七夕飾りはいつまで飾る?片付けるタイミング、笹・短冊の処分・分別方法を解説

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7月7日が過ぎた翌朝、「七夕飾りって、いつまで飾っておいていいのだろう」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか?

結論からお伝えすると、七夕飾りは7月6日の夕方に飾り、7月7日の夜から翌8日の午前中までに片付けるのが基本です。

本記事では、飾り始めから片付けまでの正しい時期、地域によって異なる七夕の日、そして片付けたあとの笹・短冊の処分方法から「短冊奉納」まで詳しく解説します。

執筆・監修
神社のお焚き上げ編集部
郵送お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」(提携神社:祐徳稲荷神社)の運営を通じて得た知見と現地確認・独自調査を元に、企画・執筆・編集を行っています。

​この記事の結論
✓飾るのは7月6日の夕方から、片付けは7日の夜〜8日の午前中が基本
✓8日以降にずれ込んでも問題ありません。縁起が悪くなることはありません
✓笹と紙は可燃ごみ。イベントで集めた短冊は神社奉納がおすすめ

七夕飾りは7月7日の夜〜翌8日の朝までに片付ける

七夕飾りを片付けるタイミングは、7月7日の夜から、翌8日の午前中までと考えておけば間違いありません。

七夕はもともと7月6日の夜から7日の明け方にかけての行事であり、7日の夜を過ぎれば役目を終えたことになるためです。

ただし、ご家庭か施設か、あるいはお住まいの地域によっても目安は変わります。下の表のどれに当てはまるか確認してみてください。

ケース 飾り始め 片付け
一般家庭 7月6日の夕方〜夜 7月7日の夜〜8日の午前中
保育園・幼稚園・施設 6月下旬〜7月上旬 7月7日の行事終了後〜数日以内
商業施設・イベント 6月中旬〜 会期終了後すみやかに
月遅れ七夕の地域 8月6日ごろ 8月7日の夜〜8日

片付けが遅れたからといって、縁起が悪くなるようなことはありません。大切なのは日付そのものよりも、願いを託した笹や短冊を、感謝の気持ちを込めて丁寧に手放すことです。

 

七夕飾りはいつから飾る?前夜に飾るのが本来の作法

七夕飾りは、7月6日の夕方から夜にかけて飾るのが伝統的な形とされています。

七夕は「7月6日の夜に織姫と彦星が出会い、7日の明け方に別れる」と語られてきた行事で、笹を立てるのは前日の夕方から、というのが本来の流れでした。

お正月飾りの場合、大晦日に飾ることを一夜飾りと呼び、慌ただしく神様をお迎えする形になるため避けるべきとされていますが、七夕はその逆で、前夜に飾るのがむしろ本来の作法になります。

「前日に飾るのは縁起が悪いのでは」と心配される方がいらっしゃいますが、七夕に関してはその必要はありません。

保育園・幼稚園では子どもたちが短冊を書く時間を取るため6月下旬から、商業施設では集客のために6月中旬から飾るケースも多く、長く飾ること自体が問題になるわけではないので安心してください。

 

片付けは8日以降でも大丈夫

「7日の夜のうちに片付けたほうがよい」と言われるのは、願いを託した笹をいつまでも立てておくのではなく、行事が終わったら区切りをつけて手放す、という考え方によるものです。

昔は短冊を笹ごと川に流し、願いを天へ届けてもらうという形で、その日のうちに送り出していました。

ただし、8日以降に片付けたからといって、願いが叶わなくなったり縁起が悪くなったりすることはありません。

仕事や予定の都合で週末まで置いたままになってしまうことは誰にでもあります。気づいたときに、感謝を込めて丁寧に片付ければ十分です。

むしろ気にしていただきたいのは、笹が枯れたまま放置されている状態です。

切った笹は数日で葉が丸まり、色も褪せていきます。見た目にも寂しく、葉が落ちて散らかる原因にもなりますので、しおれてきたら早めに片付けましょう。

 

地域で違う七夕の時期|7月7日・8月7日・旧暦七夕

「うちの地域は8月に七夕をやる」という方もいらっしゃるでしょう。七夕の日は全国一律ではなく、大きく4つのパターンに分かれます。

呼び方 日付 主な地域・行事
新暦の七夕 7月7日 全国的に最も一般的
月遅れ七夕 8月7日 北海道・東北を中心とした地域
旧暦の七夕
(伝統的七夕)
8月中旬〜下旬ごろ
※年により変動
暦にもとづく本来の七夕。天の川が見やすい時期
仙台七夕まつり 8月6日〜8日 宮城県仙台市。6日の朝から飾り付け

7月7日は梅雨の真っ最中にあたり、天の川が見えないことも多いため、月遅れの8月7日に行う地域が残っています。旧暦の七夕(伝統的七夕)は年ごとに日付が動きますので、その年の暦をご確認ください。

いずれの場合も、片付けの考え方は同じです。その地域の七夕の日の夜から翌日にかけて片付けるのが基本になります。

 

七夕飾り・笹・短冊の処分方法|3つの選択肢

七夕飾りの処分方法は主に以下の3つです。七夕送りは特別な許可が必要なため、ゴミとして処分 or 神社に奉納する、のどちらかになります。

方法 手軽さ 費用 こんな方におすすめ
可燃ごみ・分別 ◎ 最も手軽 無料 一般的な笹・紙の飾り
毎年飾っている方
神社に奉納 △ 手配が必要 数千円〜3万円程度 七夕イベントで集まった短冊
気持ちの区切りをつけたい方
川に流す
(七夕送り)
× 原則不可 — 許可された地域行事として実施されている場合のみ

 

パーツ・素材別|七夕飾りの分別方法

七夕飾りは、笹・紙・プラスチック・金具など複数の素材が組み合わさっています。素材ごとの分別区分を確認しましょう。

素材 基本の区分 注意点
笹・竹(本物) 可燃ごみ 自治体により「草木・剪定枝」「粗大ごみ」扱いのことも。指定袋に入る長さ(目安30〜50cm)に切る
短冊・折り紙 可燃ごみ 願い事が透けて見えないよう、白い紙に包んでから出す
造花の笹
(プラスチック製)
プラ・不燃 翌年も使えるため、まずは保管が第一候補
ひも・ワイヤー・モール 不燃・金属 飾り付けの段階で外しやすくしておくと片付けが楽になる
LEDライト・電池 自治体の回収ルール 電池は必ず分別。小型家電回収に出せる場合もある

笹を切る際は、剪定ばさみやのこぎりを使い、けがのないよう軍手を着けて作業してください。生の笹は水分を含んで重くなりますので、袋が破れないよう二重にしておくと安心です。

また、「自分でお焚き上げをしてあげたい」と考えてご自宅の庭で燃やすことは避けてください。廃棄物処理法により、家庭ごみの野外焼却(野焼き)は原則として禁止されています。煙や臭いは近隣トラブルの原因にもなります。

※ごみの分別区分は自治体によって大きく異なります。特に笹・竹は「可燃」「草木」「粗大」と扱いが分かれますので、必ずお住まいの自治体のルールをご確認ください。

 

大量の短冊はどうする?|保育園・幼稚園・施設・商業施設など

保育園・幼稚園、介護施設、商業施設などの七夕イベントで集まった短冊、七夕飾りを処分する際は、特別な配慮が必要です。

笹は本数が多いと事業系一般廃棄物の扱いになり、家庭ごみとして出せない場合があります。

施設の規模によって扱いが変わりますので、自治体の事業ごみの区分、あるいは契約している回収業者に事前に確認しておきましょう。

一度に出しきれない場合は、乾燥させてかさを減らしてから分けて出す方法もあります。
一時保管をする場合は、生の笹は湿気でカビが出やすいため、風通しのよい日陰に置いてください。

短冊には名前などの個人情報が含まれているため、そのまま外から見える状態で置かないように注意してください。

 

イベントで集まった短冊は、神社へ奉納(お焚き上げ)がおすすめ

短冊には、書いた人の願いや想いが込められています。

七夕イベントでせっかく集めた短冊を、ゴミとして処分するが憚られる場合は、神社への奉納(お焚き上げ)をおすすめします。

多くの神社では、団体・法人向けに「短冊奉納」を受け付けており、数千円〜3万円程度で短冊を持ち込み、ご祈祷・お焚き上げを依頼できます。

短冊を神社にきちんと奉納することで、参加者にとっての安心材料になり、イベント自体のPR・ブランディングにもつながります。

当日は、納めて終わりにせず、担当者がご社殿にお参りをしてから帰るのが丁寧な形です。参加者に代わり参拝してきた、という一言を添えられると、報告にも実感がこもります。

 

短冊奉納を受け付けている神社が見つからない場合や、コストを抑えたい場合は、郵送でいつでもお焚き上げを依頼できる「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。

合同供養1回 1,980円〜
家からお品を送るだけ

 

川に流す「七夕送り」は今もできる?

かつて日本各地には、短冊に書いた願いと、身についた穢れをあわせて水に託し、天へ送り出す「七夕送り」「七夕流し」という風習がありました。

しかし、現在は個人が笹や短冊を川に流すことはできません。

河川法や廃棄物処理法に触れる可能性があるほか、紙やプラスチックが下流に堆積すれば環境への負荷にもなります。
海に流す場合も同様です。「昔からの風習だから」という理由で行うことは避けてください。

一方で、地域の伝統行事として、自治体や漁協の許可のもとで七夕送りを続けている場所もあります。

その場合は主催者が回収まで行う形で運営されていますので、参加を希望される方はお住まいの地域の行事情報をご確認ください。

 

七夕飾り・処分に関するよくある質問

七夕の笹は終わったらどうすればいいですか?

短冊や飾りを外したうえで、可燃ごみとして処分するのが一般的です。

自治体によっては「草木・剪定枝」や「粗大ごみ」の扱いになりますので、区分をご確認ください。造花の笹であれば、保管して翌年も使うことができます。

笹はそのままごみに出せますか? 切る必要はありますか?

多くの自治体では、指定のごみ袋に入る長さに切る必要があります。目安は30〜50cm程度です。

太い竹はのこぎりが必要になりますので、けがのないよう軍手を着けて作業してください。長いまま出せる地域や、粗大ごみとして受け付けている地域もあります。

短冊を川に流してもいいですか?

個人が流すことはできません。

河川法や環境保全の観点から禁止されており、不法投棄とみなされる可能性があります。自治体などの許可を得て行われている地域の七夕送り行事に参加する場合を除き、流すことは避けてください。

願い事が書かれた短冊をごみに出すのは失礼になりませんか?

失礼にはあたりません。白い紙や半紙に包み、感謝を伝えてから出すという手順を踏めば、ご自宅で処分して差し支えありません。

どうしても気持ちが落ち着かない場合は、神社への奉納をご検討ください。

短冊は記念に取っておいてもいいですか?

必ずしも処分する必要はなく、保管しておいても問題はありません。

お子さまの成長の記録として、写真に撮って残す、作品ファイルやアルバムに保管するといった方法があります。

保育園や施設でたくさん出た短冊はどう処分すればよいですか?

素材ごとに仕分けたうえで、事業系ごみの区分に従って処分するのが基本です。

名前入りの短冊を可燃ごみに出すことに抵抗がある場合は、まとめて神社への奉納をおすすめします。