人生で災難が降りかかりやすいとされる厄年。厄年は本厄と前厄・後厄の計3回ありますが、いずれも神社やお寺で厄払い(厄除け)を行うことで、穢れや邪気を祓い、災いを防ぐことができると言われています。
愛知県内には、草薙神剣をお祀りする熱田神宮、「はだか祭」の厄除け神事で有名な国府宮、厄除け願掛けだるまで知られる成海神社など、厄払い(厄除け)のご利益で有名な神社・お寺があります。
本記事では、愛知県内で厄払い(厄除け)を検討している方に向けて、県内の最強スポットを詳しくご紹介します。
厄払いの御札・古いお守りを処分したい。
でも、ゴミとして捨てるのは抵抗がある…
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熱田神宮|名古屋市熱田区
熱田神宮は、三種の神器の一つ「草薙神剣」を御神体として祀る、伊勢神宮に継ぐ国家鎮護の神宮として崇敬を集めてきた名社です。ご祭神の熱田大神は、草薙神剣をご霊代とする天照大神です。創建は113年とされます。
草薙神剣とは八岐大蛇の尾から出てきた太刀で、皇位継承の印である三種の神器の一つとして日本武尊に授けられたものです。
日本武尊はこの草薙神剣を現在の名古屋市緑区大高町火上山に留め置かれたまま三重県で没しました。妃の宮簀媛命が草薙神剣を奉斎し、熱田の地に御鎮座したことが、熱田神宮の創祀であるとされています。
熱田神宮のご利益は多岐にわたります。厄除けのご利益は、御祭神の天照大神が、太陽神として信仰され、あらゆるものを浄化し、開運・厄除けのご利益によるものです。また、相殿神として素盞嗚尊や日本武尊など草薙神剣をゆかりの深い、厄除け・魔除けのご利益の高い神様をお祀りしているため、厄除けのご利益にも強い神社として信仰を集めてきました。
授与品には、厄除守の他に、三ツ鈴という魔除け・厄除けの効果のある素焼きの鈴が3つ合わさったものがあります。
厄除・災難除の祈願は毎日受け付けています。
料金 | 祈祷料:6,000円以上、8,000円以上、10,000円以上 家族を含める5人以上の場合は、10,000円〜 |
授与品 | 祈祷後の授与品:神札の種類が初穂料によって変わります。 三ツ鈴:1,000円、厄除守:1,000円 |
受付時間 | 8:30~16:00 |
予約/申込方法 | 直接祈祷受付所で随時申し込み |
注意事項 | – |
熱田神宮
住所:愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1
公式HP:https://www.atsutajingu.or.jp/
成海神社|名古屋市緑区鳴海町
成海神社は、草薙神剣が熱田に還座(草薙剣盗難事件)された時に、日本武尊の縁由により名古屋市緑区に鎮座されたと云われる686年に創建された神社です。
熱田神宮の東に位置することから、かつては「東宮大明神」と呼ばれ親しまれてきました。主祭神は、厄除けのご利益のある日本武尊です。
厄除け祈願を受けると、「厄除け願掛けだるま」が授与されることが特徴です。
毎年2月節分祭では、祈祷と豆まき式が行われ、鬼の人形に自身の厄を込めて豆をまき、無病息災を願います。役目を終えただるまはだるま塚に納められます。
また節分祭には、だるまつき破魔矢も授与されます。だるまに付いている厄の文字を切り取ることで、厄を落とし、だるまの裏面に名前を書き家で祀ります。無事に1年過ごせたら、もう片方の目を入れ、境内の絵馬かけに納めるそうです。
料金 | 祈祷料:5,000円~ |
授与品 | 授与品:厄除神符、破魔矢、祈願だるま、撤饌 |
受付時間 | 9:00~17:00 |
予約/申込方法 | 電話で要予約 (9:00~17:00)10:00~11:30、13:00~15:00の30分きざみでご予約を承ります |
注意事項 | 12月26日から1月1日まで一般祈祷なし |
成海神社
住所:愛知県名古屋市緑区鳴海町乙子山85
公式HP:https://narumi-jinja.or.jp/about/
八事山興正寺|名古屋市昭和区八事本町
八事山興正寺は、1688年に創建され徳川家のご祈祷所として繁栄してきた真言宗のお寺です。五重塔は、国の重要文化財にも指定されています。
八事興正寺が厄除けの御利益があるとされる理由は、境内に安置されている「大隋求明王」の仏様のお力によるものです。この仏様は無病息災や安楽往生のご利益があるとされ、お参りすることで厄除けの効果が期待できると多くの人々が訪れます。
厄除け・開運祈願は、通年で行われていますが、毎年2月の節分に、1年間の厄除けとして「節分・星祭」を執り行っています。
「節分」で自身の厄を軽くし、盾となる「星祭開運御札」で1年間の災いを引き受けていただく祈願です。星祭開運御札は、5種類あり、祈祷料によって授与されるものが変わります。
他には、5色守りという厄除けのお守りが授与できます。
料金 | 祈祷料:5,000円~ |
授与品 | 授与品:お守り袋、厄除け守り 星祭開運祈祷札(500円から30,000円) |
受付時間 | 9:00~15:00 |
予約/申込方法 | 直接来寺または電話・Webで予約推奨 |
注意事項 | – |
八事山 興正寺
住所:愛知県名古屋市昭和区八事本町78番地
公式HP:https://www.koushoji.or.jp/
城山八幡宮|名古屋市千種区城山町
城山八幡宮は、創建年代は不詳ですが、織田信長の父、織田信秀によって築城された末森城跡の小高い山の中腹に鎮座している神社です。
御祭神として八幡神の應神天皇、神功皇后、仲哀天皇をお祀りする城山八幡宮は、応神天皇は除災の神として御神徳から、特に厄除け・方除け、そして交通安全・必勝守護・家内安全・縁結びのご利益があると信仰されてきました。
厄除開運祈祷(厄祓い)、方除祈祷に訪れる参拝客が多く、厄除開運御守(厄年守)、厄除災難除割符、厄除け御神矢があります。
また、あらゆる災難・災厄を形代絵馬に託して災いを除ける「厄除身代り形代絵馬」も人気です。人形の面に氏名・年齢を記入し、裏面に祈願事を記入してから息を三度吹きかけて祈願し、授与所前の絵馬舎へ掛けると災厄を引き受けて戴けるとされます。
料金 | 祈祷初穂料:6,000円、8,000円、10,000円、20,000円、50,000円、100,000円 |
授与品 | 祈祷後金額に応じたおさがり、お供物が授与されます。 厄除開運守:1,000円、厄除身代り形代絵馬:700円、厄除災難除割符;500円、厄除け御神矢:2,100円 |
受付時間 | 9:15~16:00 (無休) |
予約/申込方法 | 直接祈祷受付所で随時申し込み、または予約サイトから4日前までに予約できます。(予約優先) |
注意事項 | – |
城山八幡宮
住所:愛知県名古屋市千種区城山町2-88
公式HP:http://www.shiroyama.or.jp/
尾張大國霊神社(国府宮)|稲沢市国府宮
尾張大國霊神社は、天下の奇祭・はだか祭りで知られるは稲沢市に鎮座する神社です。
奈良時代に尾張国府の創始と共に隣接して創建され、総社として定められた神社で、このことから通称「国府宮」と呼ばれています。ご祭神は、尾張国の開拓神の尾張大國霊神です。
尾張の国を災厄から守ってくれた歴史のある厄除の神様として信仰されてきました。
室町時代初期に創設された桜門、江戸初期に創設された切妻造の拝殿は国の重要文化財に指定されています。
毎年旧暦の1月13日に行われる「はだか祭」は厄除けの神事です。 正式名は、「儺追神事」で、767年から続く古い伝統のある神事です。
神事では、神男と呼ばれる一人の儺負人に厄災や穢れを負わせ、それらを土餅と呼ばれる餅に移して土に埋めることで厄落としをする神事です。その中で、「神男に触れれば厄落としができる」との言い伝えが残り、厄から逃れようとする男たちによって凄まじい押し合い、へし合い、揉み合いが繰り広げられます。
神男が皆の厄を引き受けて祈祷した後に引き裂いた「儺追布(なおいぎれ)」は、身に着けることで1年間の難を逃れるご利益があるとされる国府宮の有名な厄除けのお守りがあります。
年明けから国府宮はだか祭までに「厄除け・厄祓い」のご祈祷を多くの参拝客が訪れます。
料金 | 初穂料:7,000円から |
授与品 | 厄除守:500円、袋入厄除守:1,000円、なおいぎれ:500円(5本) |
受付時間 | 9:00~16:00 |
予約/申込方法 | 直接祈祷受付所で随時申し込み |
注意事項 | – |
尾張大國霊神社(国府宮)
住所:愛知県稲沢市国府宮1丁目1-1
公式HP:https://www.konomiya.or.jp/
犬山寂光院|犬山市継鹿尾山杉ノ段
寂光院は、犬山市にある真言宗智山派のお寺で、654年に孝徳天皇の勅願寺として建立されました。
犬山寂光院には、「厄除不動」のお不動さまを祀る不動堂があります。この厄除不動は、弘法大師が留錫の折に、一刀三礼して刻された石のお不動さまで、不動の智剣で厄を除くとされます。
厄除祈願は通年行われています。また厄除開運の名刺サイズのカード守りがあります。
料金 | 祈祷料:5,000円, 10,000円 |
授与品 | 厄除開運守り:1,000円 |
受付時間 | 9:00~16:00 |
予約/申込方法 | インターネット、電話で事前予約要 |
注意事項 | – |
犬山寂光院
住所:犬山市継鹿尾山杉ノ段12
公式HP:https://www.jakkoin.com/
津島神社|津島市神明町
津島神社は、除疫、授福の神である牛頭天王信仰の神社で、全国に約3,000社ある天王社の総本社です。「お天王さま」と呼ばれて親しまれています。創建は540年とされます。
津島神社は、戦国の武将や大名からも崇拝され、織田家・豊臣家・徳川家から格別の崇敬を受けてきました。 織田信長は、氏神と仰いで造営に協力し、重要文化財の「楼門」は豊臣秀吉、県文化財の「南門」は豊臣秀頼の寄進、重要文化財の「本殿」は徳川家康公の四男で清洲城主・松平忠吉公の妻の寄進とされています。
主祭神として、人の身に起こる災厄と疫病除けの守護神である須佐之男命をお祀りしています。
毎年6月30日と12月31日には、半年間の災いを清める「大祓」が行われています。大祓は、常に清らかな気持ちで日々の生活にいそしむよう、自らの心身の穢れ、災いの原因となる諸々の罪・過ちを祓い清める神事です。
厄除けの祈祷は通年行われており、厄除守が授与できます。
料金 | 初穂料:6,000円、8,000円、10,000円 |
授与品 | 6,000円:御神札(御守)・撤下神饌 8,000円:御神札(御守)・撤下神饌・特別撤下品 10,000円:御神札(御守)・撤下神饌・特別撤下品・玉串拝礼 |
受付時間 | 平日:9:00~12:00、13:00~16:00(7~9月は15:30まで) 土日祝日:9:00~16:00 |
予約/申込方法 | 直接授与所で随時申し込み |
注意事項 | – |
津島神社
住所:愛知県津島市神明町1
公式HP:https://tsushimajinja.or.jp/
岡崎天満宮|岡崎市中町北野
岡崎天満宮は、1217年に創建されたとされる岡崎市中心部に鎮座している神社です。
御祭神は、学業成就や入試合格の守り神である菅原道真公と、病気平癒・厄除開運の守り神として有名な道臣命です。
道臣命は、神武天皇東征の先方を務めた八咫烏の導きのもと軍功をたて、また神武天皇が即位したときに宮門警護の任を受け、邪気を祓う神事を行ったとされ厄除開運の信仰があります。
全国の天満宮では「鷽替え」の神事があります。鷽(ウソ)が嘘(うそ)に通じることから、前年にあった災厄・凶事などを嘘とし、本年は吉となることを祈念して行われる神事です。岡崎天満宮には、全国でも珍しい土焼きのうそのお守りがあり、災いを食べてくれるとされます。
岡崎天満宮では、毎年、正月中に授与所で鷽を授与しています。一年間お祀りした鷽は、1月7日に神事を齋行し、鷽塚にお納めします。
通年で厄払い、厄除開運の祈願が行われています。 開運厄除けお守りが授与されます。
料金 | 初穂料:5,000円 |
授与品 | 授与品の情報なし うそ:1,000円 |
受付時間 | 9:00~16:00 |
予約/申込方法 | 直接授与所で随時申し込み、電話で予約可能 |
注意事項 | – |
岡崎天満宮
住所:愛知県岡崎市中町北野1
公式HP:https://www.tennjinn.com/
真清田神社|一宮市真清田
新清田神社、平安時代より、尾張國で最初に参拝する尾張一の宮として信仰されている神社です。 地名の一宮は、真清田神社の社格に由来するとされます。神武天皇33年(紀元前627)の鎮座と伝わる2650年以上の歴史のある神社です。
御祭神は尾張地方の開拓に力を尽くした尾張氏の祖先神で、天照大御神の孫にあたるといわれる太陽を神格化した神・天火明命です。ご利益は、仕事運、出世運、開運厄除、子孫繁栄などのご利益があるとされます。悪い流れを断ち切るといわれる神社として、多くの参拝客が訪れます。
厄除け祈願、災難除け祈願は通年行われています。開運厄除鎮火御守御幣、厄除守、災難除守りなどの授与品があります。
料金 | 初穂料:6,000円、8,000円、10,000円以上 |
授与品 | 祈祷後の授与品の情報はありません 開運厄除鎮火御守御幣;1,400円、厄除守:1,000円、災難除守:1,000円 |
受付時間 | 9:00~16:00 |
予約/申込方法 | 直接授与所で随時申し込み |
注意事項 | – |
真清田神社
住所:愛知県一宮市真清田1丁目2−1
公式HP:http://www.masumida.or.jp/
厄払いの御札・お守りは返納を忘れずに
多くの神社・お寺では、厄払い(厄除け)のご祈祷を受けたあと、お守りや御札を授与していただけます。
お守り・御札に明確な使用期限はありませんが、「授かってから約1年」を目処にその効力は失われると考えられているため、翌年にはお礼参りに行き、お守り・御札を返納しましょう。
厄払い(厄除け)に限らず、全てのお守りは「神様の分身」と考えられているため、放っておくことは神様を蔑ろにすることになり、運気にも悪い影響を及ぼす可能性があります。
そのため、古いお守りは放置せず、できる限り授かった場所へ返納しましょう。
お守り・御札を送るだけ!「神社のお焚き上げ」がおすすめ
旅行先で購入したお守りなど、やむおえない理由で、授かった場所への返納が難しいという方におすすめなのが、郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」です。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、通年で郵送でのお焚き上げを受け付けており、公式サイトから「お焚き上げキット」を購入し、お守りを神社に送るだけ。
最短1.5ヶ月でお焚き上げしていただくことができます。
- お焚き上げの依頼手順
- 公式サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- 自宅にキットが届く
- 専用封筒にお守りを入れて神社に送る
- 祐徳稲荷神社で供養・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「御焚上証明書」がメールで届く(郵送も可)
送料も全て神社が負担してくれるので、自宅から簡単にお焚き上げを依頼することができます。
「お焚き上げキット」は物の種類・サイズに応じて様々なタイプがあり、お守り数個であれば、「レタータイプ」のキットで1,980円税込〜依頼できます。
御札や神棚など、大きめのものもまとめてお焚き上げしたい方には、「ボックスタイプ」のキット(7,480円税込〜)がおすすめです。
いずれのキットも個数制限はなく、規定サイズ内であれば何点でも受け付けてもらえるので、ひな人形やぬいぐるみ、遺品などお焚き上げしたいものが他にもある場合は、一緒に送りましょう。
多くの神社・お寺では不燃物は受け付けておらず、ビニールや鈴など不燃性のものがついたお守りは持ち込む前に分別が必要ですが、「神社のお焚き上げ」サービスでは不燃物も受け付けているので、分別の手間なくそのまま送れるのも嬉しいポイントです。
古いお守りの処分にお困りの方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。