人形を手放したくても、ゴミとして捨てるのは誰しも気がひけるものです。
特に思い入れのある人形は神社やお寺で「人形供養」してもらうことで、気持ち良く手放すことができます。
本記事では、和歌山県・奈良県で人形供養を検討している方に向けて、県内で人形供養を受け付けている神社とお寺、人形供養祭、感謝祭の開催情報をご紹介します。
特に、「雛祭り発祥の地」として知られる淡嶋神社(和歌山県)では、人形供養で寄せられた雛人形を小舟に乗せて海に流す「雛流し」という、全国的にも珍しい行事が開催されています。
人形を罪悪感なく手放したい、という方はぜひ参考にしてみてください。
近くに人形供養を依頼できる神社・お寺がない!
でも、一日も早く人形を手放したい…
そんな方におすすめなのが、「神社のお焚き上げ」サービスです。
神社のお焚き上げなら、人形を箱に詰めて神社に送るだけ。
日本三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社で、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
✅ ガラスケースなど不燃物も受付可能
✅ 人形以外も受付可能
✅ クレジットカード、オンライン決済可
寺社への持ち込みが面倒な方、今すぐ人形を手放したい方はぜひ活用してみてください。
和歌山・奈良の人形供養・感謝祭 開催情報
「人形供養・雛流し」淡嶋神社
和歌山県和歌山市に位置する淡嶋神社は、全国各地にある淡島神社・粟島神社・淡路神社の総本山として古くから信仰を集めています。
一寸法師として知られる「少彦名命(スクナヒコナノミコト)」と、大国主命とも呼ばれる「大己貴命(オオナムジノミコト)」をお祀りし、特に安産・子授けといった女性にまつわる願い事に対して霊剣あらかたな神社です。
また「雛祭り発祥の地」でもあることから、人形供養を目的に全国から多くの参拝者が訪れます。
毎年、3月3日のひな祭りの日には、雛人形と願い事を書いた形代(かたしろ)を3隻の白木の船に乗せて海に流す「雛流し」という行事が開催されます。
「雛流し」は、中国から伝わった禊(=みそぎ。川や海の水でからだを洗い清めること)信仰と、江戸時代に流行した「すべての流し雛は加太の淡嶋神社に流れ着く」という淡島信仰が結びつき、現在の雛流しの形になったと言われています。
開催日時 | 雛流し:3月3日 12:00〜 人形供養は随時開催(立会不可) |
受付方法 / 日時 | 持ち込み / 9〜16時 ※郵送不可 ※仏滅の日すべて、12/20~1/3 、2/20~3/3は受付不可 |
供養料 | お気持ち程度 専用ケース1箱 / 1,000円程度 |
注意点 | 雛流しは恒例行事であり、これまでに奉納された雛人形を供養します ガラスや箱類は受け付けていません |
淡嶋神社
住所:〒640-0103 和歌山県和歌山市加太118
公式HP:https://www.kada.jp/awashima/
「人形供養法要」正暦寺
正暦寺は、奈良県奈良市東南の山間部にある真言宗のお寺です。
992年(正暦3)に建立されましたが、1180年に起こった平重衡の「南都焼き討ち」によって全山が燃え、一時期は廃寺となっていました。
現在のお寺は1218に再建されたものですが、江戸時代以降勢いが衰えたこともあり、福寿院客殿と本堂・鐘楼のみが残っています。
正暦寺では、年間を通して人形供養を受け付けており、受付後すぐに供養が行われます(秋季特別公開期間を除く)。
また、1年の間に納められた人形の総供養として、毎年3月9日に「人形供養法要」を開催しています。
開催日時 | 3月9日 14:00〜15:30 ※持ち込み・郵送は年中受付 |
受付方法 / 日時 | 持ち込み・郵送 / 午前9時~午後3時 |
供養料 | 1口(段ボール1箱もしくは45〜60Lのビニール袋1袋) / 5,000円 |
注意点 | 段ボールのサイズは、縦×横×高さの合計が150cm程度まで 郵送の場合は、郵送後5日以内に郵便振替にて供養料を支払う必要があります 拝観料として別途大人500円、小人(小学生のみ)200円がかかります |
正暦寺
住所:〒630-8413 奈良県奈良市菩提山町157
公式HP:https://shoryakuji.jp/index.html
「人形供養祭」郡山八幡神社
郡山八幡神社は、奈良県大和郡山市に位置する歴史情緒のある神社です。
その歴史は古く、室町時代の文献にも納められています。
七五三や御祈祷はもちろん人形供養も行なっており、毎年2月に開催する節分祭・御火焚き祭の日に合わせて、1年を通して寄せられた人形をお焚き上げしています。
開催日時 | 毎年2月3日前後 |
受付方法 / 日時 | お問合せください |
供養料 | お問合せください |
注意点 | お問合せください |
郡山八幡神社
住所:〒639-1134 奈良県大和郡山市柳4-25
公式HP:https://kooriyamahatimanjinjya.com/
人形を送るだけ「神社のお焚き上げ」がおすすめ
今すぐ人形供養を依頼したいけれど、近隣に対応する神社がない場合や人形供養祭への持ち込みが難しい方におすすめなのが「神社のお焚き上げ」サービスです。
日本三大稲荷の一つ数えられる祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)では、郵送での人形供養を通年で受け付けており、スマホから専用の「お焚き上げキット」を購入し、人形を箱に詰めて神社に送るだけで、最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしてもらうことができます。
申し込み、供養の手順は以下の通り。
- サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- 箱に人形を詰めて神社に送る
- 祐徳稲荷神社で供養・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ終了後「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」が届く
送料は神社が負担してくれるほか、支払い時にはクレジットカード、Amazon Payなどのオンライン決済が利用可能。
お焚き上げキットは物の種類やサイズに応じて様々なタイプがあり、人形供養には専用の「人形供養キット」(14,900円〜)がおすすめです。
人形類専用のキットとなっており、3辺の合計が200cm以内であれば、箱にいくつでも人形・ぬいぐるみを入れて送ることができます。
こちらのキットは「人形類専用」のため、人形・ぬいぐるみ以外の物も依頼する場合は「ボックスタイプ」のキット(7,480円〜)がおすすめです。
いずれも個数制限はなく、規定サイズ内であればいくつでも供養を依頼できます。
多くの神社・お寺では不燃物は対象外となっており、事前に分別してから持ち込む必要がありますが、「神社のお焚き上げ」サービスでは不燃物も受け付けているので、雛壇や屏風、道具類をまとめて送れるのも嬉しいポイントです。
人形供養を検討している方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスを活用してみてください。
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