京都で初詣に出掛けようとすると、あまりにもたくさんの寺社が多くあり、どこに行くか迷ってしまうのではないでしょうか?
京都では、新年を迎える京都の風物詩「をけら詣り」で有名な八坂神社、終夜万燈の厳かな初詣のできる平安神宮、商売繫盛の神様「えびっさん」と親しまれる京都ゑびす神社、八幡御神矢の力で厄除けが有名な石清水八幡宮、御神酒が振る舞われることで知られるお酒の神様・松尾大社など、いろいろな特徴のある初詣を楽しむことができます。
この記事では、京都にあるたくさんの寺社から、初詣に特に人気のある寺社や穴場の寺社を取り上げ、その由緒、縁起、そして初詣の行事や縁起物をご紹介します。
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京都府内の初詣来場者数ランキング
| 1位 | 伏見稲荷大社 | 約250万人 |
| 2位 | 八坂神社 | 約100万人 |
| 3位 | 京都ゑびす神社 | 約100万人 |
| 4位 | 北野天満宮 | 約60万人 |
| 5位 | 平安神宮 | 約50万人 |
初詣で人気!京都の神社・お寺
八坂神社|京都市東山区祇園町

京都で初詣といえば、八坂神社です。 八坂神社は656年にあらゆる災いを祓う神様・素戔嗚尊を祀ったのが起源とされる古社です。
疫病除け・厄除けの神様として信仰される祇園信仰の総本社で古くから「祇園さん」と親しまれ、祇園の芸舞妓さんたちもお詣りに訪れます。 八坂神社は厄除けの他にも縁結び、美容、開運のご利益で知られています。
八坂神社では、12月31日の午後7時半頃から元旦の早朝5時頃まで新年を迎える京都の風物詩「をけら詣り」が行われます。
大晦日の除夜祭で「をけら灯籠」に灯され、白朮(をけら)の欠片と人々の願いを記した「をけら木」とともに夜を徹して焚きあげられた御神火「をけら火」を、参拝者が火縄に移してくるくる回しながら持ち帰る年越し祭事です。
持ち帰った浄火を神棚の灯明につけ、その火を使ったお雑煮炊きを食べると1年の無病息災が叶うといわれています。
1月1日午前5時から、本殿にて一年間の安泰を祈願する白朮祭の神事が厳かに行われます。
1月3日には午前9時より金剛流・観世流各家元による能の奉納、午後1時より、平安装束を纏った童子、童女、かるた姫による「かるた始め式」と新年の恒例行事が催されます。
正月の授与品として、掛け火縄、干支一刀彫、干支土鈴、御神矢、ご神紋を金箔押しした限定紙朱印が授与されます。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | 100万人(例年) |
| 主な行事/イベント | をけら詣り:12月31日 19:30頃~1日5:00頃 白朮祭:1月1日 5:00 元始祭:1月1日 8:00 初能奉納(金剛・観世流隔年奉仕) : 1月3日 9:00~ (能舞台) かるた始め式:1月3日 13:00~ |
| 駐車場の有無 | なし |
| 注意事項 | 12月31日夜(23時頃)~1月1日早朝(4時頃)まで、八坂神社周辺の道路が車両通行止め(歩行者専用)になります。 |
八坂神社
住所:京都府京都市東山区祇園町北側625
公式HP:https://www.yasaka-jinja.or.jp/
平安神宮|京都市左京区岡崎

平安神宮は、桓武天皇と孝明天皇を御祭神とし平安遷都1100年を記念して明治28年(1895年)に創建されました。 当時の平安京大内裏の朝堂院を再現した鮮やかな朱色の社殿が雅やかな神宮です。
大晦日から元旦にかけて終夜開門し、境内の全ての燈籠に火が灯される「終夜万燈」の中、厳かで華やかな雰囲気の中で始まる初詣に大勢の参拝客が訪れます。
開運招福、厄除け、家内安全、学業成就、商売繁盛、縁結びなど幅広いご利益があります。正月限定で神矢や干支一刀彫、紅白干支守などの特別縁起物が数多く用意さています。
参道には多くの屋台が並ぶ賑やかな初詣が楽しめます。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | 50万人(例年) |
| 主な行事/イベント | 歳旦祭:1月1日 6:00 元始祭:1月3日 8:00 |
| 駐車場の有無 | なし |
| 注意事項 | 例年周辺道路では交通規制あり |
平安神宮
住所:京都府京都市左京区岡崎西天王町97
公式HP:https://www.heianjingu.or.jp/
下鴨神社(賀茂御祖神社)|京都市左京区下鴨

下鴨神社は、紀元前660年頃の創建とされる京都で最古の神社の1つです。正式名称は、賀茂御祖神社ですが、鴨川の下流に祀られているお社というところから下鴨神社としてよく知られています。
世界遺産にも登録されている桧皮葺の優雅な社殿と「糺の森」と呼ばれる広大な古代の森が境内を囲む自然豊かな神社です。
ご祭神は、古代の京都を開いた、京都の守護神の賀茂建角身命、そして縁結び、子育ての神様の玉依媛命です。厄除け、五穀豊穣、美、縁結び、家内安全、延命長寿、子宝、子育て、交通安全など様々なご利益があります。
正月神事の一つとして1月4日に平安貴族の遊び「蹴鞠」を奉納する「蹴鞠はじめ」、小正月にあたる1月15日に小豆粥で一年の邪気を祓う「御粥祭」が催され、正月期間限定の干支朱印、干支みくじ、干支丹塗矢が授与されます。
下鴨神社では、あまり混雑のない初詣を楽しむことができます。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | 5万人(例年) |
| 主な行事/イベント | 歳旦祭:1月1日 9:00 蹴鞠初め:1月4日 13:30 年賀祭:1月5日 15:00 初えと祭(初巳): 1月8日 11:00 御粥祭 : 1月15日 10:00 |
| 駐車場の有無 | あり(300台、正月期間中は特別料金) |
| 注意事項 | 1月1日~4日は境内南側に臨時駐車場を開設 |
下鴨神社(賀茂御祖神社)
住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
公式HP:https://www.shimogamo-jinja.or.jp/
貴船神社|京都市左京区鞍馬

貴船神社は、京都の奥座敷「貴船」の山峡に鎮座する1,300年以上も前に創建された古社です。全国に2,000社ある水神の総本宮で水を司る龍神・高龗神を祀っています。
貴船川は賀茂川の源流にあたり、また御所の真北に鎮座することから、「京都の水源を守る神」と崇められ歴代の朝廷から大切にされてきました。
御利益は運気隆昌、縁結び、諸願成就です。平安時代の女流歌人・和泉式部が復縁祈願のため参詣し願いが叶えられた所以から縁結びの神としても知られています。
お正月限定で、1月末まで、物事が滞りなく円滑に進むように」という願いが込められた水守がついた丹塗りの鏑矢「水蓬莱」が授与されます。
市街地から離れていますが、三が日は比較的参拝客が少ないため、ゆっくりと参拝できます。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | 1.5 万人(例年) |
| 主な行事/イベント | 歳旦祭:1月1日 8:00 若菜神事:1月7日 11:00 御粥祭 : 1月10日 10:00 |
| 駐車場の有無 | あり(18台、有料) |
| 注意事項 | – |
貴船神社
住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
公式HP:https://kifunejinja.jp/
上賀茂神社(賀茂別雷神社)|京都市北区上賀茂

上賀茂神社は、北区にある677年創建の京都で最も古い神社の1つです。正式名は、賀茂別雷神社です。
賀茂氏の氏神として祀られたのが始まりで、平安遷都の際に皇城鎮護の社となり、以来皇室の崇敬を集めてきました。
上賀茂神社は、神武天皇の御代に本殿から北北西に位置する神山に降臨された「賀茂別雷大神」を御祭神とし、雷を裂くほどに強い力で災いを払い除けて運を開いて下さる厄除・災難除け・必勝の神として信仰されています。
境内全体が世界文化遺産に認定され、境内には2棟の国宝と41棟の重要文化財が点在しています。
上賀茂神社では正月飾りとして中門上に宝船が飾られます。幸運を呼ぶ縁起物で、宝船の下をくぐると一年を健やかに過ごせると言われています。
正月三が日は、二の鳥居前で、無病息災を願い大釜で炊かれた大根の振る舞い「大根焚き」が行われることで知られています。
1月5日の4時半からは、舞楽が奉納され、また、年始めに白馬を見ると1年の邪気が祓われるという故事に則っり、1月7日には白馬奏覧神事が斎行され、また七草粥の振る舞いがあります。1月14日は、御棚会神事、1月15日には御粥神事、16日は鬼の的を射抜いて魔除け・除災を祈念する武射神事とたくさんの新年の行事があります。
元旦~7日は通常入る事の出来ない本殿前で参拝ができ、また巫女による賀茂の舞の奉奏がついた本殿特別祈祷が斎行されます。
縁起物として、丹塗りの矢(幸運の当り矢)、干支土鈴、正月限定の御朱印が授与されます。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | 8万人(例年) |
| 主な行事/イベント | 歳旦祭:1月1日 5:00 新年竟宴祭:1月5日 9:00 舞楽奉納:1月5日 16:30白馬奏覧神事:1月7日 11:00御棚会神事:1月14日 14:00 御粥神事 : 1月15日 10:00 武射神事:1月16日 10:30 |
| 駐車場の有無 | あり(正月期間中の特別料金) |
| 注意事項 | – |
賀茂別雷神社(上賀茂神社)
住所:京都府京都市北区上賀茂本山339
公式HP:https://www.kamigamojinja.jp/
車折神社|京都市右京区嵯峨朝日町

車折神社は、嵐山にある平安時代後期の儒学者・清原頼業公をご祭神として祀る神社です。どのような願い事であれ「約束を違えないこと」を守ってくださる神として信仰されています。
後嵯峨天皇が社前を通った際に牛車のかなえが折れ、「車折大明神」の御神号を賜り、社名になったと伝わっています。
ご利益は、学業成就、商売繁昌、会社隆昌、金運・財運向上・良縁成就、恋愛成就、厄除け、芸能など多岐に渡る「開運神社」として人気があります。
境内社の芸能神社は、芸能・芸術の神様・天宇受売命をお祀りし、多くの芸能人やアーティストが成功祈願や願掛けに訪れる芸能人のパワースポットです。好きなアーティストの名前が書かれている玉垣を目当てに訪れる参拝者も多くいます。
立春の2月4日まで期間限定で起死回生の金運にご利益のある「一陽来復」が授与されます。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | 5万人(例年) |
| 主な行事/イベント | 歳旦祭:1月1日 ~ |
| 駐車場の有無 | あり |
| 注意事項 | – |
車折神社
住所:京都市右京区嵯峨朝日町23番地
公式HP:https://www.kurumazakijinja.or.jp/
仁和寺|京都市右京区御室大内

仁和寺は、平安時代の888年に宇多天皇が創建した真言宗御室派の総本山です。出家後の宇多法皇が入寺したことから、「御室御所」と称され、以後明治維新まで代々皇子皇孫が門跡となり、門跡寺院筆頭として栄えました。
国宝の金堂をはじめ、左右に金剛力士像を安置する二王門、五重塔や経蔵など数多くの堂塔が建ち並び、古都京都の文化財の一部として世界遺産に登録されています。 徒然草の「仁和寺にある法師」の話で登場する神社としても知られています。
厄除け・健康祈願・病気平癒ご利益があり、特に長寿を願う参拝者に人気があります。
毎年1月6日には、宇多天皇を流祖とする華道の御室流の新年を迎えて初めての献華を行う儀式「生初式」が行われます。初詣限定切り絵御朱印が授与されます。
世界遺産の美しい寺院ですが、初詣は比較的混雑しない寺院です。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | – |
| 主な行事/イベント | 修正会:1月1日 (一般参加不可) 御室流華道生初式:1月6日 11:00~ 初祈祷会:1月7日 10:00~ |
| 駐車場の有無 | あり(有料) |
| 注意事項 | – |
仁和寺
住所 京都府京都市右京区御室大内33
公式HP https://ninnaji.jp/
野宮神社|京都市右京区嵯峨野

野宮神社は、嵯峨野の竹林の小径の中にある、「縁結び」や「子宝」の神様として知られる平安時代に建立された古社です。 源氏物語の「賢木の巻」の舞台として登場する、黒木の鳥居があり、境内をじゅうたん苔が覆う美しい神社です。
源氏物語の「賢木の巻」に描写されているように、天皇の代理として伊勢神宮に奉仕する斎王が、伊勢に赴く前に身を清めたた「野宮」に由来する神社です。
「野宮大黒天」は特に縁結びのご利益で知られ、その側にある「お亀石」を撫でると1年で願いが叶うという言い伝えがあり、良縁を求める女性の参拝客で賑わいます。
歳旦祭は、元旦午前0時に執り行われ、地元消防団員が纏をふり一年間の除災と安全を祈願します。三が日は御神酒の振る舞いがあります。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | 5万人(例年) |
| 主な行事/イベント | 歳旦祭:1月1日 0:00~ |
| 駐車場の有無 | なし |
| 注意事項 | – |
野宮神社
住所:京都市右京区嵯峨野宮町1
公式HP:http://www.nonomiya.com/
西院春日神社|京都市右京区西院春日町

西院春日神社は、平安時代の833年に淳和天皇が退位して西院にお移りになった際、奈良の春日四座大神を勧請し、天皇家の守護神とされたことに始まります。
淳和天皇の皇女、崇子内親王の疱瘡が、春日大神様のご威光で快復されため、皇室から病気平癒や災難厄除けの神と崇められるようになりました。ご利益は、厄除け・交通安全・病気平癒です。
元旦の0:00から1:30までは新春招福甘酒が無料でふるまわれ、正午過ぎに、新年餅つきの振る舞いがあります。 また三が日の10:00~16:00の間、厄除開運の御神酒が振る舞われ、7日の若菜祭では、若菜粥の振る舞いがあります。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | 3万人(例年) |
| 主な行事/イベント | 歳旦祭:1月1日 8:00~ 若菜祭:1月7日 |
| 駐車場の有無 | あり ( 10台) |
| 注意事項 | – |
西院春日神社
住所:京都府京都市右京区西院春日町61
公式HP: http://www.kasuga.or.jp/
伏見稲荷大社|京都市伏見区

伏見稲荷大社は、711年創建とされる全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮です。
本殿背後から奥社奉拝所にかけて鮮やかな朱色の鳥居が連なる神秘的な「千本鳥居」は世界的に有名で多くの観光客が訪れます。
商売繁昌や五穀豊穣の神・稲荷大神をお祀りする伏見稲荷大社に、商売繁盛のご利益を求めて、京都で一番が多い250万人の初詣客が訪れます。
商売繁昌や五穀豊穣のほかにも、安産、家内安全、万病平癒、学業成就などのご利益を授かれると信仰されています。
新春の特別な縁起物として、福が重なるようにと、開運の絵馬、除災招福の守矢、繁栄の「しるしの杉」、五穀豊穣の稲穂の4つがセットとなった「福かさね」が用意されます。
参道には、さまざまな屋台が出店して、賑わいます。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | 250万人(例年) |
| 主な行事/イベント | 歳旦祭:1月1日 6:00 大山祭:1月5日 本殿の儀:12:00~、山上の儀:13:30~ (御膳谷祈祷殿) 奉射祭 (御弓始神事) :1月12日 14:00 |
| 駐車場の有無 | あり(12月29日より1月6日迄は境内駐車場を閉鎖) |
| 注意事項 | 例年交通規制あり |
伏見稲荷大社
住所 京都府京都市伏見区深草藪之内町68
公式HP https://inari.jp/
北野天満宮|京都市上京区馬喰町

北野天満宮は、947年創建の学問の神様で知られる菅原道真公を祀る、太宰府天満宮と共に全国約1万2,000社の天満宮・天神社の総本社の1つです。
「北野の天神さま」と呼び親しまれ、入試合格・学業成就・文化芸能などの学問的なご利益だけでなく、災難厄除の神様としても広く信仰されています。
北野天満宮では、毎年1月2日には菅原道真公の御神徳を偲び、書に親しむ人々の技芸の向上を祈願する「筆始祭」が斎行され、続いて2日~4日には、御神前で書初めを行い書道の上達を願う「天満書」が行われます。
他にも1月1日~2日には、池坊献花展、1月3日には神楽殿にて狂言奉納、1月5日は、新春そろばんはじき初めなど様々な新春の行事があります。
正月には北野天満宮の梅の枝のお守り「思いのまま」、無病息災と疫病退散の梅の実「大福梅」、屑蘇、守護縄、祝箸、干支絵馬、干支一刀彫、干支根付、天神矢など様々な縁起物が用意されます。
正月には多くの露店が参道に並びます。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | 60万人(例年) |
| 主な行事/イベント | 歳旦祭:1月1日 6:00 筆始祭:1月2日 6:00 天満書:1月2日 ~4日初天神:1月25日 |
| 駐車場の有無 | あり(300台、有料、1月1日~5日は、参拝者には駐車時間を80分優待) |
| 注意事項 | 例年交通規制あり |
北野天満宮
住所:京都府京都市上京区馬喰町
公式HP:https://kitanotenmangu.or.jp/
晴明神社|京都市上京区晴明町

晴明神社は、平安時代の陰陽師の安倍晴明を祀る神社です。
安倍晴明は、天文暦学から独特の「陰陽道」を確立し、朝廷の祭政に貢献しましたため、晴明が亡くなると、一条天皇はその遺業を賛え、屋敷跡に晴明を祀る神社を1007年に創建しました。
晴明神社は、魔除け・厄除けの神社です。晴明公が考案した魔除け・厄除けの象徴である晴明桔梗印といわれる五芒星のご神紋が随所に見られ、また境内には桔梗が植えられています。
本殿横には古来より邪気を祓う力があるといわれている桃の形をした「厄除桃」があります。この桃を撫で付けることで厄を落とすことができると言われています。
厄除けのご利益の他に、6代の天皇に仕え数々の功績を残した晴明公にちなんで、仕事運やビジネスの機運のご利益があると言われます。
元旦午前8時からは歳旦祭が行われます。晴明が念力で湧き出させた井戸と伝わる晴明井から汲み上げた若水を神前に供え、四方を拝してその年の国家の安泰を祈願します。
毎年恒例の干支絵馬や干支の置物、神矢、干支が描かれた正月限定の御朱印が授与されます。
「陰陽師」などの小説や映画、ゲームの影響で人気が出て、年々初詣に訪れる人が増えている神社です。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | – |
| 主な行事/イベント | 歳旦祭:1月1日 8:00 |
| 駐車場の有無 | なし |
| 注意事項 | – |
晴明神社
住所:京都府京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル)
公式HP:https://www.seimeijinja.jp/
松尾大社|京都市西京区嵐山
嵐山にある松尾大社は、太古の昔、松尾山の山霊を頂上に近い大杉谷の上部の磐座に祀ったのが起源と言われる古社です。
その後始皇帝の子孫と称する渡来人秦氏一族が尾山の神を氏神として松尾大神信仰し、701年に社殿を設け、平安時代は皇城鎮護の社として、都の守り神として信仰されました。
秦氏が酒造りの技術を持っていたことに由来し、御祭神の大山咋命は、醸造の祖神「松尾さま」として崇敬されるようになり、全国の酒造家や味噌・醤油・酢などの製造業・販売業から崇敬されてきました。
境内には、亀ノ井と呼ばれる霊泉があり、延命長寿・蘇りの水として信仰されています。その元水に加え酒を醸造すれば腐らないという言い伝えがあります。
松尾大社の初詣では、高さ3.2m、横幅 5.5mの巨大絵馬が拝殿に飾られます。
酒の神様ならではの初詣の授与品として、干支の文字を神職が書き上げた干支升で飲む樽御酒、干支ビール、空のお酒の樽が的になっていて弓で射る占い「樽占い」があります。
参道には多くの屋台が出店し賑わいます。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | 25万人(例年) |
| 主な行事/イベント | 歳旦祭:1月1日 6:00 元始祭・干支祝寿祭:1月3日 9:30~ 古神札焼納祭:1月15日 9:30 ~ |
| 駐車場の有無 | あり(100台、正月三ヶ日は交通規制有り。車進入不可) |
| 注意事項 | – |
松尾大社
京都府京都市西京区嵐山宮町3
公式HP:https://www.matsunoo.or.jp/
京都ゑびす神社|京都市東山区大和大路通

京都ゑびす神社は、祇園にある「えべっさん」の名で親しまれる神社です。西宮神社・今宮戎神社と並んで日本三大えびすの1つとされる「十日ゑびす」が有名です。 正式名は、恵美須神社です。
ご利益は、商売繁盛や家運隆昌です。
正月三が日よりも、「十日ゑびす」に訪れる参拝客がはるかに多く、特に会社経営者や自営業の商売をしている方が多く参拝に訪れます。
他にも京都ゑびす神社は、新春「都七福神参り」のゑびす神としても信仰の熱い神様です。
「十日ゑびす」は、1月8日から12日の5日間に渡り斎行され、8日の招福祭、9日の宵ゑびす祭、10日の十日ゑびす大祭(初ゑびす)、11日の残り福祭、12日の撤福祭と続きます。
8日の招福祭では、9時半から東映の女優さんが松竹梅と紅白に飾ったかごに乗りこみ、ゑびすばやしの「商売繁昌でささもってこい」のかけ声勇ましく、太秦の映画村より神社へ参拝する「宝恵かご社参」が催されます。
11日の残り福祭では、舞妓さんの奉仕による福(吉兆)笹の授与があります。また神楽殿では、終日、神楽の奉納が行われます。
縁起物の大宝・福俵・福箕・福熊手・福鯛・宝船・宝来等、そして干支の絵馬が授与されます。 境内をはじめ付近には多くの露店が並び、賑やかです。
| 初詣期間 | 1月1日 日の出~ |
| 参拝者数 | 十日ゑびす大祭:100万人 |
| 主な行事/イベント | 歳旦祭:1月1日 十日ゑびす大祭(初ゑびす):1月8日 ~12日 8日 招福祭 9:00~23:00 9日 宵ゑびす祭 9:00~夜通し開門 10日 十日ゑびす大祭 夜通し開門 11日 残り福祭 ~24:00 12日 撤福祭 9:00~22:00 |
| 駐車場の有無 | なし |
| 注意事項 | 十日ゑびす大祭(初ゑびす)期間中、例年周辺道路で交通規制あり |
京都ゑびす神社(恵美須神社)
住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下ル小松町125
公式HP: http://www.kyoto-ebisu.jp/
清水寺 |京都市東山区清水

「清水の舞台」の美しい景観で世界的に知られる清水寺は、平安京遷都以前の778年からの歴史をもつ滋賀の石山寺や奈良の長谷寺と並ぶ有数の観音霊場です。
「古都京都の文化財」の一部としてユネスコ世界文化遺産に登録されています。
御本尊の「十一面千手観世音菩薩」は、人々を苦難から救うといわれ、無病息災・立身出世・良縁といったご利益があるとされています。また寺の名前の由来でもある音羽の滝のご利益は、延命長寿・恋愛成就・学業成就です。
清水寺の除夜の鐘撞きは、一般方が参加できます。整理券を持った人のみ入山可能で、12月31日の23:45から除夜の鐘が鳴らされます。
元旦より7日間、本堂にて一年間の安寧を祈願する年頭行事の修正会が行われます。 7日には参詣者に無病息災を念じて、額に朱印を押す「牛玉宝印」や「御香水」が授与されます。
| 初詣期間 | 1月1日 6:00~7日 |
| 参拝者数 | 数万人(例年) |
| 主な行事/イベント | 除夜の鐘:12月31日 23:45 ~1月1日 00:30 修正会:1月1日 ~7日 結願法要、牛玉宝印授与:1月7日 |
| 駐車場の有無 | なし |
| 注意事項 | 例年交通規制あり 除夜の鐘の整理券:12月25日に配布 |
音羽山 清水寺
住所:京都府京都市東山区清水1-294
公式HP : https://www.kiyomizudera.or.jp/
石清水八幡宮|八幡市八幡高坊

石清水八幡宮は「やわたの八幡さん」と親しまれる平安時代の860年に創建された京都府南部の八幡市に鎮座する国家鎮護の大社です。日本三大八幡宮の1つに数えられます。
石清水八幡宮は、京都の裏鬼門とも呼ばれる南西の方角にあたる男山山頂に社殿が建立され、都を守護してきました。
御祭神は、応神天皇、比咩大神 、神功皇后の八幡大神です。応神天皇の厄除けのご神徳と都の守護神として、古くから災厄を除ける神様として信仰を集めてきました。
石清水八幡宮は、弓矢の神としても知られ、本殿前には、冬至から正月にかけて高さ8メートルの巨大な弓矢が設置されます。
八幡御神矢は、鎌倉時代の元寇で蒙古軍が白羽の矢の音を台風と勘違いして退散したという伝説に由来し、八幡大神の御神威の象徴として、厄除け開運・必勝祈願の御利益があるとされます。
1月1日から節分までの期間、八幡御神矢を授与した方は、神楽殿にて清祓の神楽舞をご奉仕いただけます。
毎年1月15日から19日までの期間中、厄除開運祈願が執り行われ、期間限定の厄除大祭札が授与され、19日には火で清められた厄除開運餅が授与され、毎年長蛇の列ができます。
| 初詣期間 | 1月1日 0:00~ |
| 参拝者数 | 10万人(例年) |
| 主な行事/イベント | 若水神事:1月1日 3:00~ 歳旦祭:1月1日 5:00~ 元始祭:1月3日 7:30~ 七草祭:1月7日 10:30~ 厄除け大祭:1月15日 9:00~1月19日 17:00 厄除大祭焼納神事:1月19日 10:00 青山祭:1月18日 17:00~ |
| 駐車場の有無 | あり(山上・山麓駐車場:1月1日~3日 駐車不可) |
| 注意事項 | 1月4日・10日・11日・13日・17日・18日・24日・25日 9:00頃~15:00頃、山上車両進入不可、山麓周辺の車両交通規制あり |
石清水八幡宮
住所:京都府八幡市八幡高坊30
公式HP:https://iwashimizu.or.jp
お守り・御札の返納に「神社のお焚き上げ」サービス

- 古いお守り・御札を返納しそびれた
- お正月飾り、しめ縄をお焚き上げしたい
という方におすすめなのが、祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)が行っている「神社のお焚き上げ」サービスです。
「日本三大稲荷」の一つに数えられる祐徳稲荷神社では、郵送でのお焚き上げを通年で受け付けており、公式サイトから「お焚き上げキット」を購入し、お焚き上げしたいものを送るだけ。
最短1.5ヶ月で供養・お焚き上げしていただくことができます。
申し込み・利用手順は以下の通り。
- サイトから「お焚き上げキット」を購入する
- お焚き上げキット(返送用封筒・伝票)が自宅に届く
- お品を封筒(または箱)に入れて送る
- 神社で供養・お焚き上げが行われる
- お焚き上げ完了後、「ご祈祷動画」と「お焚き上げ証明書」がメールで届く(郵送も可)
キットの注文にはクレジットカード、Amazon Payなどオンライン決済が利用でき、送料も全て神社が負担してくれるので、自宅から簡単にお焚き上げを依頼することができます。
「お焚き上げキット」は物の種類・サイズに応じて様々なタイプがあり、A5サイズ以下の小さめのお品であれば、「レタータイプ」のキットで1,980円税込から依頼可能です。
御札やしめ縄、破魔矢など長いお品には「ロングタイプ」のキット(3,980円税込〜)がおすすめです。
神棚・正月飾り・人形・ダルマなど、大きいものをお焚き上げしたい方には、「ボックスタイプ」のキット(7,480円税込〜)がおすすめです。
いずれのキットも個数制限は無く、規定サイズ内であれば何点でも送ることができるので、遺品など他にもお焚き上げしたいものがあれば一緒に送りましょう。
多くの寺社では不燃物は受け付けておらず、事前に分別してから持ち込む必要がありますが、「神社のお焚き上げ」サービスでは、プラスチック・金属・陶器など不燃物も受け付けてもらえるので、分別の手間なくそのまま送れるのも嬉しいポイントです。
お焚き上げしたい物がある方は、ぜひ「神社のお焚き上げ」サービスの利用を検討してみてください。
合同供養1回 1,980円〜
家からお品を送るだけ
料金・手順はこちら



