人生で災難が降りかかりやすいとされる厄年。厄年は本厄と前厄・後厄の計3回ありますが、いずれも神社やお寺で厄払い(厄除け)を行うことで、穢れや邪気を祓い、災いを防ぐことができると言われています。
神奈川県内には、「厄除け大師」と呼ばれる川崎大師をはじめ、全国ただ1つの八方除の守護神の寒川神社、源氏の守り神の鶴岡八幡宮など、厄払い(厄除け)のご利益で有名な神社・お寺があります。
本記事では、神奈川県内で厄払い(厄除け)を検討している方に向けて、県内の最強スポットを詳しくご紹介します。
厄払いの御札・古いお守りを処分したい。
でも、ゴミとして捨てるのは抵抗がある…
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川崎大師 平間寺|川崎市川崎区大師町
川崎大師は、災厄をことごとく消除する「厄除け大師」として、古くから親しまれてきた関東を代表する厄除けのお寺です。
正式名は、金剛山金乗院平間寺で、成田山新勝寺、高尾山薬王院とともに、真言宗智山派の大本山の寺院の1つです。
平間兼乗が42歳の厄年の時、夢のお告げに従い海中から引き揚げた像を御本尊にお祀りして供養を続けると、そのご加護ご利益をいただき自身の厄が除かれたことから創建された川崎大師は、全国から篤い信仰を集める厄除け寺です。
1128年に創建された川崎大師では、ご本尊の「厄除弘法大師」が祀られた本堂で毎日護摩祈祷の修行が行われ、厄除けのご祈願を受ける事ができます。
川﨑大師では年齢を数えるのに通常の数え年でなく、「その年の満年令」を使います。そのため、男性は25歳、42歳、女性の19歳と33歳、そして男女ともに60歳が本厄となります。厄年にあたらない方でも厄除けの祈祷を受ける事ができます。
厄除けの護摩祈祷のほか、厄除けのお香(やくよけ香)、厄除御守や厄除札が授与できます。
料金 | 祈祷料:5,000円、7000円、10,000円(お護摩)、20,000円(大護摩)、30,000円以上(特別大護摩) |
授与品 | お御摩札(祈祷料で大きさが変わります)、厄除御守:300円、厄除札:300円 |
受付時間 | 6:00~16:00 (10分〜15分前に申し込むこと) 毎月20日のみ宵大師修行が午後7:00に催行されます。 |
予約/申込方法 | 直接お護摩受付所で随時申し込み |
注意事項 | 郵送で、祈祷したお護摩札を送付 |
金剛山金乗院平間寺(川崎大師)
住所:神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
公式HP:https://www.kawasakidaishi.com/
寒川神社|高座郡寒川町
寒川神社は、相模国一之宮と称される、八方除の守護神として727年に社殿が建立されたと伝わる長い歴史を持つ神社です。 御祭神は、寒川比古命と寒川比女命です。総称して「寒川大明神」と呼ばれ、関東地方の開拓指導神として崇敬されてきました、
寒川神社は、全国唯一の「八方除」の守護神です。 八方とはあらゆる方角を意味しており、八方除は身に降りかかる全ての悪事災難を除いて、福徳円満や家業繁栄をもたらすお祈願です。
厄除け、厄祓いについても八方除けのご神徳から八方除けのご祈祷として行なっていただけます。
祈祷の他に、厄という字が逆さ魔になった絵馬「厄(八苦)落とし絵馬」があり人気です。また厄難除氣守、八方除守が授与できます。
料金 | 祈祷料:3,000円以上(中式)、5,000円以上(大式)、10,000円以上(当座式)、30,000円以上(一代式)、50,000円以上(永代式) |
授与品 | 記名板剣神札・御守・御神土・御箸・御神供・御神酒が基本(祈祷料で内容が変わります) 厄落とし絵馬:500円、厄難除氣守:500円、八方除守:500円、厄落とし絵馬:800円 |
受付時間 | 8:00~17:00 |
予約/申込方法 | 直接お護摩受付所で随時申し込み |
注意事項 |
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寒川神社
住所:神奈川県高座郡寒川町宮山3916
公式HP:https://samukawajinjya.jp/
平塚八幡宮|平塚市浅間町
平塚八幡宮は、380年にこの地で大地震があった際、仁徳天皇が苦しむ人々を救うために応神天皇の御神霊を祀ったことが始まりとされる「鎮地大神」と称えられる古社です。
御祭神は、応神天皇、神功皇后、武内宿禰です。特に応神天皇は武神とされる八幡神で、厄除けにも強いご利益があり、人の力では防ぎきれない災厄から身を守ってくれるとされます。
初詣では正月祈願が行われます。 授与品として厄除けのお守りがあります。,
料金 | 祈祷料:5,000円、7,000円、10,000円、20,000円、30,000円 |
授与品 | – |
受付時間 | 10:00~16:00 (平日)9:00~16:30 (土日祝日) |
予約/申込方法 | インターネットで予約可能(7日後から3ヶ月後まで) |
注意事項 | – |
平塚八幡宮
住所:神奈川県平塚市浅間町1-6
公式HP:http://www.hachiman.org/
鶴岡八幡宮|鎌倉市雪ノ下
鶴岡八幡宮は1063年に源氏の守り神として創建され、鎌倉幕府の初代将軍源頼朝によって今の場所に遷し、鎌倉の街づくりの中心となった神社です。
それ以来、「鎌倉八幡宮」と呼ばれ、源氏や鎌倉武士の守護神として、現在では鎌倉大仏に並び鎌倉のシンボルとして年間を通してたくさんの参拝者が訪れます。
御祭神は応神天皇、神功皇后、比売神の八幡三神です。特に応神天皇は武神とされる神様で、厄除けにも強いご利益があるといわれています。
鶴岡八幡宮では、厄除け祈願として「厄難焼納・開運招福」の札があります。札に名前を記入し、2つに割り、厄難焼納と書かれた方を八幡宮に納め、後日お焚き上げしてもらうことで厄除けとなり、開運招福の方は持ち帰り祀ります。
1年を通じて厄除けの祈祷を受け付けていますが、節分の時期に行われる「鶴岡厄除大祭」では、厄除けを祈願し舞殿でお祓いし、厄難焼納の札を焼納する「鶴岡厄除大祈祷」が催されます。
また、鶴岡八幡宮のおみくじは、凶を引いても、「凶を引いて厄を落とす」と言われています。凶引いたら、「凶みくじ納め箱」に凶のおみくじを入れて、その隣にある「強運掴み矢」を手に取ることで、凶運を強運に変えることができるとされています。
鶴岡八幡宮は、正月5日に執り行われる「除魔神事」があることでも知られています。鎌倉時代に源頼朝が武家の事始めとして行った弓術の儀式に由来するもので、年中の除魔と武運を祈願する神事です。
このように鶴岡八幡宮にはたくさんの厄除けがあります。授与品としては、厄除開運守りが人気です。
料金 | 初穂料:10,000円~ |
授与品 | 祈祷後の授与品は情報はありませんが、厄除大祈祷では、厄除木札、厄除焼納札、破魔矢、御神供が授与されます。 |
受付時間 | 8:30~16:30 |
予約/申込方法 | 直接祈祷受付所で随時申し込み |
注意事項 | – |
鶴岡八幡宮
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1-31
公式HP:https://www.hachimangu.or.jp/
鎌倉宮|鎌倉市二階堂
鎌倉宮は、明治天皇の命により創建された鎌倉の地で無念の死を遂げられた後醍醐天皇皇子の護良親王をお祀りする神社です。 護良親王の通称「大塔宮」に因んで「大塔宮」とも呼ばれています。厄除け、魔除けのご利益があります。
境内にある「厄割り石」で素焼きの皿に息を吹きかけ、それを石に投げつけて割ることで、厄を払う儀式が人気です。
鎌倉宮の特別な授与品として、「獅子頭守」があります。 獅子頭の起源は古く、推古天皇の御代に百済から伝えられ、邪気払いの御神徳があるとされています。
兜の中に忍ばせておくと邪気を払うことができるとされ、ご祭神である護良親王が戦の際に兜に入れて出陣したと伝わり、今では「厄を食べ、幸せを招く」と言わる鎌倉宮のシンボル的なお守りです。
鎌倉宮では、この獅子頭が手水舎にたくさん並べられて人気の撮影スポットとなっています。
鎌倉宮では厄除け、方位除祈願ができます。
料金 | 初穂料:10,000円、20,000円 |
授与品 | 祈祷後の授与品情報なし、厄割り石:200円、獅子頭守 |
受付時間 | 9:00〜16:00 |
予約/申込方法 | 直接祈祷受付所で随時申し込み、電話で事前予約可能 |
注意事項 | – |
鎌倉宮
住所:神奈川県鎌倉市二階堂154
公式HP:https://www.kamakuraguu.jp/
大山阿夫利神社|伊勢原市大山
大山阿夫利神社は、古くから山岳信仰の対象だった大山の中腹に鎮座する、山祇大神、大雷神、高龗神の三柱を祀っている神社です。崇神天皇の御代に創建されたと伝わる古社です。
大山寺では、厄払いの儀式「かわらけ投げ」が有名です。かわらけを崖下に向けて投げると、厄除けに効くと言われ、また崖下に直径2.5mの福輪があり、その中をくぐれば幸運をもたらすとされています。
厄年安平祈願及び厄難消除去の祈願がお願いでき、天狗開運厄除のお守りが授与できます。
料金 | 初穂料:5,500円~ |
授与品 | 祈祷後の授与品は情報はありませんが、天狗開運厄除 |
受付時間 | 8:30~16:30 |
予約/申込方法 | 直接祈祷受付所で随時申し込み |
注意事項 | – |
大山阿夫利神社
住所:神奈川県伊勢原市大山355
公式HP:https://www.afuri.or.jp
伊勢山皇大神宮|横浜市西区宮崎町
伊勢山皇大神宮は、明治3年に貿易港として急速に発展する横浜の総鎮守として伊勢神宮から勧請創建された「関東のお伊勢様」として親しまれている神社です。天照皇大神をお祀りしています。
天照皇大神は、古事記で伊邪那岐神が黄泉の国に行かれた際に穢祓をしたときに生まれた神で、太陽神として信仰されるあらゆるものを浄化し、開運・厄除けのご利益があるとされます。
二月の厄除は「如月厄除大祈祷」として、申し込まれた方に特別に「鈴祓絵馬」が授与されます。鈴が魔を払うとされ、良き一年を願って絵馬に鈴が取り付けられています。
料金 | 初穂料:10,000円、15,000円、20,000円、30,000円 |
授与品 | 祈祷後の授与品: 神札の種類が初穂料によって変わります。 厄除大祈祷では、厄除木札、厄除焼納札、破魔矢、御神供が授与されます。 |
受付時間 | 9:00~16:00 |
予約/申込方法 | 直接祈祷受付所で随時申し込み |
注意事項 | – |
伊勢山皇大神宮
住所:神奈川県横浜市西区宮崎町64
公式HP:https://www.iseyama.jp/
厄払いの御札・お守りは返納を忘れずに
多くの神社・お寺では、厄払い(厄除け)のご祈祷を受けたあと、お守りや御札を授与していただけます。
お守り・御札に明確な使用期限はありませんが、「授かってから約1年」を目処にその効力は失われると考えられているため、翌年にはお礼参りに行き、お守り・御札を返納しましょう。
厄払い(厄除け)に限らず、全てのお守りは「神様の分身」と考えられているため、放っておくことは神様を蔑ろにすることになり、運気にも悪い影響を及ぼす可能性があります。
そのため、古いお守りは放置せず、できる限り授かった場所へ返納しましょう。
お守り・御札を送るだけ!「神社のお焚き上げ」がおすすめ
旅行先で購入したお守りなど、やむおえない理由で、授かった場所への返納が難しいという方におすすめなのが、郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」です。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、通年で郵送でのお焚き上げを受け付けており、公式サイトから「お焚き上げキット」を購入し、お守りを神社に送るだけ。
最短1.5ヶ月でお焚き上げしていただくことができます。
- お焚き上げの依頼手順
- 公式サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- 自宅にキットが届く
- 専用封筒にお守りを入れて神社に送る
- 祐徳稲荷神社で供養・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「御焚上証明書」がメールで届く(郵送も可)
送料も全て神社が負担してくれるので、自宅から簡単にお焚き上げを依頼することができます。
「お焚き上げキット」は物の種類・サイズに応じて様々なタイプがあり、お守り数個であれば、「レタータイプ」のキットで1,980円税込〜依頼できます。
御札や神棚など、大きめのものもまとめてお焚き上げしたい方には、「ボックスタイプ」のキット(7,480円税込〜)がおすすめです。
いずれのキットも個数制限はなく、規定サイズ内であれば何点でも受け付けてもらえるので、ひな人形やぬいぐるみ、遺品などお焚き上げしたいものが他にもある場合は、一緒に送りましょう。
多くの神社・お寺では不燃物は受け付けておらず、ビニールや鈴など不燃性のものがついたお守りは持ち込む前に分別が必要ですが、「神社のお焚き上げ」サービスでは不燃物も受け付けているので、分別の手間なくそのまま送れるのも嬉しいポイントです。
古いお守りの処分にお困りの方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。