恋人・夫婦に限らず、友人、家族、職場など、人生誰しも人間関係に思い悩むことがあるでしょう。
心から縁を切りたい人、物がある方に試して欲しいのが「縁切り祈願」です。
縁切り祈願は、人間関係だけでなく、ケガ・病気、アルコール依存・ギャンブル依存などの悪癖・悪習など、様々な悪縁を払ってくれると言われています。
大阪府内には、縁切り祈願を行なっている鎌八幡(円珠庵)をはじめ、鴫野神社、高津宮など、縁切り・縁結びのご利益で有名な神社・お寺があります。
本記事では、大阪府内で縁切り祈願を検討している方に向けて、県内の最強縁切りスポットを詳しくご紹介します。
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鎌八幡(円珠庵)|大阪市天王寺区
「鎌八幡」の愛称で知られる円珠庵は、真言宗豊山派の寺院です。
境内にある榎の御神木は、古くから霊験あらたかな霊木として有名で、ご神木に向かい「鎌八幡大菩薩」と唱えながら鎌を付き刺すという独特の祈願方法が生まれ、次第に「鎌八幡」と称されるようになりました。
1614年大坂冬の陣の際には、真田幸村が戦勝を祈願しご神木に鎌を打ち込んだと言われており、真田丸の戦いで徳川方に勝利した幸村は、そのお礼としてご神木の祠を建て替え、それ以降は、必勝祈願のご利益が評判になりました。
江戸時代以降は真言宗の祈祷と結び付き、現在の「悪縁を断つ鎌八幡」として知られるようになり、現在も、悪縁や悪い因縁・悪霊・病気などの悪縁を断つ御祈祷をしていただけます。
連続祈祷と呼ばれる合同祈祷と、参列可能な一般祈祷と特別祈祷があり、ご神木に鎌を打ちこむのは特別祈祷のみとなっています。
一般祈祷と特別祈祷は1ヶ月連続での祈祷となります。
御神木の正面にある絵馬堂には「縁切りの絵馬」を奉納できるほか、授与所では縁切りのお守りを授与しています。
● 縁切り祈願/祈祷
開催日時 | 随時 |
受付方法 / 日時 | 祈祷は前日までの電話予約:9:00~17:00 郵送での受付も可 |
祈祷料 | 縁切り祈祷お布施:相場5000円~5万円 |
注意事項 |
|
鎌八幡(円珠庵)
住所:〒543-0018 大阪府大阪市天王寺区空清町4-2
公式HP:https://kamahachiman.sakura.ne.jp/
鴫野神社(生國魂神社内)|大阪市天王寺区
「いくたまさん」の愛称で知られる生國魂神社は、2700年の歴史がある大阪最古の神社です。
鴫野(しぎの)神社は、生国魂神社の境内にある11摂末社のうちの一つで、豊臣秀吉の側室、淀君ゆかりの神社として知られます。
鴫野神社はかつて大阪城の東側に「鴫野の弁天社」と称し祀られ、淀姫が足繁く通っていたと伝えられています。
市寸島比賣神・大宮賣神・淀姫神の3女神を御祭神としてお祀りしており、心願成就と縁結び・縁切りのご利益がある女性の守護神として信仰されています。
鴫野神社には、「心」という漢字に錠前がかけられているデザインの提灯があり、同じデザインがあしらわれた「心願絵馬」は、良縁結び・悪縁切り専用の絵馬となっています。
この絵馬に数え年と干支、性別のみを記し、心願は秘めごととして書かず、御神前で願いごとを固く心に誓って祈念することで、縁切り(または縁結び)の祈願ができます。
社殿の裏にある巨大な御神木には幸運を招く白蛇が住んでいるといわれ、縁結び・悪縁切り・心願成就などさまざまな願いを叶えてくれるパワースポットとして例年多くの女性が訪れます。
鴫野神社(生國魂神社内)
住所:〒543-0071 大阪府大阪市天王寺区生玉町13-9
公式HP:https://ikutamajinja.jp/
持明院|大阪市天王寺区
持明院は、生國魂神社の表参道添いにある真言宗の寺院です。
境内には、縁切りの神様である橋姫大明神と、縁結びの神様である卯の日大明神、商売繁盛のお稲荷様・二十日大明神の3柱の神々をお祀りしています。
縁切りの神様である橋姫大明神は、宇治の橋姫神社から勧請されました。
持明院は特に男女の縁切りに効果があるとされ、江戸時代の書物『浪華百事談』には、持明院には「縁切り厠」があり、そこで縁切り祈願をすると悪縁が切れるとして多くの人々が足を運んだ。という記述があります。(現在は使用不可)
参拝手順としては、まず橋姫大明神に縁切りを祈願し、続いて卯之日大明神に良縁を祈願するのが良いと言われています。
密印山 持明院
住所:〒543-0071 大阪府大阪市天王寺区生玉町2−15
公式HP:https://noukotsu.co.jp/jiin/jimyoin_5430071.html
高津宮(高津神社)|大阪市中央区
高津宮(こうづぐう)は、難波高津宮に遷都した第16代仁徳天皇を御祭神として祀る神社です。
866年に清和天皇の勅命により旧難波高津宮の遺跡が探索され、その地に社殿を築いて仁徳天皇を祀ったのが始まりとされています。
境内は緑豊かな高台にあり、本殿までへは4つの坂(石段)があります。
境内の北西側、摂社の比売古曽神社のそばにある西坂は、明治初期まで、3回半折れ曲がった(三下り半)の形状をしていたため、「縁切り坂」と呼ばれていました。
芸妓が嫌な旦那と縁を絶つため日参したという言い伝えがあり、現在も悪縁を絶つ坂として知られています。
明治後期に境内の南北に作られた階段は「相合坂」と呼ばれ、南から伸びる「女坂」、北からひと曲がりする「男坂」から成ります。
男女が両側から同時にのぼりはじめ、頂点でぴったり出会うと2人の相性が良いと言われ、「縁結びの坂」としてカップルに人気を集めています。
縁切り・縁結びに効果的な参拝順路は以下の通りです。
- 最初に本殿をお参りする
- 西坂(縁切り坂)を下る
- 相合坂を、男性は南から、女性は北から上る
- 再び本殿で再度お参りする
縁切りの祈祷は行なっていませんが、授与所では縁切りのお守りが授与しています。
高津宮
住所:〒542-0072 大阪府大阪市中央区高津1丁目1-29
公式HP:https://kouzu.or.jp/
立聞社(住吉大社内)|大阪市住吉区
住吉大社は1800年以上の歴史を持つ古社で、全国に約2300社ある住吉神社の総本社です。
立聞社は住吉大社の境内にある末社の1つで、天児屋根命をお祀りしています。
天児屋根命は、人と人との仲をとりもつ神様であることから、人間関係だけでなく、たばこ・酒などの悪癖との縁を断つご利益があるとされています。
また、授与所で販売されている「決意守」という木札のお守りは、縁切りの効果があると言われています。
決意守を使った縁切り祈願の手順は以下の通りです。
- 授与所で決意守をいただく
- 参拝日と氏名を木札に記入する
- 御神木の楠の木に願い(決意)を伝える
- 立聞社の前で木札を縦半分に割り、日付と氏名が書いてあるものは奉納し、もう半分はお守りとして持ち帰る
毎年2月1日には「立聞社例祭」が行われ、この日に参拝するとさらにご利益がアップすると言われています。
立聞社 住吉大社末社
住所:〒558-0045 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9
公式HP:https://sumiyoshitaisha.net/
白山神社|大阪市城東区
白山神社は菊理媛神を御祭神としてお祀りする神社です。
創建は明らかになっていませんが、古くから「白山権現」と称され、家族や友人関係など全ての人々の仲を守る和の守護神として信仰を集めてきました。
菊理媛神(ククリヒメ)は『日本書紀』に登場する女神の一人で、国生みを行った夫婦神の伊邪那岐神(イザナギ)と伊邪那美命(イザナミ)が黄泉の別れに臨もうとしたときに二人を仲裁する役割を担ったことから「縁結びの神様」として知られています。
また、菊理媛神は「くくり」というその名前から、「括る」につながり、人や物事との縁を司る神様として知られています。
しかし一方で、菊理媛神の仲裁の甲斐なく伊邪那岐神と伊邪那美命は別々の道を歩むことになったことから、「縁切りの神様」としても知られており、穏便な別れを望む人々が例年多く訪れる縁切りスポットとなっています。
白山神社
住所:〒536-0024 大阪府大阪市城東区中浜2丁目3-15
大阪市 公式HP:https://www.city.osaka.lg.jp/joto/page/0000000733.html
姫嶋神社|大阪市西淀川区
姫嶋神社は、阿迦留姫命(アカルヒメノミコト)を後祭神としてお祀りする神社です。
「やりなおし神社」とも称され、縁切りだけではなく、新たなスタートを切りたいと願う人々が例年多く訪れます。
姫嶋神社がやり直し神社と言われる所以は、阿迦留姫命にまつわる伝承が元となっています。
赤い玉から生まれた美しい阿迦留姫命は、新羅(朝鮮半島)の王子、天之日矛(アメノヒボコ)の妻となり、美味しい料理を作るなど献身的に尽くしましたが、王子は慢心を起こし妻を罵る生活を送っていました。
夫に罵られる生活に耐えられなくなった阿迦留姫命は、日本に逃避行し現在の姫嶋神社に留まり、女性たちに機織りや裁縫、焼き物や楽器を教えたと言われています。
そうした所以から、姫嶋神社は「決断と行動の神様」として女性の信仰を集めるようになりました。
境内には、神武天皇を遥拝する石の碑があります。
「はじまりの碑」と呼ばれるこの石碑は、新たな出発が順風満帆に進むように願う祈願所となっており、授与所で販売している「断ち玉」と「帆立絵馬」を使って祈願することができます。
祈願の手順は以下の通りです。
- 御本殿で阿迦留姫命にお参りする
- 授与所で帆立絵馬と断ち玉をいただく
- 帆立絵馬に「夢や目標・期限」を書く
- 夢や目標を叶えるために、断ち切らなければならないことを断ち玉に向かって念じる
- 断ち玉を「はじまりの碑」の穴に通るまで投げる
- 帆立絵馬を掛ける
姫嶋神社では縁切り祈願は行なっていませんが、心願成就や各種ご利益を祈願する「やりなおし祈祷」をしていただけます。
● やりなおし祈祷
開催日時 | やり直し祈祷:毎月1日 10:00~15:00、1時間毎 |
受付方法 / 日時 | 前日までに電話で申し込み |
初穂料 | 個人は10,000円~ |
注意事項 | – |
姫嶋神社
住所:〒555-0033 大阪府大阪市西淀川区姫島4丁目14−2
公式HP:https://himejimajinja.wixsite.com/himejimajinja
石切劔箭神社|東大阪市東石切町
「石切さん」の愛称で親しまれている石切劔箭神社は、生駒山の麓に鎮座する古社です。
創建は2700年前に遡り、古代の豪族・物部氏の祖先神として、饒速日尊と可美真手命の二柱をお祀りしています。
御祭神の饒速日尊は、天照大神の孫で、神々が住む高天原から降臨する際、天照大神から人々を治め、身と心の病を癒す霊力を備えた「十種の瑞宝」を授かりました。
また饒速日尊は「布都御魂剣」と、天孫であることを証明する「天羽々矢」を携えて降臨したとされ、そのため境内にある絵馬殿の屋根上には「剣」と「矢」が天に向かって立っています。
石切劔箭の社名には、御祭神の御神徳・御神威が強固な岩をも切り裂く剣、石を貫き通す矢のように偉大であるという意味が込めれています。
石が切れる程の強い剣にちなんで、悪縁切りのご利益で知られるようになり、特に病気の悪縁を断ち切る病気平癒の神様として信仰されるようになりました。
次第に、鋭い刃物のような威力で腫れ物を治してくれると信じられ、「でんぼ(関西弁で腫れ物の意)の神様」と称されるようになり、「がん封じの神」として全国から参拝者が訪れるようになります。
石切劔箭神社では、境内にあるお百度紐を持ち、本殿前と神社の入口にある百度石の間を行き来することで「お百度参り」をすることができます。
縁切りのお守りはありませんが、「なで守り」という紙でできた特別なお守りを授与しており、以下の手順で病気平癒のご利益を授かることができます。
- 「石切大神」と何回も唱えながらお守りで患部を撫でる
- お守りの中に入っている米を毎朝一粒ずつ、その日初めて飲む水で頂く
- 1.2を毎日一週間行った後、都合の良い日に参拝の上、お守りを納札所へ納める
石切劔箭神社
住所:〒579-8011大阪府東大阪市東石切町1丁目1-1
公式HP:https://www.ishikiri.or.jp//
出雲大社 大阪分祠|堺市
「初芝さん」の愛称で親しまれている出雲大社大阪分詞は、出雲大社(島根県)から御分霊を勧請しお祀りしている分祠です。
出雲大社大阪分詞では縁結びの神様である大国主命とは別に、大阪分祠となる前から火之迦倶槌神をお祀りしており、縁切りのご利益は火之迦倶槌神に由来しています。
火の神として知られる火之迦倶槌神は、悪因縁を断ち切るご利益があるとされ、火之迦倶槌神に縁切りを祈願したのち、大国主命に良縁を祈願することで、良い縁が得られると言われています。
授与所では悪因縁解除のお守りを授与しています。
出雲大社 大阪分祠
住所:〒599-8114 大阪府堺市東区日置荘西町7丁1−1
公式HP:https://www.izumotaisya-oosakabunshi.com/
人、モノとの縁を切りたいときは「お焚き上げ」がおすすめ
大阪の縁切りスポットをご紹介してきましたが、これから縁切り祈願に行かれる方、すでに祈願をされた方の中には、
- 写真、アルバム
- 指輪
- 手紙
- プレゼントとしてもらった物
など、縁を切った相手との思い出の品を処分できず、お困りの方も多くいらっしゃるかと思います。
特別な思い出がある物ほど、ゴミとして捨てることができず、お困りの方も少なくありません。
そんな時には、神社やお寺に「お焚き上げ」を依頼することをおすすめします。
お焚き上げとは、遺品や思い入れのある品を神社・お寺で供養していただき、火で燃やすことで天にお還しする日本の伝統的な宗教儀式です。
日本では古来から「古い物には魂が宿る」と考えられており、お守り・御札以外にも様々な物の供養を受け付けている神社・お寺が全国にあります。
思い出の品を供養し、炎とともに浄化していただくことで、縁を切った相手への罪悪感や未練、トラウマを断ち切り、未来に向かって進むことができます。
お品を送るだけ!「神社のお焚き上げ」サービス
- 近くにお焚き上げしてもらえる神社・お寺がない
- 思い出の品をお焚き上げしたい
という方におすすめなのが、佐賀県にある祐徳稲荷神社が行っている「神社のお焚き上げ」サービスです。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)では、全国からお焚き上げを随時受け付けており、サイトから「お焚き上げキット」を注文し、思い出の品を送るだけ。
最短1.5ヶ月でお焚き上げしてもらうことができます。
「神社のお焚き上げ」サービスの利用方法は以下の通り。
- 公式サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- キットが自宅に届く
- 封筒(または箱)に思い出の品を入れて送る
- 神社でご祈祷・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」が届く(証明書は郵送も可)
お焚き上げキットは物の種類やサイズに応じて様々なタイプがあり、写真や手紙など小さめの物であれば、「レタータイプ」のキットで1,980円税込〜依頼可能です。
アルバム・服・ぬいぐるみなど、大きめの物をお焚き上げしたい方には、「ボックスタイプ」のキット(7,480円税込〜)がおすすめです。
いずれのキットも個数制限はなく、規定サイズ内であれば何点でも送ることができるので、お守りや御札など、他にもお焚き上げしたいものがあれば一緒に送りましょう。
多くの寺社では不燃性の物は受け付けていないところがほとんどですが、「神社のお焚き上げ」サービスでは、金属・プラスチックなどの不燃物も受け付けており、指輪・時計などの貴金属、写真立てなどのプラスチック製品をそのまま送れるのも嬉しいポイントです。
※不燃物はご祈祷後、産業廃棄物として処分されます
思い出の品を処分できず、お困りの方はぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
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