岩手県は、ユネスコ世界文化遺産に登録された平泉エリアを擁する、東北屈指の歴史・文化の宝庫です。
金色堂で名高い中尊寺や、平安時代の庭園が広がる毛越寺など、奥州藤原氏が築いた仏教文化の遺産が今も訪れる人々を魅了します。
盛岡市内には重要文化財の社殿を持つ盛岡八幡宮や、岩手県名の由来となった伝説の地・三ツ石神社が点在し、城下町ならではの歴史散策が楽しめます。
遠野エリアでは民話の里の神秘的な雰囲気の中、遠野郷八幡宮や縁結びで名高い卯子酉神社が参拝者を迎えてくれます。
奥州市の駒形神社・正法寺・黒石寺など、古代から続く深い信仰の場も数多く残り、御朱印巡りや季節の行事を通じて岩手の豊かな霊場文化をたっぷりとお楽しみください。
岩手県の神社お寺おすすめ人気ランキング
※参拝時間/参拝料/所要時間は実際と異なる場合がございます。各施設の公式HPにて最新情報をご確認ください。
1位
中尊寺|岩手県西磐井郡平泉町
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
※11月4日〜2月末は8:30~16:30
拝観料
高校生700円
小中学生300円
所要時間
住所
アクセス
平泉駅から循環バス「るんるん」で月見坂入口下車
中尊寺の見どころ
12世紀初め、奥州藤原氏の初代・藤原清衡が大規模な整備を行い、東北屈指の仏教文化圏を形成しました。
2011年には「平泉—仏国土を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」としてユネスコ世界文化遺産に登録されています。
境内の金色堂は1124年(天治元年)建立で、内外に金箔が貼られた輝かしい美しさを誇り、藤原三代の遺体が安置されています。
境内には金色堂のほか、国宝の経蔵、重要文化財に指定された讃衡蔵・白山神社能舞台など見どころが多数あります。
月見坂の両側に続く杉並木を歩きながら歴史に思いをはせる参拝は、岩手を代表する体験のひとつです。
2位
毛越寺|岩手県西磐井郡平泉町
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
※11月5日〜3月4日は8:30~16:30
拝観料
高校生400円
小中学生300円
所要時間
住所
アクセス
毛越寺の見どころ
奥州藤原氏二代・基衡から三代・秀衡の時代に整備された浄土庭園は、平安時代の景観を現代に伝える貴重な遺構として特別史跡・特別名勝に指定されています。
大泉が池を中心とした約4万5千平方メートルの広大な庭園は、四季を通じて美しく、春の藤の花や夏のハスが池に映える光景は格別です。
毎年5月下旬に行われる「曲水の宴」は、平安時代の雅楽を背景に和歌を詠む優雅な行事で、多くの見物客が訪れる一大イベントです。
境内には平安時代の礎石が残る常行堂や、重要文化財の仏像を収蔵する宝物館もあり、歴史の重みをじっくりと感じることができます。
3位
盛岡八幡宮|岩手県盛岡市
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
社務所 9:00~17:00
拝観料
所要時間
住所
アクセス
盛岡駅からタクシーで約10分
盛岡八幡宮の見どころ
主祭神は誉田別命(八幡神)で、勝負事や家内安全、商売繁盛のご利益で知られています。
社殿は装飾豊かな権現造で、本殿・幣殿・拝殿が重要文化財に指定されており、江戸時代の建築技術の粋を今に伝えています。
毎年8月に行われる例大祭「盛岡八幡宮例大祭」は、江戸時代から続く盛岡を代表する秋祭りで、豪華な神輿行列や流鏑馬神事が市内を彩ります。
広い境内には多数の末社が点在し、縁結びや学業成就など多彩なご利益を求める参拝者が年間を通じて訪れます。
初詣では岩手県内随一の参拝者数を誇り、新年の賑わいは格別です。
4位
駒形神社|岩手県奥州市
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
社務所 9:00~17:00
拝観料
所要時間
住所
アクセス
駒形神社の見どころ
全国に点在する駒形神社の総本社として知られ、主祭神は天照大御神で、農業・産業・縁結びなど幅広いご利益があるとされています。
本殿は精緻な彫刻で飾られた権現造で、奥州市の重要な文化財に指定されており、近世建築の美しさを今に伝えています。
境内には坂上田村麻呂が東征の際に武運を祈願したという伝説も残り、勝運のパワースポットとしても広く注目されています。
毎年4月の例大祭では神楽や流鏑馬が奉納され、地域住民だけでなく遠方からの参拝者も多く訪れます。
北上川を望む境内は四季折々の自然が美しく、初詣や花見の場としても長年親しまれています。
5位
志和稲荷神社|岩手県紫波郡紫波町
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
拝観料
所要時間
住所
アクセス
東北自動車道 紫波ICから車で約5分
志和稲荷神社の見どころ
主祭神は宇迦之御魂大神をはじめとする稲荷三神で、五穀豊穣・商売繁盛・交通安全の守り神として幅広く信仰されてきました。
境内には樹齢1,000年ともいわれる杉の古木が立ち並び、鬱蒼とした杉並木が神域の荘厳な雰囲気を醸し出しています。
本殿・拝殿は精巧な彫刻を施した江戸期の建築で、緻密な装飾が見る人を魅了します。
毎年2月に行われる「初午大祭」は盛大な祭りとして知られ、県内外から多くの参拝者が訪れます。
無料の広大な駐車場も完備されており、参拝のしやすさも人気の理由のひとつです。
6位
報恩寺|岩手県盛岡市
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
拝観料
所要時間
住所
アクセス
盛岡駅から龍泉洞前行きバスで北山バス停下車、徒歩約3分
報恩寺の見どころ
最大の見どころは羅漢堂に安置された五百羅漢像で、1731年(享保16年)から4年をかけて京都の9人の仏師が制作した499体の木彫像が並ぶ様は圧巻です。
全て寄木造り・漆塗りで作られた羅漢像はそれぞれ表情が異なり、「自分に似た羅漢像を探すと願いが叶う」という言い伝えもあります。
これほど多くの木彫り羅漢像が現存する例は全国的にも珍しく、盛岡市指定有形文化財に指定されています。
静かな境内では、季節ごとに枝垂れ桜や紅葉が楽しめ、歴史ある建物と自然が調和した落ち着いた雰囲気が魅力です。
7位
達谷窟毘沙門堂|岩手県西磐井郡平泉町
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
※11月24日〜3月31日は8:00~16:30
拝観料
中高生200円
小学生以下無料
所要時間
住所
アクセス
平泉駅から岩手県交通バスで約7分
達谷窟毘沙門堂の見どころ
険しい岩壁にめり込むように建てられた朱塗りの堂は、平泉エリアの中でも特に迫力ある景観として知られています。
現在の建物は明治26年(1893年)に再建された5代目で、岩手県の指定文化財に指定されています。
「お札立て」と呼ばれる特殊な御祈祷が行われており、縁切りや厄払いの霊験あらたかなパワースポットとしても有名です。
岩壁には平安時代に刻まれた磨崖仏「岩面大佛」も残されており、古代の信仰の深さを今に伝えています。
境内入口の朱色の鳥居は、寺院には珍しい光景で、神仏習合の歴史を物語っています。
8位
大梅拈華山 圓通 正法寺|岩手県奥州市
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
※11月〜3月は9:00~16:00
拝観料
中学生300円
小人200円
所要時間
住所
アクセス
東北自動車道 水沢ICから車で約23分
大梅拈華山 圓通 正法寺の見どころ
最大の見どころは法堂(本堂)を覆う巨大な茅葺き屋根で、棟高約26メートル・勾配49度・面積720坪という日本最大規模の茅葺き建築は圧倒的な迫力を誇り、国の重要文化財に指定されています。
境内には仏殿・禅堂・庫裏など複数の重要文化財建築が点在し、まるで中世の禅刹に迷い込んだような厳かな雰囲気に包まれます。
深山の清澄な空気の中で座禅体験も受け付けており、心身を整えるための参拝地としても人気です。
秋の紅葉期には茅葺き屋根と色づいた木々が織りなす絶景が楽しめます。
9位
黒石寺|岩手県奥州市
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
※拝観希望の場合は事前連絡が必要
拝観料
中学生以下無料
所要時間
住所
アクセス
JR東北新幹線 水沢江刺駅から車で約15分
黒石寺の見どころ
本尊の薬師如来坐像は貞観4年(862年)造立で、像高97センチの一木造り。銘文が残る「日本唯一の貞観銘仏」として国の重要文化財に指定されています。
また、伝吉祥天像・伝毘沙門天像など複数の平安仏が重要文化財に指定されており、寺院全体がまるで仏像の宝庫のような趣があります。
毎年2月の第3月曜日に行われる「蘇民祭(黒石寺蘇民祭)」は、1000年以上の歴史を持つ奇祭として知られ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
拝観には事前連絡が必要なため、訪問前に寺院へ電話確認することをお勧めします。
10位
三ツ石神社|岩手県盛岡市
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
拝観料
所要時間
住所
アクセス
盛岡駅から徒歩約25分
三ツ石神社の見どころ
「岩手」という県名の起源とされる伝説の地として有名で、昔この地方に悪さをする鬼が住んでおり、三ツ石の神が鬼を捕らえ、二度と悪さをしないという誓いの手形を岩に押させたとされています。
この「鬼の手形」が「岩に手(岩手)」となり、岩手県名の由来になったと伝えられており、県民にとって特別な意味を持つ場所です。
鬼を祓ったことを喜んだ地元の人々が石の周りを踊り回ったのが「さんさ踊り」の起源とも言われ、盛岡を代表するお祭りとも深く結びついています。
境内は小さいながらも静謐な雰囲気があり、地元住民の日常的な参拝が絶えません。
11位
遠野郷八幡宮|岩手県遠野市
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
拝観料
所要時間
住所
アクセス
釜石道 遠野ICから車で約10分
遠野郷八幡宮の見どころ
主祭神の誉田別尊(八幡神)をはじめ、大國主神・事代主神など五柱が祀られており、必勝・商売繁盛・縁結びなど多彩なご利益があります。
境内の「猫神様」は遠野物語にも縁のある猫の霊験にちなんだ珍しい神で、愛猫家からも参拝者が訪れる独特のスポットです。
遠野市はかっぱや座敷童など民話の里として知られており、八幡宮もその神秘的な雰囲気の中に溶け込んでいます。
9月の例大祭では流鏑馬神事が行われ、境内に多くの人が集まります。
四季折々に変化する境内の自然も見どころで、秋の紅葉は特に美しいと評判です。
12位
卯子酉神社|岩手県遠野市
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
拝観料
所要時間
住所
アクセス
遠野駅からタクシーで約5分
卯子酉神社の見どころ
「遠野物語拾遺」にも記された神秘的な伝承を持ち、昔この地の大きな湖の淵の主に願をかけると男女の縁が結ばれたとされています。
縁結びの参拝方法が独特で、境内の木々に張り巡らされた赤い布を「利き手と逆の手だけ」で結べれば恋愛が成就すると言われており、多くの縁結びを願う参拝者が訪れます。
手を使わずに一人で結ぶのは難しく、友人や恋人と協力したくなる体験型の参拝が楽しめます。
静かな川のそばにある小さな社殿の周囲は赤い布で彩られ、独特のロマンチックな雰囲気が漂います。
遠野の民話の世界観を感じられる、全国的にも珍しいユニークな縁結びスポットです。
13位
早池峰神社|岩手県花巻市
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
社務所 9:00~17:00(季節変動あり)
拝観料
所要時間
住所
アクセス
花巻駅からタクシーで約1時間(山間の神社のため車でのアクセスを推奨)
早池峰神社の見どころ
主祭神は瀬織津姫(せおりつひめ)で、水の神・禊の神として縁結びや家内安全に霊験あらたかとされています。
本殿は慶長期の堅実な手法による建築で、内陣柱を中心とした軸組や軒回りの彫刻・装飾が残されており、岩手県指定有形文化財に指定されています。
境内では早池峰神楽の奉納が行われることがあり、国の重要無形民俗文化財に指定された神楽は力強さと幽玄さを兼ね備えた芸能として全国的に名高いものです。
花巻市の山深い場所にあるため、訪れること自体が一種の山岳信仰的な体験となり、新緑や紅葉の美しい自然の中で清々しい参拝ができます。
14位
成島三熊野神社・毘沙門堂|岩手県花巻市
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
拝観料
所要時間
住所
アクセス
東和ICから車で約10分
成島三熊野神社・毘沙門堂の見どころ
境内の毘沙門堂には、室町時代後期に制作された「兜跋毘沙門天立像(とばつびしゃもんてんりゅうぞう)」が安置されています。
この像は像高3.59メートル・総高4.73メートルという木造毘沙門天として日本最大級の規模を誇り、国の重要文化財に指定されています。
足下に地天女・邪鬼を踏みつけた堂々たる佇まいは見る者を圧倒し、厄除け・勝運のパワースポットとして多くの参拝者が訪れます。
毎年5月に行われる「毘沙門まつり・全国泣き相撲大会」は、生後1〜2歳の赤ちゃんが泣いた方が強いとされる楽しいイベントで、子授け・子育ての御利益も授かれます。
15位
八葉山 天台寺|岩手県二戸市
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
11〜3月 8:30~16:00
拝観料
中学生以下無料
所要時間
住所
アクセス
IGRいわて銀河鉄道 二戸駅からバスで約25分、天台寺バス停下車後徒歩約30分
八葉山 天台寺の見どころ
本尊の聖観音立像と十一面観音立像は、いずれも平安中期に制作された木彫仏で、国の重要文化財に指定されています。
境内の桧皮葺の本堂も重要文化財で、古刹の風格を今に伝えています。
作家・瀬戸内寂聴尼が1988年から住職を務めたことで広く知られるようになり、法話を求めて全国から多くの参拝者が訪れるようになりました。
初夏に境内を埋め尽くすシャクナゲの花は圧巻で、例年5月〜6月頃に見ごろを迎えます。
二戸市の清らかな自然の中に佇む境内は、四季を通じて心が洗われるような清々しい雰囲気に包まれています。
16位
丹内山神社|岩手県花巻市
ご利益
御祭神
創建
参拝時間
拝観料
所要時間
住所
アクセス
東和ICから車で約15分
丹内山神社の見どころ
承和年間(834〜847年)に弘法大師の弟子・日弘によって創建されたと伝えられ、アラハバキ大神をはじめ天地創造の根源的な神々が祀られています。
境内最大の見どころは御神体とされる巨大な「胎内石(たいないいし)」で、高さ約8メートルに及ぶ巨石は独特の形状から子宝・縁結びのご利益があるとして崇められてきました。
境内には「丹内山神社七不思議」と称される神秘的な伝承が数多く残り、御神木の爺杉根株や龍神の石組みなど見どころが点在します。
訪れる人が少ない静寂な境内は、スピリチュアルな雰囲気が漂い、パワースポット愛好家からも注目される隠れた名所です。

