入れて神社に送る
- 祐徳稲荷神社で供養・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「御焚上証明書」がメールで届く(郵送も可)
送料も全て神社が負担してくれるので、自宅から簡単にお焚き上げを依頼することができます。
「お焚き上げキット」は物の種類・サイズに応じて様々なタイプがあり、お守り数個であれば、「レタータイプ」のキットで1,980円税込〜依頼できます。
御札や神棚など、大きめのものもまとめてお焚き上げしたい方には、「ボックスタイプ」のキット(7,480円税込〜)がおすすめです。
いずれのキットも個数制限はなく、規定サイズ内であれば何点でも受け付けてもらえるので、ひな人形やぬいぐるみ、遺品などお焚き上げしたいものが他にもある場合は、一緒に送りましょう。
多くの神社・お寺では不燃物は受け付けておらず、ビニールや鈴など不燃性のものがついたお守りは持ち込む前に分別が必要ですが、「神社のお焚き上げ」サービスでは不燃物も受け付けているので、分別の手間なくそのまま送れるのも嬉しいポイントです。
古いお守りの処分にお困りの方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。