卒業の記念としてもらう卒業アルバム。
学生時代の思い出がたくさん詰まった卒業アルバムは、なかなか簡単には捨てられないものです。
引っ越しや片付け、遺品整理の際に、卒業アルバムが出てきて処分に困っている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
卒業アルバムはゴミとして捨てることができますが、同窓生の名前や住所など、多くの個人情報が含まれているため、処分方法には注意が必要です。
本記事では卒業アルバムの処分を検討している方に向けて、正しい処分・分別方法と、安全に捨てる方法、罪悪感なく捨てるコツを詳しくご紹介します。
卒業アルバムを処分したい。
でも、ゴミとして捨てるのは抵抗がある…
そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、卒業アルバムを箱に入れて神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
✅ 写真1枚〜OK!アルバムもそのまま送れる
✅ お守り・御札・遺品など、アルバム以外の物もまとめて受付可能
✅ クレジットカード、オンライン決済可
卒業アルバムの処分にお困りの方は、ぜひ活用してみてください。
卒業アルバムの処分・分別方法
卒業アルバムは一般の家庭ゴミとして、自治体のゴミ回収に出すことができます。
ゴミとして捨てる場合は、必ずお住まいの地域のルールに従って分別してください。
紙製の卒業アルバムは、多くの地域では「燃えるゴミ」に分類されます。
写真には化学物質が含まれているため、古紙回収には出せないため注意しましょう。
アルバムの表紙や背表紙にプラスチックやビニール、金属など不燃性の素材が使われている場合、多くの地域では「燃えないゴミ」に分類されます。
分別可能な場合は、燃える/燃えない素材に分けて分別して出すようにしましょう。
また、卒業アルバムには多くの個人情報が含まれているため、必ず処理をしてから処分してください。
卒業アルバムを捨てる際の注意点
写真・アルバムは古紙回収に出せない
写真には化学物質が含まれており、リサイクルができないため、卒業アルバムは古紙回収に出すことができません。
古紙回収は、新聞や雑誌、チラシ広告といった物が対象になります。写真やアルバムは回収されないため注意しましょう。
個人情報が特定されないよう処理する
卒業アルバムには多くの個人情報が含まれています。
個人情報漏洩のリスクを防ぐため、適切な処理をしてから捨てるようにしましょう。
処理せずに捨ててしまうと、以下のようなリスクがあります。
- 本名、年齢、住所が特定される
- 同窓生の個人情報が流出する
- インターネットに晒される
- 誘拐・詐欺に悪用される
自治体のゴミ回収に出す場合、悪意のある他者が袋を開けて中を見ることも可能です。
世の中には卒業アルバムの転売や、詐欺などに悪用する人もいるため、同窓生の個人情報を守るためにも、適切に処理をしてから捨ててください。
アルバムは売らない方が吉
巷には卒業アルバムの買取業者が存在し、処分方法の一つとしてアルバムをお金に換えるという選択肢もあります。
しかし、卒業アルバムを売る行為は、詐欺や個人情報の売買に繋がる可能性が高く、ご自身だけでなく同窓生の生活に危険を及ぼす可能性があるため推奨できません。
個人情報の悪用に加担しないよう、卒業アルバムはご自身で処分してください。
個人情報漏洩を防ぐ方法
ハサミ・シュレッダーで裁断する
1つ目は、ハサミやシュレッダーを使って裁断する方法です。
ハサミで裁断する場合は、人の顔や名前・住所が含まれているページなど、個人情報が特定されやすい箇所を重点的に切ると良いでしょう。
アルバムの紙は厚みがあり、多くのページに個人情報が含まれているため、シュレッダーの使用をおすすめします。
ハサミで1ページずつ切り離し、全ページをシュレッダーにかけて裁断するのが最も効率的です。
ペン・スタンプ塗りつぶす
裁断が難しい場合は、個人情報の部分だけを油性ペンで塗り潰す方法がおすすめです。
また、個人情報を簡単に塗り潰すことができる「個人情報保護スタンプ」の使用もおすすめです。
スタンプは文房具店や100円ショップでも販売されており手軽に入手できますが、押し方が弱いと透けて見えてしまう可能性があるため注意しましょう。
接着剤でページをくっつける
3つ目は、接着剤でページをくっつける方法です。
ページ同士を貼り付けるだけなので、裁断するよりも手間をかけずに、完全に個人情報を読み取れないようにすることができます。
糊だと剥がれてしまう可能性もあるため、木工用ボンドなどできるだけ接着力の強いものを使用してください。
テープでぐるぐる巻にする
もっと簡単に処理したい方には、卒業アルバムを丸ごとガムテープなどでぐるぐる巻きにする方法がおすすめです。
アルバム全体を強力なテープで包むことで、個人情報が漏れにくくなります。
養生テープは簡単に剥がしやすいため、ガムテープなど粘着力の強いテープを使用してください。
漂白剤に漬ける
4つ目は漂白剤に漬けて白くする方法です。
手間はかかりますが、漂白剤はインクを溶かす働きがあり、ページを漂白剤に浸けることで情報を消すことができます。
【用意するもの】
- 漂白剤
- ぬるま湯
- ゴム手袋
- アルバムが入る容器
【手順】
- アルバムから各ページをハサミで切り離す
- ゴム手袋を着け、用意した容器に漂白剤とぬるま湯を適量入れる
- 容器の中に各ページの紙を入れて浸す
- 数分経つ
- インクが溶けて写真がが白飛びする
- 紙を容器から上げ、なるべく水分を含まないようにして捨てる
漂白剤は脱色効果があるため、色が抜けても良い服装で行うようにしてください。
塩素系の漂白剤は酸性のものと混ざると有毒ガスが発生するため、取り扱いに注意して行ってください。
残しておきたい写真・ページはデータ化して保存がおすすめ
手元に残しておきたい写真やページがある場合は、スキャンしてデータとして保存する方法がおすすめです。
画像データとして保管しておけば、アルバム自体は無くなっても、好きなタイミングでスマホやパソコンから見返すことができます。
アルバムをスキャンするには、以下のような方法があります。
- 自宅またはコンビニのスキャナーを使用する
- スキャン用のスマホアプリを使用する
写真のスキャンには、無料で利用できる「フォトスキャン」というアプリがおすすめです。
反射光なども自動的に修正・削除され、綺麗にデータ化することができます。
文字や文章が含まれているページのスキャンには、「Adobe Scan」というアプリがおすすめです。
手書きの文字も簡単にPDF化することができます。
捨てられない卒業アルバムは、「お焚き上げ」がおすすめ
- 亡くなった方の卒業アルバム
- 亡くなった方と一緒に写っている写真
- 心霊写真の疑いがある写真
など、中には特別な思い入れがあり、簡単に処分できないアルバムもあるかと思います。
そんな時におすすめなのが「お焚き上げ」です。
お焚き上げは、古いお守りや御札を神社・お寺の境内で供養し、火で燃やすことで天にお還しする日本の伝統的な儀式です。
全国にはお守り・御札だけでなく、遺品や思い入れのある品のお焚き上げを受け付けている神社・お寺があり、写真やアルバムをお焚き上げしてもらえるところもあります。
郵送での供養を受け付けている寺社もあり、持ち込みなしでの依頼も可能です。
しかし、近年では環境負荷への配慮から、不燃物を受け付けている神社・お寺は減少傾向にあり、アルバムは対象外となっていところもあります。
そのためお焚き上げを依頼する際には、必ず事前に問い合わせ、対象品を確認してください。
アルバムを送るだけ!「神社のお焚き上げ」サービス
- 近くにお焚き上げを依頼できる神社・お寺がない
- 今すぐ卒業アルバムをお焚き上げしたい
という方におすすめなのが、祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)が行っている「神社のお焚き上げ」サービスです。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、通年で郵送でのお焚き上げを受け付けており、サイトから「お焚き上げキット」を注文し、卒業アルバムを箱に入れて神社に送るだけ。
最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
お焚き上げの依頼手順は以下の通り。
- 公式サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- キットが自宅に届く
- 卒業アルバムを箱に入れて神社に送る
- 神社でご祈祷・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」が届く
お焚き上げキットは物の種類やサイズに応じて様々なタイプがあり、卒業アルバム数冊であれば、「ボックスタイプ」のキットで7,480円税込〜依頼することができます。
個数制限はなく、規定サイズ内であれば何点でもお焚き上げしていただけるので、お守り・御札、その他遺品など、お焚き上げしたい物があればまとめて一緒に送りましょう。
多くの神社・お寺では不燃性の物は対象外となっており、アルバムは対象外となっているところがほとんどですが、「神社のお焚き上げ」サービスでは不燃物も受け付けてもらえるので、写真やアルバムをそのまま送れるのも嬉しいポイントです。
※不燃物はご祈祷後、産業廃棄物として処分されます
卒業アルバムの処分にお困りの方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
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