ペットが亡くなった際、その遺品をどう処分して良いものか困ってしまいますよね。
ペットが愛用していたおもちゃや洋服を見ると思い出が蘇り、片付けようにも片付けられない、とお悩みの方も少なくありません。
本記事では、ペットの遺品処分にお困りの方に向けて、整理・保管の仕方、罪悪感なく手放す方法を詳しく解説します。
ペットの遺品を片付けたい
でも、ゴミとして捨てるのは抵抗がある…
そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、遺品を封筒や箱に入れて神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
✅ 金属・プラスチックなど不燃物も受付可能
✅ 個数制限なし、規定サイズ内なら何個でも受付可能
✅ クレジットカード、オンライン決済可
ペットの遺品処分にお困りの方は、ぜひ活用してみてください。
ペットの遺品整理は心の整理がついてからでOK
ペットの遺品整理は、無理に急いで行う必要はありません。
大事な家族が亡くなった直後は特に、ペットの愛用していた物を見るだけで気分が落ち込んでしまうこともあるでしょう。
心の整理ができてから、ご自身のペースで少しずつ片付けを始めましょう。
毛・爪など、体の一部は保管ケースに入れる
ペットの毛や、爪、ヒゲなど、体の一部を遺品として残しておく場合、保管方法によってはカビが発生するリスクがあるため、専用の「保管ケース」の使用をおすすめします。
桐の箱は湿気から守ることができるほか、気密性が高く防腐・防虫の効果があるので、毛やヒゲの保管におすすめです。
他には、ジップロックに防虫剤を入れたり、和紙で包んで保管する方法もあります。
和紙は通気性がよく湿度を吸いとってくれるので保管に適しています。
また、ペットの毛は紫外線を直接浴びると色あせを起こしてしまいますので、保管場所は日のあたらない場所を選んでください。
首輪・おもちゃなどの遺品はクリーニングを
首輪やおもちゃなど、ペットが愛用していた物を保管しておく場合は、そのままの状態だとカビや雑菌が繁殖してしまうため、クリーニングをして綺麗な状態で保存することをおすすめします。
ペット用品はコインランドリーや一般的なクリーニング店では断られるケースが多いため、専用の宅配クリーニングサービスがおすすめです。
主なクリーニングサービス
サービス名 | URL |
リナビス | https://rinavis.com/s/pet/ |
逸品工房 | https://www.e-ippin.com/item002 |
首輪・胴輪・リードのクリーニング方法
- 中性洗剤とぬるま湯を染みこませたタオルでたたくように汚れを落とす
- 汚れがひどい部分は手洗いし、特に汚れている部分には洗濯用のブラシを使う
- 室内干しか屋外で陰干しする
おもちゃの種類別クリーニング方法
種類 | クリーニング方法 |
ゴム製、プラスチック製のおもちゃ | ウェットティッシュなどで全体を拭う |
布製のおもちゃ | 中性洗剤で手洗いする 汚れがひどい場合、洗濯用のブラシを使う |
リメイクやメモリアルグッズの作成もおすすめ
手元に残しておきたい遺品は、リメイクしたり、メモリアルグッズに生まれ変わらせることもできます。
例えば、首輪・リードはブレスレットやキーホルダー、ストラップなどに。他にもメモリアルグッズとして、毛を使ったストラップや、爪や骨を入れたペンダントなどを作る方もいます。
中には、羊毛フェルトの作家さんに、ペットの毛を使用した手のひらサイズの小さなペットの人形制作を依頼する方もいます。
人形の内部に亡くなったペットの毛を埋めこむ方法もあるので、毛が少なくても依頼可能です。
ハンドメイド、クラフト系の通販サイトで気になる作家を探してみてください。
ペットの遺品の処分方法(再利用可能な場合)
ペットを飼っている友人・知人に譲る
未使用のペットシート、猫砂、エサなど、再利用可能な消耗品は、ペットを飼っている友人や知人に譲り、活用してもらうのがおすすめです。
譲り先が見つからない場合は、メルカリなどのフリマサイトに出品したり、ジモティなどの地域掲示板で譲り先を探し、引き取りに来てもらうのもおすすめです。
動物保護団体や動物カフェに寄付する
再利用なペット用品を、動物保護団体や動物病院、動物カフェに寄付するという選択もあります。
保護団体や動物カフェは支援によって成り立っているので、常時寄付を募っているところが多く、消耗品以外にも、ケージやハーネス、キャットタワーなど大型の物を募集しているところもあります。
全国には様々な保護団体があり、寄付先として信頼できる団体かをご自身で判断するのは難しいかと思います。
寄付先の候補として、犬の情報メディア「INUNAVI」が2022年8月の調査に基づき作成した「信頼できる動物保護団体の一覧表」を以下に引用しますので参考にして下さい。
団体名 | エリア |
NPO法人 La-Vida | 沖縄県宮古島市 |
NPO法人 犬の里親探し サンタの家 | 神奈川 |
いのちのはうす保護家 | 宮崎県 |
ちばわん | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、長野県 |
一般社団法人 アニマルハートレスキュー | 神奈川県(横浜) |
一般社団法人 ゆめまるHAPPY隊 | 長野県 |
一般社団法人 わんわんさくちゃんお日様の会 | 福岡県朝倉郡筑前町 |
公益財団法人 神奈川県動物愛護協会 | 神奈川県 |
公益財団法人動物臨床医学研究所「人と動物の会」 人と動物の未来センター・アミティエ | 鳥取県倉吉市 |
公益社団法人 日本動物福祉協会 JAWS | 東京都、栃木、神奈川県、長野、大阪府、 |
新潟動物ネットワーク | 新潟県 |
動物保護団体 わんらぶ | 三重県伊賀市 |
特定非営利活動法人 アグリドッグレスキュー | 埼玉、東京、神奈川、茨城 |
特定非営利活動法人 アルマ | 東京都、千葉県、埼玉県、茨城県、神奈川県 |
特定非営利活動法人 ファミーユ | 愛知県を中心とした東海地方 |
特定非営利活動法人 一匹でも犬・ねこを救う会 | 長野県 |
特定非営利活動法人 手と手の森 | 北海道旭川市 |
特定非営利活動法人 動物愛護団体LYSTA | 福島県いわき市 |
特定非営利活動法人 日本動物生命尊重の会 アリス(Animal Life Station) | 東京都、埼玉県 |
特定非営利活動法人DOG DUCA | 愛知県名古屋市 |
認定特定非営利活動法人 アニマルレフュージ関西 | 東京都、大阪府 |
非営利民間ボランティア団体 わんにゃん会 | 栃木県 |
ペットの遺品の処分方法(再利用できない場合)
火葬場で一緒に焼いてもらう
一番精神的な負担が少ないのは、ペットを火葬する際に、遺体と一緒に焼いてもらう方法です。
ペット火葬を行っている多くの業者では、可燃物に限り遺体と一緒に火葬を受け付けています。
お気に入りのおもちゃやタオルの他に、手紙や写真などを添えてあげることもできますので、葬儀社さんに相談してみましょう。
ペット葬儀業者に供養・お焚き上げを依頼する
近年では、ペットの葬儀=「ペット葬」を、ペット専門の葬儀社や霊園に依頼なさる方が増えています。
中には、遺品のお焚き上げ供養を引き受けている業者もあり、一箱いくらという設定で、寺社と提携してお焚き上げ供養を手配してくれるところもあります。
これから葬儀や納骨を考えている方は、遺品の引き取りを行っている業者を探してみてください。
神社やお寺で供養・お焚き上げしてもらう
火葬やお葬式を終えた後、ペットが亡くなって数年経ってから、手元に残しておいた遺品を処分したくなることもあるかと思います。
そんな時には、神社やお寺で供養・お焚き上げしてもらう方法がおすすめです。
全国にはお守り・御札だけでなく、遺品や思い入れのある物のお焚き上げを行っている神社・お寺があり、ペットの遺品を受け付けている寺社もあります。
神社の多くはペットの遺品を受け付けていないため、まずは近くのお寺に相談しましょう。
供養代は寺社により異なりますが、相場は3,000〜1万円となっています。
「ご志納」となっている場合は、1万円をのし袋または白い袋に包んでお渡しするのが通例です。
多くの寺社では不燃性のものを受け付けていないところが多いため、依頼する際には、お焚き上げしたいものを事前に伝え、確認するようにしましょう。
遺品を送るだけ!「神社のお焚き上げ」がおすすめ
- ペットの遺品を今すぐ供養したい
- 神社・お寺に直接持ち込むのが難しい
- 供養したい遺品がたくさんある
という方におすすめなのが、祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)が行なっている郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」です。
「日本三大稲荷」の1つに数えられる祐徳稲荷神社では、通年で郵送でのお焚き上げを受け付けており、専用サイトから「お焚き上げキット」を購入し、着物を箱に入れて送るだけ。
最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
申し込み・利用手順は以下の通り。
- サイトから「お焚き上げキット」を注文する
- キットが自宅に届く
- 専用封筒(または箱)に遺品を詰めて、神社に送る
- 神社でご祈祷・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」がメールで届く
キットの購入にはクレジットカード、Amazon Payなどオンライン決済が使えるほか、遺品を送る際の送料も全て神社が負担してくれるので、時間・お金をかけずに、自宅にいながら簡単にペットの遺品供養を依頼することができます。
「お焚き上げキット」は物の種類やサイズに応じて様々なタイプがあり、首輪やリードなど、小さめの物であれば「レター普通タイプ」のキットで税込2,980円〜供養を依頼できます。
ケージやベッド、おもちゃなど、大きめの物をまとめて供養したい方には、「ボックスタイプ」のキット(税込7,480円〜)がおすすめです。
いずれのキットも個数制限はなく、規定サイズ内であれば何点でも受け付けてもらえるので、遺品以外にも、お守り・御札など、お焚き上げしたいものがあれば一緒に入れて送りましょう。
多くの寺社では不燃性の物は受け付けてもらえないところがほとんどですが、「神社のお焚き上げ」サービスでは不燃物も受け付けてもらえるので、分別の手間がかからないのも嬉しいポイントです。
※不燃性のものはご祈祷後、産業廃棄物として処理されます
※ペットの毛や爪など、身体の一部のものは受付不可
ペットの愛用していたおもちゃや洋服など、遺品の処分にお困りの方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
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